うつ病の人のための医療保険とポイント

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うつ病は、現代を代表する病気の1つと言われており、100人に3~7人がうつ病を経験しているという調査結果もあります。

さらに、厚生労働省が3年ごとに行っている患者調査でもうつ病を含む気分障害の人が近年急速に増えています。そして、今は大丈夫でも、もし、うつ病になってしまった時、治療方法について悩む方はとても多いです。

そして、もしうつ病と診断された時は、以下のような点が気になるという方がとても多いです。

  • うつ病で入院したらどれくらいお金が掛かるのか?
  • うつ病になった場合医療保険の支払いの対象となるのか?
  • うつ病と診断されたら医療保険に加入ができるのか?

そこで、今日はうつ病について知っておきたい6つポイントをお伝えします。是非参考にしてください。

1.うつ病とは

うつ病とは、強い憂うつ感が長く続き、日常の生活に支障が出てくる病気です。

日常生活の中で気持ちが落ち込んで憂うつなきもちになることは普通にあることで、それは病気ではありません。通常は、気分が落ち込んだとしても原因が取り除かれたり時間が経って自然と気が晴れてくるでしょう。

一方、うつ病の「うつ状態」というのは、意欲や関心がなく落ち込んだ状態が、1日中ほとんど、それも1週間以上続くことを指します。

2.うつ病の治療方法

まずは休養をとることがとても大切です。

もともと、うつ病になりやすい方というのは、真面目で几帳面、仕事熱心で責任感の強いタイプに多いため休養をとることが簡単ではありません。しかし放置すると悪化してしまいます。うつ病は早期に治療を受ければ、比較的容易に回復できますが、未治療のまま放置されると自殺の可能性もある深刻な病気へと変わってしまいます。うつ病から回復する為には治療が不可欠です。

うつ病には以下のような治療方法が一般的です。

うつ病の治療方法1:抗うつ薬

日常生活で誰にでも時に起きてしまうブルーな気分を超えて、治療が必要なレベルのうつ病になってしまうと抗うつ薬による治療が不可欠になります。

気分の落ち込み、不安感、イライラといったうつ病の症状を緩和します。薬によっては以下のような副作用があります。

  • 眠気
  • 胃腸障害
  • 頭痛
  • 食欲の低下

など重大が副作用がでることもありますので慎重に選択しましょう。

うつ病の治療方法2:心理カウンセリング

心理カウンセリングを受けます。

人に話しを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。そして、原因を明らかにすることによって抗うつ薬の効果も出やすくなります。このような、うつ病の精神療法は、特に再発の予防に効果があります。

うつ病の治療方法3:入院

もし、自殺の可能性があるなど本人の生命を害するようなリスクがある時や自分では生活をしていくのが困難など、うつの症状が深刻なときは入院が望ましいでしょう。

状況によって病院での治療法は変わります。

また、入院によって生活習慣を整えストレスから解放されるだけでも効果があるでしょう。

3.うつ病で入院した場合いくら掛かるのか?

うつ病で症状が深刻な場合、入院することがあります。

日本は国民皆保険制度により公的健康保険から保証を受けられる形になっていますので入院をしても自己負担は高額にならないようになっていますが入院した場合どれくらい費用がかかるのか気になるところです。

そこで実際入院をしたらどれくらい費用が掛かるのかご紹介します。

3-1高額療養費制度

高額療養費制度とは公的医療保険では窓口で70歳未満の現役世帯は3割負担となります。

ただ医療費が高額になってくると負担が大きくなってくるため1か月の自己負担の上限が定められています。
一定額を超えた場合に払い戻しが受けられる制度を「高額療養費制度」といいます。

例: 1ヶ月間に同一医療機関の支払った医療費総額(10割相当)が500,000円だった場合の費用
(3割負担の人の場合実際に支払った金額は150,000円)

