学資保険はいつから入る?加入年齢による受取額の違い

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学資保険は、ご両親がお子様の将来のためを考えて加入する「大切な想い」がこめられた保険です。最近では、祖父母の方が可愛いお孫さんに学資保険をかけることも多くなっています。

お子様が生まれ、家族の笑顔が増えることは、人生において最も幸せな出来事のひとつと言えるでしょう。お子様の誕生を機に、父親として母親として「この子のためならどんなことでもしてあげたい」と強く思えることは、本当に素晴らしいことだと思います。

そんな学資保険ですが、いつから加入するのが良いのでしょうか?早い時期から入る方がいいとも言われていますが、その理由はどんな点にあるのでしょう?

この記事では、学資保険の最適な加入のタイミングについて

  • お子様と契約者の契約年齢はいつから?
  • 加入時期はいつから?
  • 学資保険の受取時期はいつから?

という3つの疑問についてお伝えしていきます。

最後に、学資保険と同じような役割がある終身保険の内容についても解説しています。いつから学資保険に入ろうか検討されている方のお役立ち情報がたくさんありますので、どうぞ最後までお読みいただきいと思います。

1. 学資保険の加入年齢はいつから?

最初に学資保険に申し込みができる年齢について以下の3点をお伝えします。

  • 出産予定日の140日前から加入できる
  • ご両親の年齢は18歳から加入できる
  • 祖父母が契約する場合の年齢

早速、見ていきましょう。

1.1. 出産予定日140日前から加入できる

だいたいの出産予定日は妊娠してすぐにわかるものですが、なんと学資保険は出産予定日の140日前から申込みができます。なぜ140日前なのかというと、これぐらいが妊婦さんが安定期に入る時期のためだからのようです。

1.1.1. 妊娠中に学資保険に加入するメリット

妊娠中から学資保険に入るメリットとしては、お子様が生まれてからよりは、ゆっくり検討の時間を取ることができるということが挙げられます。

赤ちゃんが生まれると、しばらくの間は、とても子育て以外のことを考える余裕はありません。母親となった女性の多くは「妊娠していた時の方が楽だった」と口をそろえておっしゃいます。

1歳くらいまでは、授乳、お昼寝、オムツの交換だけで一日があっという間に過ぎてしまいます。夜泣きをする赤ちゃんも多いですし、寝かしつけるだけで体力は相当消耗していきます。

しかも、昔は3世代同居などが当然でしたが、今は核家族の方が大半です。近所付き合いも薄く、昔と比べると、身近に子育てを助けてくれる人がいるような環境は少なくなっているようです。また、現代社会では働く女性の数も増えていますよね。産休明け・育休明けで職場復帰をすれば、仕事と子育ての両立は、目も回る忙しさとなるのは間違いありません。

私の周囲でも、共働きでご主人様が子育てにとても協力的な家庭で、出産後しばらく実家に帰省していた友人がいるのですが、出産後しばらくはかなりバタバタしていて、お子様が2歳になった最近「やっと落ち着いたから学資保険の相談にのってほしい」と連絡を受けました。

このようなことからも、妊娠中の落ち着いた時期に学資保険の検討をするのが良いのではないかと思います。ちなみに、お子様が学資保険に加入できる年齢は保険会社によっても異なるのですが、7歳くらいまでとなっていることが多いです。

1.2. 契約者となるご両親の年齢は?

今は女性の出産年齢が上昇しており、40代で初めての妊娠・出産を経験されることも珍しいことではなくなっています。男性の初婚年齢も高くなっていますが、学資保険の契約者に年齢制限はあるのでしょうか?

1.2.1. ご両親の年齢は18歳から60歳程度まで

答えを申し上げると、多くの場合は18歳~60歳くらいまでは契約者となることが可能です。保険会社の規定でお子様の年齢などにより、もっと上の年齢の方でも契約者となることできる場合もあります。

1.2.2. 保険料払込免除特約をつけなければ両親の年齢制限はない

また、学資保険には「保険料払込免除」という特約が付加されているものが大半になります。これは、契約者に万が一のことがあった場合、保険料の払込は免除され、将来もらえる学資保険は予定通りまるまる全額もらえます、という特約です。

この特約を付ける場合は、付けない場合と比べて若干ですが保険料が高くなります。保険会社は、契約者である両親の万が一のリスクを考えて、契約者となる両親の年齢に制限を設けてあると予想されます。

1.3. 祖父母が契約者になる場合は?

