三大疾病とは?保険に入る前に知っておきたい基礎知識と参考データ

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3大疾病

国民病とも呼ばれている三大疾病。
三大疾病は日本人の死亡順位ワースト3を占めており、主に「がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中」のことを指します。

三大疾病で入院や治療を行う場合、他の病気と比べて入院は長期化しやすく、医療費も高額になるおそれがあります。
トータルで数百万円の医療費がかかってしまうことも…。

貯蓄から支払える範囲の金額なら良いですが、このように数百万という大金を右から左に払える人はいないと思うので、保険をかけてリスク対策をしておきたいところです。

そこで本日は三大疾病についてお話したいと思います。
三大疾病で死亡する割合や入院日数、医療費など保険を検討するときに必ず知っておかなければならない知識ばかりですので、しっかりと確認しておきましょう。ぜひ最後までお読みくださいね。

1. 三大疾病ってなに?

三大疾病とは以下の病気のことをいいます。

・がん(悪性新生物)
・急性心筋梗塞
・脳卒中

これらは普段の生活習慣が原因で病気が発症したり進行すると考えられています。
偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など毎日の生活の積み重ねによって引き起こされます。

しかもこれらの病気は自覚症状がなく、長い年月を経てから病状が現れるのが特徴です。

日本人の食の欧米化が進み、10年前と比べ魚や野菜を食べる量が減り、代わりに肉食が1割増えていることも原因の一つとして挙げられており、「野菜の摂取量が少ないと生活習慣病の発症リスクが高まる」とされています。
また、食生活はがん発生原因の30%に関わっているとの報告もあります。

2. 三大疾病の死亡率は約55%

先ほど三大疾病は死亡順位の1・2・3位を占めているとお伝えしましたが、実際に死亡する割合はどれくらいなのでしょうか。
こちらの円グラフをご覧ください。

3大疾病で死亡する割合

全体の死因では三大疾病が約55%を占めているのがわかります。
年齢が上がれば三大疾病の割合も高く、年齢が下がれば三大疾病の割合も下がります。

なお、死因順位が脳血管疾患に続く「肺炎」、「不慮の事故」も三大疾病に関連していることが多く、実際の発生率はデータの数値よりも高いのではないかと推測されます。

また2014年のがん統計予測では、予測がん罹患数は約882,000例(男性:502,000例・女性:380,000例)で、予測がん死亡数は、約367,000例(男性:218,000例・女性:150,000例)となっています。

どの部位のがんが一番予測罹患数が多いか・予測死亡数が多いか、気になる方は、「2014年がん統計予測」をご覧ください。

3. 三大疾病の入院日数はどれくらい?

実際に三大疾病になってしまったら、入院日数はどのくらいになるのでしょうか。

3-1. 入院日数は30日以内で退院している場合が82.4%

こちらのグラフをご覧ください。

退院患者数の構成割合 (1)

これは実際に患者さんの入院期間の総数をまとめたものです。2週間以内に退院している人は66%、1ヶ月以内に退院している患者数も含めるとなんと82.4%にもなります。入院日数が短期化していることがわかりますね。

3-2. 三大疾病は入院が長期化する可能性がある

では病気別にみた退院患者平均在院日数はどうでしょうか。
こちらのグラフをご覧ください。

主な病気の平均入院日数

総数が32.8日対して、三大疾病のひとつ「脳卒中」はかかった場合、長期の入院が懸念されます。

※上記表の「平均在院日数」とは、調査期間中の退院患者について病気別・年齢別条件によりそのときの入院期間を単純に平均化したものであり、病気別の完治までの平均入院日数ではありません。

4. 三大疾病になったら治療費はいくらかかるの?

他の病気の中でも、入院が長期化する傾向にあり、医療費負担も大きくなりがちな三大疾病と呼ばれる、「がん(悪性新生物)・急性心疾患・脳卒中」。
実際に病気にかかってしまった場合、いくらの医療費がかかるのでしょうか。

4-1. がん(悪性新生物)

全日本病院協会の調査によると、胃がんの医療費総額は約121万円となっています。
このうち3割が自己負担で、80,100円以上かかった分については一定の割合で払い戻されます。
保険適用外の費用としては差額ベッド代と食費(1食あたり260円)・交通費などがあります。

結腸がんの場合は医療費総額が約118万円、肺がんの場合は約110万円となっており、医療費が高額になるおそれがあります。

がんの治療費についてはがんの治療費はいくらかかる?で詳しくお伝えしています。

4-2. 急性心疾患

狭心症・心筋梗塞など血管や心臓の病気で、高度な技術を必要とする手術を行う可能性があります。
厚生労働省の「社会医療診療行為別調査」によると、1日あたりの入院費用は約4.3万円、在院期間のトータルでは約86万円にも上ります。

