生命保険料控除によって支払保険料を実質的に維持しつつ保障内容を大幅に充実させたご夫婦

佐藤様は42歳の会社員の方です。平成18年に結婚を機に保険に加入されて以来、手を付けられておりませんでした。今回ご友人から生命保険料控除の件を聞いたことと、個人年金保険に興味をお持ちになられたことから無料相談にいらして下さいました。

ご夫婦の2人家族
  • 旦那様:42歳
  • 奥様:42歳

ご相談結果

見直しの結果、個人年金保険(月払12,615円)を追加で加入したことにより、全体の保険料が年間約170,000円上がっています。ただし、もともと加入していた、終身保険と医療保険の見直しについては医療保険の保障内容を充実させた結果、医療保険の保険料が年間で約18,000円多くなりましたが、後ほど詳しく後述させて頂いております生命保険料控除額が5万から12万円に増えたため、実質的には保障内容を充実させてほとんど今と変わらない保険料となりました。

見直し前
支払保険料合計:204,385/年
終身保険(ドル建) A生命(平成18年契約)
500万円
保険料:393,125円(60歳まで)
(円換算)
医療保険 A生命
1日あたり5,000円
保険料:73,400円
見直し後
支払保険料合計:374,207/年
終身保険(ドル建) A生命(平成18年契約)
500万円
保険料:393,125円(60歳まで)
(円換算)
終身医療保険 A生命(平成18年契約)
1日あたり5,000円
がん診断給付金75万円
がん通院1日あたり5,000円
保険料:91,842円
個人年金保険 C生命
年金額 30万円
年金支払期間 10年間
保険料 12,615円(月払い)

※終身保険は以前のものを継続しており、終身医療保険はより保険料が安いものを選択しています。
※C生命の個人年金保険は追加契約です。
※生命保険に関しては「必ず知っておきたい!生命保険の全情報と全知識」を参考にしてください。
※医療保険に関しては「必ず知っておきたい!医療保険で損をしないための全知識まとめ」を参考にしてください。

 

今回の見直しポイント
  • 80歳までしかない医療保険を一生涯続く終身医療保険
  • 家系で発症される方が多いがんの保障を充実
  • 個人年金保険に新たに加入して老後のための貯蓄も開始
  • 生命保険料控除額が5万円から12万円に増加

これらの保険をおすすめした理由

それでは今回の見直しの理由を解説していきます。まずは佐藤様のご相談内容をまとめると以下の通りでした。

  • 老後のお金の問題に関して不安があるので保険で何ができるのか知りたい
  • 上記の老後資金と関連して生命保険料控除をフル活用して出来る限り、税金を節約
  • 家系にがんが多いため不安があり、がん保障を充実させたい

お話をお聞かせ頂いた中でお考えだったことは、第一にやはり老後を含めた将来に関する保障の部分でした。第二に現在、旦那様との二人暮らしで共働きでいらっしゃいますので死亡保険金よりむしろ医療面を充実させて大きな病気があった場合にも今の生活を維持できるように準備したいとのことでした。

それでは一つひとつ保障内容の詳細とその保険をご紹介した理由をご説明していきます。

老後の生活に備えるため個人年金保険に加入

まず、老後を含めた将来の生活の備えとして個人年金保険をご紹介させていただきました。

個人年金保険には3つのメリットがあります。

  • ほとんどリスクがなく銀行預金よりも有利で将来約15%増える。
  • 確実に老後の資金を貯めることができる。
  • 個人年金保険控除により所得税・住民税合わせて毎年6,800円税金から戻ってくる。
    (所得税は年末調整または確定申告で還付を受けることができ、住民税は翌年から軽減されます。)

ご興味のある方は「必見!個人年金保険を検討する人が押さえておくべき全知識まとめ」をご覧になって頂ければと思います。

今回は保険料と受取れる年金額の関係から60歳から年間30万円を10年間受取れる設定をしました。年間30万円に設定した理由としては、佐藤様のご要望として、今の生活に負担がない形で老後の資金を貯めていきたいというものがあり、だいたい保険料が月々10,000くらいになるように設計した結果年間30万円になりました。

