がん保険の3つの落とし穴に要注意!加入前に絶対確認すべきポイント

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がん保険 落とし穴

「がん保険の免責期間があることを知らず、保険の切り替えに失敗した…」思い込みや勘違いで保険に関するさまざまなことで損をすることはたくさんありますし、見えないところに多くの落とし穴はあるものです。

保険契約の取り決めはすべて約款に記載されていますが、すべて読む人はあまりいないと思います。

自分の加入する保険をよく知ることは重要です。約款をすべて読まなくてもがん保険に加入する際の注意点と確認点の簡単なポイントを押さえておくだけで、「保険に入って損した…」ということは起こりません。

今日はがん保険独自の注意点についてお伝えします。がん保険を加入している人や保険の見直しを検討されている方は、是非最後までご覧ください。

がん保険の「3つの落とし穴」

がん保険は「がん」しか保障の対象とならないため、医療保険などにはない注意点があります。加入をするときに必ず確認しておかなければいけないことを順番にお伝えしていきます。

がん保険に加入する際、注意と確認しておきたい3つの落とし穴は以下のようになります。

1.免責期間の落とし穴
2.給付金の落とし穴
3.過去にがんになった人の注意点

それでは詳しく解説していきます。

1. 免責期間の落とし穴

1つの目の落とし穴はがんの「免責期間」。この免責期間は医療保険などにはないがん保険特有の注意点です。
実際に免責期間を知らなかったために、新しい保険の切り替えに失敗してしまったという話をよく聞きます。
そんなことにならないよう、加入する前に必ず知っておきましょう。

1-1. 免責期間に注意する

生命保険は契約して1回目の保険料の払い込みがされてから保障が始まりますね。
この保障がスタートする日のことを「責任開始日」といいます。

しかし、がん保険の場合は少し異なっており、ある期間にがんになっても保障がおりない「待ち期間」というものがあります。「待期期間」「不填補(ふてんぽ)期間」とも呼ばれており、保障を受けることができない期間を指します。

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がん保険の場合は「申込書の提出→健康状態の告知→1回目の保険料の払い込み」の要件を満たし、90日経過しなければ保障期間が開始されません。万が一、この待ち期間にがんと診断されるようなことがあれば、契約が無効となってしまいます。

1-2. なぜ待ち期間があるの?

一言でえいば、保険を悪用されないためです。

がんを発病した人は自覚症状がないケースが多く、健康状態の告知段階では本人も知らなかったということがあります。また、「がんが発病したかもしれない」と不安に感じた人ががん保険に加入したがる傾向があります。

そこで90日間及び3ヶ月の免責期間を設け、様子を見ることで契約の公平性を維持するという意味も兼ねているのです。最近では入院給付金・手術給付金・通院給付金において待ち期間がないタイプの商品もあります。

1-3. 免責期間の落とし穴はここに注意する!

  1. がん保険に入る前に90日間の「待ち期間」があることについて理解してから加入する
  2. がん保険でも待ち期間がないタイプの商品もある。
  3. がんと診断された場合でも保険金が受取れない場合もある。
  4. 医療保険でも免責期間があるタイプの保険もある。

2. 給付金の落とし穴

がん保険は「がん」に特化した商品ですね。保障の範囲が「がん」のみに絞っていることから、契約者が支払う保険料は比較的安く、万が一がんになってしまっても100万円などの一時金がおりるなど保障が手厚いのが特徴です。

しかし一方で、「がんになったのに、給付金がもらえない」というトラブルもあり、中には裁判に発展することもあります。

2-1. 「診断給付金」の支払い条件と回数を必ず確認

がん保険で最も重要かつ金額が大きい診断給付金。
診断給付金はがんと診断されたら1回だけしか給付金がおりないものが多いです。2回目以降の給付金があるものもありますが、別の部位のがんでなければおりないものや、入院を給付の条件とするものもあります。