(500,000円-267,000円)×1%=2,330円+80,100円=82,430円

高額医療費として支給される金額:150,000円-82,430円=67,570円

67,570円還付が受けれるので実質治療費自己負担は82,430円になります。

このように、高額療養制度のおかげで、本来、治療費が500,000円掛かるのが自己負担82,430円で済みます。※ただし1か月間に支払った自己負担なので入院が長くなると自己負担が高額になってきます。

入院時の自己負担費用

  • 1日当たりの入院費用:平均16,000円(平成22年生命保険文化センター)※治療費・食事代・差額ベッド代を含みます。
  • 30日入院した場合:16,000円×30日=480,000円

ただし差額ベット代を使うかどうかによって1日当たりの自己負担は大きく変わってきます。

3-2差額ベット代とは

うつ病が深刻な場合、個室などを使用する場合があります。

入院したときに個室などに入ると医療費以外にお金がかかります。この差額ベット代は公的医療保険の対象外となっております。先ほどの高額療養費の対象外となり全額自己負担となります。

※差額ベッド代が発生するのは4人以下でプライバシーを確保しているなどの条件があります。6人以上の大部屋は差額ベッド代は掛かりません。

差額ベット代 1日平均(厚生労働省 平成22年7月)

  • 1人部屋 7,558円
  • 2人部屋 3,158円
  • 3人部屋 2,774円
  • 4人部屋 2,485円

気をつけていただきたいのは「個室しか空いてない」などの理由により個室に入った場合、差額ベッド代の支払いを拒否できます。病院は差額ベッド代を取るには設備や料金などを説明し、料金を明示した文書に署名をもらわなければいけないので署名をしなければ差額ベッド代の支払いは生じません。

入院が長くなってくると高額になりますので注意が必要です。

4.仕事ができなくなった場合どうなるのか?

うつ病が深刻になると仕事ができなくなることもあります。

公的健康保険には傷病手当金があります。

業務外の病気やケガのために働けないで仕事を休み、給料が支払われなくなったり下がったりした場合にその間の生活保障をしてくれる所得保障・休業補償の制度です。連続3日間欠勤すれば、4日目から傷病手当金が支払われます。

期間は1年6か月で、標準報酬月額の3分の2が支給されます。

※標準報酬日額とは
標準報酬日額とは、給料を一定の幅に区分した標準報酬月額の30分の1に相当する額をいいます。

仕事ができず収入がなくなった場合、有給を消化してそのあとは傷病手当金と貯蓄で生活をしていくことになります。

※自営業の方などが加入をする市町村の国民健康保険には傷病手当金はありません。

5.うつ病でも医療保険に加入ができるのか?

うつ病など精神疾患と診断されると医療保険に加入することが難しくなります。ただ、最近ではうつ病でも加入ができる商品も出てきています。

「引受緩和型医療保険」といわれる商品です。

よく「病気でも入れます」と宣伝をしているのが「引受緩和型医療保険」です。一般の医療保険に比べて持病があっても加入がしやすいですが保険料は割高です。保険会社にもよりますが約1.5倍~2倍になります。

各保険会社競争で保険料が下がってきているとはいえ、一般の医療保険に比べて割高になります。

ただ、医療保険に加入することによって精神的に楽になるケースもありますので検討してみるのもいいでしょう。

6.うつ病は医療保険から給付が受けれるのか?

うつ病も病気なので医療保険の給付対象になります。

ただ、入院が用件になるので通常、通院しただけでは支払いの対象になりません。今加入している医療保険がある場合は保障内容を保険会社に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

うつ病は軽視されがちですが怖い病気です。厚労省のデータでは年間自殺者約3万人でそのうち約半数がうつ病と報告があります。

うつ病から早く回復できるかどうかは、「うつ」の程度が軽いうちに治療を始められるかどうかがとても重要です。深刻なうつ病になると入院し、仕事ができなくなることもあります。

日本の社会保障制度は充実していますが、十分とはいえません。心配だと感じたら早く病院で専門の先生に相談したほうがいいでしょう。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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