商品の選択は以下の3つの商品で比較検討しました。

候補① A生命 月々12,615円 日本の大手生命保険会社
生命保険・損害保険で世界トップクラスの保険グループ。
国内を初め海外にも展開しており、経営状態も安定している。
【格付け】AA-
候補② B生命 月々13,012円 外資系大手保険会社
アメリカに本社があり、日本国内でも医療保険とがん保険を中心にシャアを獲得している。
世界的にも大手の生命保険会社で経営も安定している。
【格付け】AA-
候補③ C生命 月々12,951円 日本の大手生命保険会社
国内最大手の生命保険会社。日本国内に1,000万人以上の契約者を保有しており、誰もが知っても生命保険会社。
【格付け】AA-

※格付けは平成27年8月現在
※格付けはS&Pです。

それぞれの保険の内容や、保険会社の信用に差がほとんどないので、単純に月々の保険料が最も安いA生命の商品を選択されました。

生命保険の継続

保険の見直しをするにあたって、佐藤様がもともと加入されていたものを拝見したところ、平成18年にご加入された、終身保険(ドル建て)はそのまま継続したほうがいいとご提案させていただきました。

その理由としてはこの終身保険(ドル建て)は60歳から年金60万円を一生涯受取れる契約となっており、佐藤様がご不安な老後の資金にも活用でき、仮に同じ条件の貯蓄型の保険に見直しをすると、保険料も高くなり、尚且つ将来受取れる年金も減ってしまうなど、見直しをすることによって条件が悪くなるからです。

現在の商品と比較すると以下のようになります。

現契約 A生命 月々393,125円 【保障内容】

  • 死亡保険金500万円
    (死亡したときに受取人に500万円保険金が支払われる。)
  • ・60歳からの年金額:60万円(一生涯の終身年金)
    (保険料支払終了の60歳から毎年年金として60万円が死亡するまで一生涯受取ることができる。)
候補 B生命 25,242円/年 【保障内容】

  • 死亡保険金500万円
    (死亡したときに受取人に500万円保険金が支払われる。)
  • 60歳からの年金額:60万円(20年間の確定年金)
    (保険料支払終了の60歳から毎年年金として60万円が20年間受取れる。)

※為替レートは1ドル:100円で計算しています。

このように佐藤様が現在加入しているA生命の終身保険(ドル建て)は60歳まで年払いで393,125円を支払うと60歳から一生涯年金が年間60万円受取れ、長生きリスクに備えることもできる非常に有用な商品です。

対して新たに同じようなB生命の商品に見直しをすると、年払いで422,500円を60歳まで支払うと同じように年間60万円年金が支給されますが、20年間しか支払われません。
見直しをして新たな商品に加入をしないほうがいいのは一目瞭然です。
よって、この終身保険(ドル建て)は老後の貯蓄も兼ねてそのまま継続をおすすめさせていただきました。

保障内容がより、充実した終身型医療保険に乗り換え

医療保険に関してはもともと加入されていた医療保険の契約内容を確認すると2つの問題があります。

  • 医療保険が80歳までしか受けられない
  • 入院して1日目から給付金を受け取ることのできない内容になっていた

前者に関してですが、日本は世界的に見ても長寿国で現在では平均寿命がどんどん伸びています。特に女性の平均寿命は既に80歳を越えています。
年齢を重ねるほど医療を受けなければならない状況と可能性が上がります。そのため、80歳までしか医療保障を受けることができないのは将来的に大きな問題となり得ます。そして、充実している日本の健康保険制度が少子高齢化に伴い、老後も今の制度が継続されるかわからない不安もあります。

また、医療保険の給付金の受取り方は保険会社によって細かく条件が分かれています。その中で、もともと加入されていた医療保険は給付金が入院1日目から支払われないなど、どのようなケースで給付金が支払われるのか不明確で複雑な契約内容になっていました。

そして佐藤様も本当に病気になった時保障を受けられるのか大変不安を感じておられました。

以上の理由で、医療保険は他社のものに見直すべきと強くお伝えさせていただきました。結果、佐藤様のご要望を叶えるがんにも手厚い保障内容で保障が一生涯に渡る終身医療保険の中から、以下の2つを比較して選択して頂きました。

