医療保険と生命保険の違い

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生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男女とも多く、男性では79.0%、女性では79.5%となっており約8割の人が保険に加入しています。

その中でも外資系の参入、ネット生保の登場により、保険も多様化していく中で特に「生命保険」と「医療保険」がどう違うのかよくわからないといった人も多いのではないでしょうか?

昔は生命保険も医療保険もセットで1つの契約になっているケースがほとんどでしたが最近では生命保険・医療保険が共に単体で販売されるのが主流となり、複雑になってきました。

そこで今回は生命保険と医療保険の違いを解説します。

是非参考にしてください。

1.生命保険とは

生命保険は、人間の生命にかかわる損失を保障することを目的とする保険で、一般的に死亡時に保険金が支払われる「死亡保険」のことを生命保険と呼ぶことがあります。

第一分野と言われ「生命保険会社」の商品です。

例えば、一家の大黒柱が亡くなった時、遺族に必要な資金を残すためです。

2.生命保険の種類

生命保険は多数種類があり、複雑に見えますが大きく分けて3種類になります。

2-1定期保険

期間限定で大きな保障が必要な場合に加入します。

例えば一家の大黒柱が亡くなった時、遺族に必要な資金を残すためです。

    • 保険期間を定め、その間に死亡した場合のみ死亡保険金が受け取れます。
    • 最近では解約返戻金がない商品も多いです。(掛け捨て)
    • 満期保険金はありません。
    • 保険金額が保険期間中一定で変わらない定額タイプが一般的ですが、保険料が一定で、契約後一定期間ごとに、保険金額が減っていく逓減定期保険や、保険金額が増えていく逓増定期保険もあります。

2-2終身保険

保障が一生涯続くので葬儀費用の準備などで加入をします。また、貯蓄性も高い商品になりますので将来の資産形成で加入する場合も最近では増えてきてます。

  • 定期保険と同様に死亡した場合のみ、死亡保険が受け取れます。保険期間は定期保険と異なり一定ではなく、一生涯死亡保障が続きます。
  • 定期保険と違い期間が限定されないので保険料は定期保険よりも高くなります。
  • 保険料の払い込みが一定年齢または一定期間で満了する有期払込タイプと、一生涯払い続ける終身払込タイプがあります。
  • 満期保険金はありません。

2-3養老保険

期間限定の死亡保障と貯蓄ができます。

  • 保険期間を定め、その間に死亡したときには死亡保険金が、満期時に生存していたときには満期保険金が受け取れます。
  • 死亡保険金と満期保険金は同額です。

2.主契約と特約

生命保険商品が複雑に見えるのは、さまざまな機能の保険種類を組み合わせているためです。

さまざまな保険商品は「主契約」と「特約」との組み合わせで成り立っています。

主契約

主契約とは、生命保険・医療保険のベースとなる部分で、主契約だけで契約できます。

特約

主契約に上乗せするオプション部分です。特約は会社によって多数ありますので確認が必要です。

特約

3.医療保険とは

生命保険は主に「死亡保障」なのに対して医療保険は病気やケガで入院したり、所定の手術を受けたときに、給付金が受け取れます。

死亡したときは、死亡保険金が受け取れる種類もありますが、金額は少額です。

病気やケガへの備えは、年齢・性別を問わず、誰でもが必要とするものです。

最近では、入院保障重視のため、日帰り入院でも給付金が受取れるタイプや先進医療の技術料を保障するタイプの保険もあります。

医療保険は第三分野と呼ばれる保険で、「生命保険会社」でも「損害保険会社」でも掛けることができる保険です。

医療保険は他の保険商品よりも多くの種類があるだけにそれだけ選択肢も多くなります。
保険内容を良く検討する必要があります。

医療保険も生命保険と同様に定期医療保険と終身医療保険に分かれます。

4.医療保険特約の種類

生命保険と同様に主契約と特約から成り立ちます。

医療保険は特約の種類が多く複雑です。

ここでは基本的な特約を挙げておきます。

1.通院特約

入院給付金の対象となる入院をして、退院後その入院の直接の原因と なった病気やケガの治療を目的として通院した場合に通院給付金が 受け取れるのが一般的です。 医療保険の通院給付金は入院が用件となっている場合がほとんどなので 注意が必要です。

2.退院特約

病気や不慮の事故で一定の入院をした場合に支払われるもの。 ほとんどの商品がある程度の日数入院しないといけないので 注意が必要です。

3.三大疾病特約

がん・心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になった場合に給付金が受け取れるものです。 所定の状態という文言がついている場合があり、ただ診断されただけでは 給付金が支払われないケースがあるので注意しましょう。

4.がん入院特約

がんで入院をしたとき給付金が受け取れます。 所定の手術をしたときの手術給付金や、診断給付金が 受け取れるものもあります。

※ がんの種類によっては一部対象とならないものもありますので よく確認する必要があります。

5.先進医療特約

厚生労働大臣が定める先進医療に該当する治療を受けたとき 治療の内容に応じた給付金が受け取れます。最近は技術料を実費で保障してもらえます。

6.女性疾病入院特約

女性特有の病気や発生率の高い病気(子宮、乳房の病気や甲状腺の障害など)で 入院したときに、入院給付金が受け取れます。 これらの病気で所定の手術をしたときに、手術給付金が受け取れるものもあります。

7.健康祝金

健康祝金とは、医療保険に加入後、一定の入院がなく 一定期間経過した場合に、祝金が支払われるものです。 健康ボーナスや無事故戻し金などとも呼ばれています。

※ただし以下の点に注意してください。

  • 保険会社によって名称が違う
  • 商品によって付加できる特約が違う
  • 同じ名前の特約でも保険会社によって給付金の対象が違う場合がある

まとめ

生命保険・・・死亡時の保障

医療保険・・・病気・ケガの入院時の保障

ただ、生命保険の中に医療保険が特約に付いてるケースも多く、近年は保険商品も複雑になっています。

健康状態の審査は比較的医療保険のほうが厳しいです。

加入をするときには自分にとってどういう形にすればいいのか専門家に相談し慎重に検討しましょう。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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