4-3. 脳卒中

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などで脳に障害を与える病気で、急激に症状が出るものも多いのがこの病気の特徴です。
一命を取りとめても、からだの麻痺や言語障害・意識障害が残ることが多く、長期間のリハビリが必要な場合もでてきます。

厚生労働省「社会医療診察行為別調査」によると、1日あたりの入院費用は約2万円、在院期間のトータルでは約200万円にも上ります。

5. 注意!保険金支払いの条件は「特定の状態」になったとき

さきほど三大疾病は入院が長期化しやすく、医療費も高額になるおそれがあることをお伝えしました。そこで民間の保険には三大疾病になった時に数百万の一時金が支払われる保険があります。保険会社によって名前は違いますが、「三大疾病保障保険」「特定疾病保障保険」と表現されるものです。

しかしこの保険のほとんどは、対象となる疾病と診断されるだけでは保険金が支払われません。
保険金が支払われる条件としては、ある「特定の状態」になったときです。

では「特定の状態」とはどんな状態であるときなのでしょうか。
とある保険会社の三大疾病保障保険を例にみていきましょう。

・がん(悪性新生物)
被保険者が、責任開始日以降に生まれて初めて悪性新生物に罹患し、医師によって診断確定されたとき。
(ただし、上皮内がん(大腸の粘膜がんを含む)、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんはのぞきます。)
責任開始日から90日以内に罹患した乳がんも対象外です。
・急性心筋梗塞
責任開始日以降の保険期間中に急性心筋梗塞を発病し、その疾病により初めて医師の診察を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき。
・脳卒中
責任開始日以降の保険期間中に脳卒中を発病し、その疾病により初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断したとき。

いかがでしょうか。
がんは「今までがんにかかったことがない」という方でないと保障の対象になりませんし、上皮内新生物などは保障されません。

急性心筋梗塞・脳卒中ともに60日以上の労働制限や障害などの後遺症が残った場合に保障がおりる条件になっています。
しかも急性心筋梗塞は「狭心症」、脳卒中では「くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞」以外の脳血管疾患は含まれません。

このように保険に加入すれば「三大疾病になったときでも安心」と思われますが、実際には保険金の支払い条件がかなり厳しいことがわかります。

そんな中、最近ではこうした条件を緩和した保険も増えてきています。
がんでは上皮内新生物であっても保険金額の10%を一時金として受け取れたり、急性心筋梗塞・脳卒中では「所定の状態が継続」したときだけでなく、「治療のための手術」を受けたときも保険金を受け取れるというものです。

三大疾病の保障を考えるときは、どういう状態になったら保険金が支払われるのか必ず確認しましょう。

6. 三大疾病保障保険(特約)の加入率は33.7%

この保険は「がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中(三大疾病)」と診断され、一定要件を満たすと数百万円の一時金が支払われます。
民間の生命保険会社やJA(農協)、生協・全労済で取り扱っている特定疾病保障保険(特約)の加入率は33.7%となっています。また、民保は29.3%となっています。

特定疾病保障保険-特定疾病保障特約の加入率
時系列でみると、全生保・民保ともに増加傾向が続いているのがわかります。

まとめ:これだけは抑えておきたい6つのポイント

ここでおさらいです。
以下のポイントをしっかりおさえておけば大丈夫です。

1. 三大疾病について

・三大疾病は「がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中」である。
・三大疾病は生活習慣が原因で病気が発症したり、進行すると考えられている。
・自覚症状がなく、長い年月を経てから病状が現れるのが特徴である。

2. 三大疾病の死亡割合について

・全体の死因では三大疾病が約55%を占めている。
・年齢が上がるにつれ、三大疾病のリスクも高くなる。
・2014年のがん統計予測では、罹患数が約88万人、死亡数が37万人という予測もでている。

3. 三大疾病の入院日数について

・30日以内に退院している場合が82.4%
・三大疾病(特に脳卒中)は入院が長期化するおそれがある。

4. 三大疾病の医療費について

・がんは部位によっては医療費が100万円をこえる。
・脳卒中・急性心疾患は救命救急処置や危険な部位への手術が必要な場合が多いため、医療費が高額になりやすい。
・医療費以外にも、差額ベッド代・食費・交通費などが別途かかる。(保険適用外)

5. 三大疾病の保険金について

・保険金支払いの条件は「特定の状態」になったときである。
・保険金の支払い条件はかなり厳しい。

6. 三大疾病保障保険(特約)の加入率について

・加入率は33.7%
・全生保・民保ともに増加傾向が続いている。

以上のことをしっかりおさえておきましょう。

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