また、がんの再発・転移などが見つかり、2回目以降は最低でも「2年以上経過している場合に限り有効」としている場合が多いです。がんを患った場合、定期的に検査をするので、がんの再発・転移は2年以内に見つかる確率が高いです。その場合は「2年以上経過」という給付条件に当てはまらないので、複数回にわたり給付金を受け取ることができませんので気を付けておきたいポイントです。

2-2. 上皮内新生物で支払われるかを確認

上皮内新生物(初期がん)は給付金の支払い対象にならない場合があります。また、上皮内新生物は悪性新生物と比べ3年後の生存率が100%であることから、給付金の支払い額が10%や50%程度になります。

商品によっては上皮内新生物でも満額の給付金がおりる商品もありますので、加入の前に必ずチェックしておきましょう。

※上皮内新生物…粘膜の上の層にある上皮の内側にがんができている状態で「初期状態のがん」のことをいいます。主に台帳の粘膜や子宮頚部にできます。

上皮内新生物についてわかりやすくまとめた記事:「上皮内新生物とは?がん保険に加入するとき知っておくべき基礎知識」もご覧くださいね。

2-3. がんになっても給付金を受け取れないケース

がん保険は、がんになったことがなければ比較的入りやすい保険ですが、加入できても必ずしも保険金が受取れるわけではありません。以下のような場合、がんと診断されても保険金が受取れない可能性があります。

  1. 上皮内新生物が保障されないタイプの保険だった
  2. 保険の責任開始日前にがんと診断された
  3. 保険契約の前にがんを発症していた
  4. 保障内容の条件を満たしていない
  5. 告知義務違反があった
  6. 保険の契約が失効していた
  7. 重大自由や免責事項に該当していた給付金を請求していない
  8. 給付金を請求していない

とくに8番はきちんと請求すれば保険金がおりる可能性が高いので、きちんと請求を行いましょう。
保険金の請求方法については必ず確認しておきたい医療保険の給付金請求方法の5つのステップで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

2-4. まとめ:給付金の落とし穴はここに注意する!

  1. がん診断一時金は1回かそれとも複数回給付を受けられるのか?
  2. 上皮内新生物でも給付金は支払われるか?
  3. がん診断一時金がおりる条件を確認しておく
    (がんと診断された時点でおりるのか、入院をもって給付金が支払われるのかなど)

3. 過去にがんになった人の注意点

過去にがんと診断された方は、基本的にがん保険に加入することができません。
しかし現在は、様々な保険会社からがんになった人でも加入することができる保険商品が発売されています。

しかし、加入には条件をクリアしなければなりません。
とある保険会社の健康条件を例に挙げてみましょう。

条件1.最近6ヶ月以内に、病気を原因として、入院または手術を受けたことがある。または、最近6ヶ月以内に、病気を原因として、医師による検査または診察を受け、入院または手術をすすめられたことがある。
条件2.過去2年以内に、がんで入院したこと、または手術を受けたことがある。
条件3.過去2年以内に、がんまたは以下の病気と医師に診断されたことがある。
(肝硬変・肺気腫・肺線維症・塵肺・再生不良性貧血・骨髄異形成症候群)
条件4.女性の場合、現在、次の症状がある。
(乳房のしこり・乳腺から異常な分泌物や出血)

男性の場合には条件1~3までに「いいえ」、女性なら4つすべてに「いいえ」が当てはまれば加入することができるということになります。

以上が加入条件としているところが多いです。
がんになってしまった人から見れば、がんになった人でも加入することができるがん保険があることは、とても心強い存在だと思いますが、毎月支払う保険料が高いということは経済面が苦しくなります。従って、がん保険は健康なときに加入しておくと良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?がん保険は他の保険にはない特有のルールがあります。これから新規で加入を検討されている人またはこれから見直しを考えている人は以下の3点を必ず確認してください。

  1. がん保険の免責期間
  2. 診断給付金の支払要件
  3. 新規でがん保険に加入ができるか?

この3点は商品によって違いますので商品を比較するときは必ず頭に入れておきましょう。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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