医療保険の払込期間|判断するとき知っておきたい4つのポイント

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最近の医療保険は保障が一生涯続く終身医療保険が主流となってます。そして終身医療保険に加入するときには、保険料の払込期間をどれぐらいで設定すればいいのか迷う方が多くいらっしゃいます。

例えば、払込期間を60歳に設定すれば、60歳まで保険料を払えば、その後保険料の支払いをせず、一生涯保障が続いていきます。しかし、その場合は、保険料は高くなります。

そこで、この記事では医療保険の払込期間を判断するために

  • 払込期間を決める上で重要な平均寿命
  • 終身払いと短期払いのメリット・デメリット
  • 終身払いと短期払いのシュミレーション
  • ライフプランによって払込期間を決まる

をお伝えします。

どうすればいいのか迷っている人は是非参考にしてください。

はじめに:医療保険の保険期間と払込期間とは

保険期間とは契約による保障が続く期間のことを言います。この期間内に発生した入院や手術に対して保険会社は給付金を支払います。

払込期間とは、契約者が保険料を支払う必要がある期間をいい、例えば保険期間が一生涯続く終身保険の場合、払込期間をいつまでにするのか設定することができます

つまり、払込期間を60歳までにすれば、その後保険料を支払わず、一生涯保障が続くということになります。それでは医療保険の払込期間の決め方をお伝えしていきますが、現在主流になっている終身医療保険を元に解説していきます。

1. 払込期間を決める上で重要な平均寿命

終身医療保険の保険料払込期間を決めるときに知っておきたいのが平均寿命です。終身医療保険の場合、保険料を支払っている間は保障が切れることはありません。終身払いの場合、生きている間ずっと保険料を支払っていきますが、払込期間を短く設定すれば、そこまで保険料を支払えば、その後は保険料を支払わず保障はずっと続いていきます。

よってどちらを選択するか決める上で、重要なのはいつまで生きるかです。もちろん自分の寿命はわかりませんが、平均寿命という形で参考にする統計はあります。

厚生労働省平成26年の簡易生命表の概況によると平成26年における日本の平均寿命は

  • 男性:80.50歳
  • 女性:86.83歳

となります。そして年々平均寿命は増加しています。後ほど平均寿命まで生きた場合のシュミレーションを行っておりますので、是非ご覧ください。

2. 終身払と短期払のメリット・デメリット

終身医療保険の場合、一生涯保険料を支払う「終身払」と短く払込む「短期払」があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので簡単に解説しておきたいと思います。

それでは見ていきましょう。

2.1.終身払のメリット・デメリット

メリット1:保険料が安く設計できる

後ほど比較をしていますが、月々の保険料は終身払いのほうが安くなります。現在の負担が大きいと感じている人は終身払いを選択することによって保険料負担を軽減できます。

メリット2:将来見直しが必要となった場合でも対応しやすい

上記でお伝えしたように終身払いのほうが、保険料が安いので、見直しがしやすくなります。仮に新たな医療保険が発売され、そちらに見直しをしても、元々の保険料が安いので、見直しはしやすくなります。

デメリット1:一生涯にわたって、保険料を払い込む必要がある

終身払いは文字通り保険料の支払いが一生涯必要になります。老後も保険料負担が必要となり、定年退職をして老後の生活になった後も保険料を払い続けないといけないのは終身払いのデメリットとなります。

デメリット2:老後も保険料を払い続けるので長生きリスクがある

老後の課題として長生きリスクがあります。医学の進歩、健康志向などによりこれからますます長生きする時代になりましたが、長く生きればお金が必要になります。潤沢に老後資金を準備をしている人は問題ありませんが、年金生活になり、貯蓄が取り崩されている状況でずっと保険料を払い続けるのはリスクがあります。

2.2. 短期払のメリット・デメリット

メリット1:保険料払込総額が終身払に比べて少なくなる可能性が高い

保険料払込総額は短期払いのほうが、割引になり、少なくなる可能性があります。ただ、いつまで生きるかわからないので正確ではないですが、仮に平均寿命まで生きた場合には保険料支払総額が少なくなるようになっています。後ほどの比較シュミレーションを参考にしてください。

メリット2:払込期間以降は、保険料の支払いが不要なので安心

短期払いの大きなメリットは設定した期間まで保険料を払えば、その後保険料を支払わず、保障が続いていくことです。老後に収入が少なくなった後に保険料を支払わなくていいのは精神的にも、楽になり安心です。

デメリット1:終身払に比べて、月々の保険料は高くなる

短期払いの大きなデメリットは月々の保険料が高いことです。払込期間をどれくらいに設定するかによって保険料が大きく違いますが、将来の負担は減りますが、逆に今の負担は大きくなるので、現在支払いができる保険料で設定ましょう。

