生命保険の必要性|検討する前に考えて欲しい3つのこと

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あなたは生命保険は本当に必要なのか疑問をお持ちで調べていることでしょう。

残念ながら、保険会社や業界の怠慢で、「保険は無理やり無駄なものに入らされる」というようなネガティブなイメージがあります。保険業界の人間ですら、その本質を理解されている人が少ないのが現状です。

それでは、その本質とは何なのか?

それは、「万が一のことがあっても、愛する家族を守る」ということです。私たちは、まさにこのために生命保険を扱っています。

そこで、この記事では生命保険の本当の意義を考えて頂くために、

  • 生命保険を検討する前に知っておくべきこと
  • 一般的なご家庭の保険加入時と未加入時のシミュレーション
  • 生命保険で保障すべき金額についての考え方

をお伝えします。

この記事を読んで頂ければ、生命保険が本当に必要なのかどうか正しい判断ができるようになります。私個人は、ぜひ加入していただきたいと考えていますが、この記事を読んで逆に不要だと結論する方もいらっしゃるでしょう。いずれの結論になるにせよ、ご自身で考えて頂くことが重要です。

そのために、是非最後までご覧ください。

1. 生命保険を検討する前に最低限知っておくべき2つのこと

生命保険の話をする前に、知っておいていただきたいことが2つあります。それが、

  • 遺族年金制度という制度があること。
  • 若い間に亡くなってしまう確率は低いこと。

です。

このことを知っていなければ、生命保険を無駄なく活用することはできません。そこで、まずは、この2つについて解説させていただきます。

1.1. 遺族年金制度からいくら貰えるか?

生命保険を検討する前に、知っておくべきなのが、遺族年金制度です。これは、大黒柱であるご主人様が万が一、亡くなった場合に、奥様に対して、子供が18歳になるまで支給される公的年金です。

遺族年金には、

  • 遺族基礎年金
  • 遺族厚生年金
  • 遺族共済年金

の3つがあります。

どの遺族年金を受け取れるかについては、亡くなった人の職業によって異なります。また、遺族年金をもらえる遺族の範囲も年金の種類によって異なります。このサイトをご覧の多くの方は、サラリーマンだと思います。サラリーマンの場合は、遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給されます。

例えば、子ども1人のサラリーマン世帯の場合、遺族年金から約161万円(月々約13万円)支払いを受けることができます。

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このように民間の生命保険にまったく加入していなかったとしても、一定の生活費として遺族年金より保障を受けることができます。

なお、自分がどれぐらいの遺族年金を受け取れるかは、日本年金機構の『遺族年金』のページでご確認ください。ご自分で計算することが難しそうな場合は、保険の営業の方や、ファイナンシャルプランナーに必ず、厳密に計算してもらうようにしてください。

この額を明確に出さなければ、生命保険で本当に必要な保障額を知ることはできません。

1.2. 若い方の死亡率は非常に低い

次に、まだ若いうちに亡くなる確率はどれぐらいなのかを確認しておきましょう。厚生労働省の平成27年人口動態統計月報年計によると年齢別の死亡率は以下のようになります。

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このように35歳男性の場合死亡率が0.06%となり、つまり10,000人のうち年間6名が死亡することになります。そして年齢を追うごとに確率は上がっていき、上の表にはありませんが70歳以降になって死亡率は跳ね上がっていきます。日本人の平均寿命は80歳を超えているので、妥当な数字だと言えます。

このように、若いうちに亡くなる確率は非常に低いと言うのが事実です。そのため、生命保険は必要ないと考える方もいらっしゃることでしょう。

しかし、明日万が一のことが起きるということは、絶対にないとは言えません。そして、例え確率が低いとしても、例えば自分が死んでしまえば、それまで幸せに暮らしていた家族は、それ以降、経済的にとても苦しくなってしまうのです。当たり前のことですが、不幸なことが起こってしまったご家族に生命保険が降りるように手続きをする時は、皆様がとても大きな悲しみの中にあり、それどころではありません。

しかし、日を置いて、訪問させて頂くと、皆様が「生命保険があって本当に良かった。」と仰います。ご主人様はもういらっしゃいませんが、それでもご主人様がそれを残していってくれたということが、大切な思い出にもなっているようです。個人的な意見で恐縮ですが、このように何があっても愛する家族を守るというのは、男としての責任だとも私は考えています。

