会社の経営が軌道に乗ってきて資金の余裕が出てきた法人のお客さまから、医療保険を法人で活用する方法について相談を受けます。
一口に医療保険と言っても、経営者の方のためと、従業員の福利厚生のためとでは、活用法が違ってきます。
というのは、医療保険には、保障が一生涯続いて保険料が変わらない「終身医療保険」と期間が短期で更新ごとに保険料が上がる「定期医療保険」とがあります。いずれも、保険料全額を損金算入でき、会社を守り発展させていくのに大いに役立つ可能性があるものです。ただし、それぞれ使い道が違うので、注意が必要です。ごく大雑把に言ってしまうと終身医療保険は経営者の方向け、定期医療保険は従業員の福利厚生向けとして使うのがおすすめです。
この記事では、医療保険の法人向けの3通りの活用法について説明します。