デメリット2:払込期間中に見直しをした場合保険料の総額が多くなる

短期払いは終身払いに比べて保険料が高くなるので、見直しなどにより途中で解約すると損をしてしまします。将来保険料を支払わなくていいように短期払いで設定をしているので、できるだけ途中で解約せず、続けるのを前提に考えましょう。

3. 終身払と短期払の比較シュミレーション

続いては実際に払込期間によるシュミレーションを行っていきます。シンプルな終身医療保険で見ていきます。

以下の内容で比較していきます。

・35歳男性
・入院日額10,000円
・先進医療特約

【保険料】
・終身払:3,212円
・60歳払済:5,056円

※実際の保険料は、保険会社や保障内容によって変わってきます。

それでは60歳時点、74歳時点、80歳時点での各保険料払込総額で、比較シュミレーションを行います。

60歳時点

  • 終身払:3,212円 × 12ヶ月 × 30年間 = 1,156,320円
  • 60歳払済:5,056円 × 12ヶ月 × 30年間 = 1,516,800円

1,516,800(60歳払済) - 1,156,320(終身払) = 360,480円

74歳時点

  • 終身払:3,212円× 12ヶ月 × 39年間 =1,503,216円
  • 60歳払済:1,516,800円

1,516,800円(60歳払済) -1,503,216円(終身払)=13,584円

80歳時点※男性の平均寿命

  • 終身払:3,212円× 12ヶ月 × 45年間 = 1,734,480円
  • 60歳払済:1,516,800円

1,516,800円(60歳払済)-1,734,480円(終身払) =△217,680円

この場合は、74歳以降も保険料を払い込むと、総額払込保険料が60歳払済を超えてくることになります。

そして、60歳以降も、3,212円の保険料を払い込む必要があります。今回男性で比較致しましたが、平均寿命の長い女性の場合(約87歳)は、払済タイプを選ばれる傾向にあります。とはいえ、先ほどもお伝えしたように払済タイプが必ず良いかというと、見直しがしにくいというデメリットもありますので、どちらが良いかは、メリット、デメリットをよく理解した上で、選択してください。

4.ライフプランによって払込期間を設定する

払込期間はどちらが正解かはわかりません。ただ、決める上で考えていただきたいのが、自分のライフプランと現在の家計への負担、両面から考えることです。そうすることによって自分にとって最適な払込期間が見えてきます。家計により収入・支出の額は人それぞれであり、保険料に対する考え方も人によって違うため、自分にとってどちらがいいのか考えて判断しましょう。

払込期間の選び方は以下4つになります。

4.1. 収入があるうちに保険料の支払いを終えておく

短期払いで1番多いのが、払込期間を退職の年齢である60歳までもしくは65歳までに設定します。老後に支払保険料を残したくないことから、退職時期を設定します。

特に20代~30代の人は60歳までまだ期間があるので保険料がそれほど高くはなりません。老後に不安を抱えている人は保険料払込期間を60歳までもしくは65歳で設定しましょう。

4.2. 支出がピークを迎える前に支払いを終えておく

子どもを育てる場合は、どうしても一定の時期に教育費の負担が大きくなります。これはあらかじめわかっていることであり、大変な時期もおおよそ検討がつきます。であれば、教育費の負担が大きくなる前に保険料を払い終えておこうという考えもできます。

例えば、40歳女性で現在子どもがいない場合、払込期間を55歳に設定しておくと、これから子どもができても高校に行く前には保険料を払い終えるので、教育費負担の大きい時期と重ならずに済みます。

4.3.保険料の負担が大きい場合は終身払を選択する

短期払いのほうが老後の負担が少ないですが、現在の生命保険を初め、支出を考えたときに負担が大きい場合は終身払選択したほうがいいでしょう。先ほどのシュミレーションでも行ったように年齢にもよりますが、医療保険は保険料がそれほど大きくなりません。例えば3,000円くらいであれば老後の生活から出すことは可能だと思いますので、現状の生活が苦しい場合は終身払を選択しましょう。

4.3.手元の余裕資金で一括払いをする

超低金利により、安定して大きく増える金融商品がほとんどありません。そこで保険料を前倒しで払うことができます。将来のお金を貯めていくことも重要ですが、お金があるうちに将来の出費を抑えておくのも同じくらい重要となります。一括して払ってしまえば、その後保険料を払わず一生涯医療保険を得ることができます。

まとめ

医療保険の払込期間は基本的に早く払込む方が得です。ただし、自分のライフプランを検討した上で、判断しましょう。老後のためにお金を貯めている人は沢山います。もちろん将来のためにお金を貯めることは重要です。

ただ、将来の出費を抑えるのも同じぐらい大切なことです。もし保険料を払う余裕があるのであれば、老後の医療保険を確保するためにできるだけ短期払いにしておくのをおすすめします。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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