もちろん、人それぞれ意見は様々です。しかし、この記事をご覧頂いたというご縁もあると思いますので、その必要性を、再度考えてみていただければ嬉しく思います。

2. 生命保険に加入時と非加入時のシミュレーション

さて、ここからは実際に、一家の大黒柱に万が一が起こった場合に、一家の家計がどうなるのかを具体的に見ていきましょう。

ここでは、以下のご家庭を元にシュミレーションを行います。

  • ご主人様:35歳(会社員)
  • 奥様:35歳(専業主婦)
  • お子様:3歳
  • 世帯年収:500万円(月収約35万円)
  • 貯蓄:200万円

シミュレーションは、3つのパターンを用意しています。

  • ご主人様が元気に暮らせた場合
  • ご主人様に万が一のことが起きて、生命保険に加入していなかった場合
  • ご主人様に万が一のことが起きて、生命保険に加入していた場合

なお、注意点として、これからのシミュレーションの中では、貯蓄の増減は、「収入-支出」とはズレがあります。なぜなら、通常、家計では使途不明金と言って、何に使ったか覚えていない支出があるからです。通常、年間収支の60%が、この使途不明金としてなくなっていきます。

家計簿を付けている方は、こうはならないと思いますが、そうでない方は一度家計簿をつけて見てください。どれだけ多くの額を使途不明金として支出してしまっているかを知って、愕然とされる方は少なくありません。

話が横道に逸れてしまいましたが、早速シミュレーションを見ていきましょう。

2.1. 元気で老後まで暮らせた場合のシミュレーション

まず、ご主人様が、何事もなく元気で過ごせたケースです。以下のグラフをご覧ください。

縦軸はお金を表していて単位は万円です。横軸はご主人様がご存命の場合の年齢です。そして、棒グラフの青い部分は年間収入で、緑の部分は年間支出を表しています。黄色の線グラフは預金残高の推移を表しています。

ご覧のように、ご主人様が健康に過ごせた場合、お子様が大学を卒業する年齢になるまで、家計の貯金は常にプラスの状態を維持することができます。また、お子様が大学に通っている4年間以外は、毎年の収支もプラスになります。

さらに、54歳以降は、お子様が独立されて、ご主人様と奥様の2人での生活になります。そのため、支出は下がりますので、暮らしを買えなかった場合、貯蓄がたまるスピードが上がっていきます。そのままだと65歳には貯蓄が2000万円以上貯まっており、毎年旅行に行ながら老後も安心して生活が送ることができます。

2.2. ご主人様に万が一があった場合のシュミレーション

次に、あってはならないことですが、ご主人様が35歳の時に亡くなってしまったケースを見ていきたいと思います。以下のグラフをご覧ください。

先ほどと同様に、縦軸はお金を表していて単位は万円です。また、右側の縦軸に新たに数字が追加されています。これが、黄色い線グラフの貯蓄の数字を表しています。黄色の線グラフの数字は右側の横軸で確認してください。横軸は、ご主人様がご存命と仮定した場合の年齢です。そして、棒グラフの青い部分は年間収入で、緑の部分は年間支出を表しています。黄色の線グラフは預金残高の推移を表しています。

ご覧のように大黒柱であるご主人様に万が一があった場合、収入が先ほどお伝えした遺族年金しかなくなり、完全に生活が破綻してしまいます。貯蓄(黄色の線グラフ)をご覧いただくと分かるように、お子様が大学を卒業して独立する22歳までに、経済的に安心した暮らしをするためには、お金が約4600万円足りないということが分かります。

この収支のマイナス分をカバーするためには、奥様が懸命に仕事をし、生活を切り詰め、苦しい生活を強いられるのが目に見えます。また、お子様がまだ小さいので、子育ての大変さも重なって来ます。また、奥様が頑張って仕事を始めたとしても、税引後で、毎年約230万円を稼ぐ必要が出て来ます。これは税引前所得だと約280万円ほど稼ぐ必要があることを表します。これだけの額を稼ぐのは、容易なことではありません。

こうなった場合に正しく生命保険に加入をしていたならば、そこから保障を受けることができ、ご家族の生活を守ることができます。続いてはしっかり生命保険を加入していた場合のシュミレーションを行っておりますのでご覧ください。

2.3. 生命保険に加入していた場合の万が一シュミレーション

上記のように、一家の大黒柱に万が一のことが起こった場合、残された家族の生活は非常に苦しくなります。上記の例だとお子様が独立するまで、生活費、学費を含めて総額約5000万円が必要となります。逆に言うと、生命保険で35歳時点で約5000万円の保障を用意しておけば、安心して暮らしていけると言えます。