候補① A生命 年間:91,842円 【保障内容】

  • 1日あたり5,000円
    (病気・ケガで入院したときに日帰り入院から保障)
  • がん診断給付金75万円
    (がんと診断されたら75万円の一時金が支払われる。2年に1回を限度に何度でも保障)
  • がん通院1日あたり5000円
    (がんと診断され、がんの治療を目的として病院に通院治療をした場合に1日あたり5000円給付金が支払われる)
  • 先進医療特約 2000万円まで
    (厚生労働省が認定している先進医療をつかったときに実費で2000万円まで保障される。)
候補② B生命 年間:94,292円

比較した結果、保障内容が同じで、どちらも信用性が高い保険会社であったため、保険料の安い方を選択されました。

生命保険料控除が5万円から最大の12万円に

最後に、個人年金保険料(月々12,615円)と医療保険(年払91,842円)に新たに加入されたことにより、結果的に生命保険料控除を今までの5万円から大幅に増えて12万円受けられるようになりました。

生命保険料控除は平成24年までは一般生命保険料控除で5万円、個人年金保険料控除で5万円まで受けることができました。

平成24年以降は新制度となり、一般生命保険料控除4万円、介護医療保険料控除4万円、個人年金保険料控除で4万円をそれぞれで受けられるようになりました。これも医療保険の乗り換えと、個人年金保険をご紹介させて頂いたのも大きな理由の一つです。

仮に年収500万の方が生命保険料控除額7万円増えると払戻しを受けられる金額は以下のようになります。

  • 所得税:7,000円
  • 住民税:3,500円

所得税・住民税あわせて10,500円が年末調整または確定申告で税金から払戻しを受けられる金額が増えることになります。
そして、仮に42歳の方が、60歳までの18年間この金額の払戻しを受けると総額で189,000円税金を節約することができます。

10,500円×18年間=189,000円

このように生命保険は長い間保険料を支払っていく商品であり、生命保険料控除をうまく活用することによって、税金を節約することができます。
※保険料控除の詳細に関しては「新制度で損をしない生命保険料控除の申告方法」をご確認下さい。

佐藤様にインタビューをしました

佐藤様(42歳・会社員)
家族構成 家族構成:夫と二人暮らし
見直し後の保障
  • 終身保険(ドル建て):500万円
  • 終身医療保険:
    • 1日あたり5,000円
    • がん診断給付金 75万円
    • がん通院 1日あたり5,000円
どうして保険を見直そうと考えたのですか?
今加入している保険は当時結婚するときに友人に紹介されて、1番の安心の目的は老後の生活メインで医療保険も入るべきと営業の人に言われて、保障内容を理解せずに勧められるがままに加入していました。

保険のパートナーにお問い合わせいただいた理由は何でしょうか?

まずはインターネットで調べて検討をしようと思いました。でも実際に調べてみると保険商品の数の多さに圧倒され、本当にその商品でいいのか判断できなくなりました。

その時に保険のパートナーのサイトを知り、無料相談があったので試しに活用してみようと連絡しました。

無料相談では、どのようなお話をしましたか?
将来のことを考えて、自分の保険をどうすればいいのか相談しました。

夫と2人暮らしなので、死亡保障の必要性を特に感じていません。医療保険やがんの保障をいいものにしたかったです。特に今加入している保険だと医療保険が80歳までしか保障がないので、保障内容もわかりにくく心配です。

内容がわかりやすい最新の一生涯保障が続いていく医療保険に変えたいと思っていました。そして、がんに不安があるので、がんの保障も手厚くしたいと考えてました。

また、生命保険料控除の増額と老後の資金を貯めるのに個人年金保険を新たに検討して、比較して1番利率のいい商品を選ぼうと思っていました。

今の感想をお聞かせください?
初めは無料相談でどんな人がくるのか、そして会うと必ず契約しなければいけないのかと不安はたくさんありました。

ただ、実際に会ってみると話しやすく、何でも相談できました。まめに自分の都合のいいところに来て4回も面談して頂き、自分が不安に思ってきたことも解決でき、本当に良かったです。

また、今回相談した生命保険料控除の金額も最大の12万円に増えたので、年末が楽しみです。今度保険で何か悩みがあったらまた相談をしたいと思います。

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