最近では、学資保険をお孫さんにかけてあげたい、という祖父母の方からのお問い合わせも増えてきているように感じます。可愛いお孫さんに学資保険をプレゼントするという理由が一番なのですが、遺産相続に関する法律が変わったことも関係しているようです。

相続の話題に関しては『相続税対策になり孫の教育資金にも役立つ生前贈与5つのポイント』で解説していますので、ご確認ください。

1.3.1. 払込免除特約をつけなければ祖父母の年齢上限がないものもある

さて、祖父母の方が学資保険の契約者となる場合ですが、先ほど申し上げた保険料払込免除ですが、この特約を付加しない場合は、契約者の年齢制限がない保険も少なくありません。払込免除特約に関係なく契約者の制限を設けている場合は、65~75歳前後を上限としている保険会社が大半です。

1.3.2. 健康状態に関する告知は必要

注意点としては、祖父母の方を契約者にして保険料払込免除を付加する場合、健康状態に関する告知をしなければならないので、若い方と比べると審査が通りづらくなることも予想されます。

個人的な意見としては、保険料払込免除を付けると保険料も高くなることも踏まえ、祖父母の方が契約者になる場合、この特約は付加しないパターンをおすすめしています。

2. 学資保険の加入を決めているなら早い方が良い

学資保険の加入を決めているなら早い時期の方が良いです。ここでは、その理由として、妊娠中に加入した場合と1歳で加入した場合、またご両親の加入年齢による保険料や受取金額の具体的な差について確認していきます。

2.1. 妊娠中と1歳になってから加入した場合

具体的な保険会社や商品名を出すことはできないのですが、とある保険会社の学資保険を例として、保障内容を比べてみましたのでご覧ください。

保険金額300万円 保険料払込期間18歳の場合

契約者:30歳男性(父親)

  • A. お子様が出生予定日140日前に加入した場合 – 保険料:13,190円 戻り率:105.2%
  • B. お子様が1歳の時に加入した場合 – 保険料:14,040円 戻り率:104.7%
  • C. お子様が3歳の時に加入した場合 – 保険料:16,080円 戻り率:103.6%

2.1.1. お子様の年齢が低いうちに入った方が月々の保険料は安く戻り率は高くなる

AとBを比べると、Aの方が合計払込保険料は約15,000円安くなります。学資保険全体の戻り率もBより0.5%高い上に、月々の差額は850円安くなります。Cのお子様が3歳で加入した場合だと、Aの合計払込保険料との差は約45,360円にもなりました。

このように、お子様の年齢が上がれば上がるほど月々の保険料負担は大きくなっていくので、トータルの払込に大きな差はなくとも、毎月の負担を軽くするには、なるべく早い時期に加入したほうが良いといえるでしょう。

2.2. 契約者が1歳若く加入した場合

では次に契約者の年齢が1歳違う場合は、どうなるでしょうか?

保険金額300万円 保険料払込期間18歳の場合
被保険者(お子様):0歳

  • A. 契約者30歳男性(父親)- 保険料:13,190円 戻り率:105.2%
  • B. 契約者31歳男性(父親)- 保険料:13,200円 戻り率:105.2%
  • C. 契約者35歳男性(父親)- 保険料:13,250円 戻り率:104.8%

2.2.1. ご契約者の年齢によっての差はほとんどない

Aの方が合計払込保険料は約2,000円安くなり、月々の保険料の差額は約10円、学資保険全体の戻り率は、ほぼ変わらないことが分かりました。契約者35歳で試算をした場合でも、30歳の月払保険料との差額は60円ほどと小さい差でおさまりました。

このことから、契約者の年齢が若い方が保険料は安くなるものの、その差は微々たるものなので、契約者の契約年齢に関しては、学資保険を検討する時にそこまで気にするポイントではありません。