そこでご家族の生活を守るために近年の代表的な生命保険である「収入保障保険」に加入をしていたと仮定してシミュレーションしてみましょう。

※収入保障保険とは
収入保障保険は生命保険の一種で、ご主人様に万が一のことがあった場合、そこからご主人様がご存命の場合に60歳を迎えるまでの間、毎月一定の額が支給されると言う保険です。『月3千円で毎月10万円!収入保障保険の全知識まとめ』で詳しくお伝えしていますので是非ご確認ください。

ここでは、以下の保険に加入をしていたと想定します。

35歳男性 

  • 保険金額:月々30万円
  • 保険料:月々4,440円(非喫煙優良体)
  • 保険料払込:55歳まで
  • 保険期間:55歳まで

この契約の場合、契約した35歳時点では7,200万円(30万円×12か月×20年)の保障があります。

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つまり月々4,440円の保険料を支払えば、ご主人様に万が一のことがあっても無理のない生活をしていけるのはもちろんのこと、お子様も私立大学に通わせることができ、老後も安心して暮らしていけます。

ソレでは、早速この収入保障保険に加入をしていた場合の万が一シュミレーションをご覧ください。

このように、ご主人様に、今すぐ万が一があったとしても、残されたご家族はすぐに毎月30万円の保険金を受け取ることができます。これと遺族年金を合わせると、生活は大きな余裕ができて、将来に向けての貯蓄も行っていけます。

生活の水準を変えずに暮らしていくと、お子様が大学に行くころには貯蓄が約1800年貯まります。これだけあると、私立大学の学費も無理なく支払っていけることでしょう。大学に通っている4年間の収支はマイナスになりますが、お子様が独立する時点で、まだ約1600万円の貯蓄があります。

老後は公的年金と併せて、奥様の老後も通常の生活をしていけます。

2.4. 生命保険は万が一の時の家族の生活を守るもの

いかがでしょうか。

生命保険に入っている場合と、入っていなかった場合、もし一家の大黒柱に何かあった時に残される家族の生活は全く違ったものになります。

ある日、ご主人様が、突然そのようなことになってしまうという想像は中々できないものです。そして、その確率も決して高くはありません。しかし、その確率はゼロではないのです。言い換えると、誰にでも起こりうると言えます。これが、まだ生きてさえいれば、まだ家族で支えあって乗り切ることもできるでしょう。

生きているというだけで、精神的な支えはとても大きいです。しかし、もし死んでしまえば、できることはありません。くどいかもしれませんが、「愛する家族を守る」という生命保険の意義を、しっかりとお考え頂ければ幸いです。

3. 生命保険の必要保障額は人それぞれ

今回お伝えした事例は、35歳のご夫婦でお子様が一人のご家庭で解説してきました。

しかし、それぞれのご家庭があると思います。年齢も違うでしょうし、お子様が2人、3人いらっしゃる方もおられるでしょう。また、「家族で海外旅行に年に1回は行きたい」「老後は田舎がのんびり暮らしたい」「子供に習い事をさせたい」など、たくさんの胸に秘めている思いがあるはずです。

自分が、生命保険でどれぐらいの保障が必要なのかしっかりお考えください。

そのためには、将来の家計のシミュレーションもして見ましょう。そうすると、家計の全体的な問題点が明確になり、その後のお金の使い方を改善をすることができます。子供の将来、家族の夢や目標はただ思っているだけでは実現しません。今のうちから問題点を見つけ出し、計画的にいつどのようにしてお金を使うか明確にしないといけません。

生命保険はご家族を守るのに大切なものですが、老後の生活など将来の人生設計に大きく関わってきます。

また、生命保険に込める思いも人それぞれです。例えば、自分に万が一のことがあった場合でも、毎年海外旅行に行けるぐらい余裕のある生活をさせてあげたいという人もいれば、最低限の保障にして、自分に万が一があった時に自分たちの力でたくましく生きていってほしいという人もいるでしょう。

このようにご家族の思いをお互いに認識してから、生命保険に加入することが理想的です。

まとめ

私は生命保険に関して誤った認識があるのが残念でなりません。生命保険は万が一があった時、経済的に唯一家族の生活を救える方法です。もちろんすべての人に必要なわけではありませんが、例えば先ほどの事例だと貯蓄が最低でも5000万円必要になります。

このように多額の貯金があるような家庭は滅多にありません。

ほとんどの人に生命保険は必要となります。生命保険はご家族を守る大切な判断になりますので、なんとなく入るのではなく、生命保険の本質を理解して頂き本当に必要だと納得してからご加入してください。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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