以上2点から、まとめてみると、保険料の払込年齢が同じなら、

・ 被保険者の年齢が1歳でも若い方が、毎月の保険料負担は軽くなること
・ 契約者の年齢が変わっても、保険料の差額は大きなものにはならないこと

が分かりました。こちらでお示ししたケースはほんの一例に過ぎません。実際には様々な組み合わせが存在しますので、正確な保険料の差額などについては、契約前に保険会社にご確認いただくか、担当者の方に調べていただくようにお願いいたします。

2.3. 保険料払込免除を付加するなら早くから不測の事態にも備えられる

あってはならないことですし、考えたくはないのですが、契約者に万が一のことがあったときは保険料の払込は免除されます。大切なお子様の将来の進学費用などに充てる学資保険はそのまま受け取ることができますので、早い時期からの加入には、このようなメリットもあげることができます。

3.学資保険の受取時期はいつから?

学資保険を選ぶ時のポイントとして、いつから保険を受け取れるのか、が重要になってきます。受け取れる保険金の名称については、保険会社により「祝い金」「学資金」「満期金」など様々です。共通しているのは、お子様の進学時にまとまった出費が予想されるタイミングに合わせて、受験費用などの補てんができるように設定されているという点です。

ここでは、実際の学資保険の受け取りのタイミングと、いつから学資保険を受取るのが最適なのか、についてお伝えさせていただきます。

3.1. 受け取りのタイミングは3歳~22歳まで

こちらですべての受取パターンをお伝えするのは難しいのですが、基本的な受取り時期としては、中学進学の12歳、高校進学の15歳、大学進学の18歳が中心となっています。早いものだと3歳から、長いものでは22歳までと、受取時期は様々です。

3.1.1. 学資保険の受取時期は保険会社によって様々

3つの保険会社を比べてみると、以下のようにかなり違いがあります。

  • A保険会社:3歳、6歳、12歳、15歳、18歳、20歳、22歳
  • B保険会社:18歳、19歳、20歳、21歳、22歳
  • C保険会社:18歳、22歳

Aの場合は、幼稚園の入園費用など、お子様が小さい頃からの費用ついて、細かく回数を分けて受け取ることができます。今は私立の小・中学校へ入学するお子様も多いので、保険金額にもよりますが、学資保険を入学資金の準備金として充てることができます。

Bは最もお金がかかる大学進学費用へ対応するような受取方法です。学資保険の種類によっては18歳で大きな金額を受け取れる商品もあります。大学進学後も、毎年の学費を補てんできる仕組みになっています。

Cのようなケースだと、18歳で受け取れる金額がBよりも大きく設定されている場合が一般的です。(前提として総額の受取額は同じとする)22歳の時には大学院への進学費用、もしくは就職時にかか る準備費用に充てることができます。

3.1.2. 高校受験か大学受験のタイミングで受取るのが一般的

結論としては、どのパターンが最適なのかは、正直なところ、お1人お1人によって違います。私の個人的な経験から申し上げるとすれば「15歳の高校受験」「18歳の大学受験」の2つのタイミングで、学資保険からまとまった資金を引き出すことができるのが、一般的に使いやすい方法だと思います。

3.2. プランを選ぶ時は「戻り率」を中心に検討するのも正解

先にご案内したように、学資保険の受取のタイミングは、お子様が将来どんな風になってほしいか、によって大きく異なります。「将来のことを考えて、小学校で受験をしてエスカレーター式の学校へ入学させたい」「高校まではお金のかからない公立の学校へ行ってもらい、大学は自分のやりたい勉強ができる好きな学校に進学しいてほしい」など、ご家庭によって希望は様々ですよね。

でも、遠い将来のことですし、お子様自身の希望がそうなるかは分かりません。そんな時は、実際に受け取れる「戻り率」で選ぶのも一つの方法だと思います。

学資保険は保険の中でも特殊な存在です。保険料払込免除などの「保障」の機能も備えてはいるのですが、主には「貯蓄」が中心となっています。その点に注目すると、支払った保険料が1円でも多く戻ってくる商品や保険会社を選ぶのも、正しい選択といえるでしょう。

返戻率に関する学資保険を選ぶポイントについては「学資保険は損をする!?誤った情報に惑わされず損をしない方法」をご覧ください。

3.3. 一括で受け取ることもできる

保険会社によっては、受け取りのタイミングを先延ばしにして、必要な時に保険金を受け取れる「繰り延べ」が可能な商品もあります。その逆で解約をして、学資保険(解約返戻金)を一括で受け取ることもできます。

学資保険は他の保険と同じで、資金が必要となった場合はいつでも解約することができます。保険料を払い込んでいる最中に解約してしまうと、それまで支払った保険料より少ない金額しか戻ってこないこともあるので注意が必要です。

ただし、学資保険は大切なお子様の将来のための保険ですから、解約はしないで減額または契約者貸し付け、という制度を利用できる場合もあります。ご参考にこちらの記事をご紹介します。「契約者貸付制度とは?活用するとき知っておきたい4つ注意点

4. 学資保険と終身保険

本来は万が一の場合に備える終身保険ですが、払込期間を工夫することにより、学資保険の役割を持たせることも可能となります。最後に簡単ではありますが、その内容についてご紹介いたします。

詳しくは、「学資保険で人気のある商品と鵜呑みにしてはいけない注意点」をご覧いただくとして、ここでは要点をお伝えします。

4.1. 解約返戻金を学資保険の代わりとする

仕組みとしては、まず、終身保険の保険料払込期間を出来るだけ短くします。例えば、お子様が0歳の時に加入し、10歳で保険料の払込を終えるように設定します。保険料を払い終わってしまえば、あとはお子様の進学のタイミングに合わせて終身保険を解約します。そうすると、それまで支払った保険料よりも解約返戻金のほうが大きくなって戻ってきます。

終身保険の場合は、保障の対象者となる方はご両親を設定することになります。

4.2. 学資保険として使わなかった場合

学資保険と比べて、終身保険の良い点は、将来の状況に応じて様々な使い方ができる点にあります。予定としては大学受験の時に解約するはずだったとしても、他からの方法でカバーできたら、解約を先に延ばして、お子様が結婚する際の援助費用として使うこともできます。さらに解約を先にして、ご自身の老後の蓄えの一部とすることもできるのです。

4.3. 学資保険と比べると戻り率は低い

絶対ではありませんが、一般的な傾向として同じような条件なら、戻り率は学資保険に比べ劣ります。ただ、万が一の時の死亡保障の機能も兼ね備えているので、その点も踏まえて検討するのもよろしいのではないでしょうか?両方の組み合わせで考えることもできます。

こちらで詳しい内容を説明することは難しいので、学資保険と終身保険で迷われている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、私たちにお問い合わせください。

5. まとめ

一説によると、お子様の将来の進学費用の準備として学資保険を活用されているご家庭は、全体の6割にもなるそうです。学資保険は死亡保障など一般的な保険とは異なり、「お子様の輝く未来のため」の商品であります。万が一の保障は後回しになっていたご家庭でも、お子様のための学資保険は、すぐに加入した、というお客様もいらっしゃいます。

学資保険は、出産予定日140日前から加入することができます。産後の慌ただしい中では、保険を検討するのも難しく、加入がどんどん先延ばしになってしまうこともあります。早い時期に加入することによって、毎月の保険の負担を小さくし、ゆっくりと確実にお子様の将来への備えを蓄えることができます。

学資保険の受取のタイミングについては、各ご家庭のご事情にもよりますが、様々な選択肢があります。迷った時には、返戻率が高い商品を選ぶのも、ひとつの方法です。

お子様のための貯蓄は学資保険以外の方法もありますが、いつから学資保険に入ろうか、ご検討される際は早いタイミングで無理なくかけていただくことをオススメします。

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宮阪 沙織

宮阪 沙織

私は10年以上にわたり、生命保険業界で働いております。マイホームの次に高い買い物と言われることもある保険ですから、本当に必要な商品を無駄なく加入してもらうことが大切だと考えています。お一人お一人のご希望やライフプランをおうかがいし、少しでも豊かな人生を送るお手伝いが出来ればと思っております。
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