利率・返戻率に釣られるな!養老保険がお勧めできない理由の全て

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あなたは、現在、お金を増やしながら死亡保障も受けられることを期待して養老保険について調べているのではないでしょうか。

そして、実際に、どれぐらいお金を増やすことができるのかを知るために利率・返戻率を調べているのだと思います。

結論から言うと、現在の養老保険は昔と比べて利率・返戻率的に見て、魅力は大きく失われています。また、長期加入を前提とした場合、養老保険の利率・返戻率を大きく上回る商品は、別に存在します。

そこで、この記事では、養老保険について、利率・返戻率、保障内容等、総合的な良し悪しを、他の貯蓄性商品との比較も念頭に置いて説明します。

養老保険をご検討の方は、是非、ご確認いただけますようお願いします。

 1.養老保険の利率・返戻率は昔と比べて大きく魅力減!

結論からお伝えすると養老保険の利率・返戻率は昔と比べると魅力を失っています。

早速ですが、30歳の男性が、保険金(死亡保険金・満期保険金)300万円の養老保険に加入したとして、保険期間・保険料払込期間(満期)を、それぞれ

  • 10年にした場合(10年満期)
  • 20年にした場合(20年満期
  • 30年にした場合(30年満期

の返戻率上位5社を比較してみましたのでご覧ください。

10年満期の場合、満期保険金は全ての商品でマイナスになる。

30歳男性・10年満期

ご覧のとおり、10年満期だと、全ての商品で満期保険金の利率がマイナス(元本割れ)の状態です。これでは養老保険の貯蓄性が優れているとは言えないですね。

では、20年満期ならどうでしょうか。

20年満期の場合、上位2社がやっと100%を超える。

30歳男性・20年満期

20年満期だと、上位2社がやっと満期保険金の利率がプラスになっています。

30年満期の場合、全社が返戻率100%を超える。

30歳男性・30年満期

30年目で初めて上位5社全ての返戻率が100%を超えました。これを見ると、養老保険は保険期間が30年であれば、満期の利率はそれなりには高いと言えます。

しかし、十分に魅力的な数字とは言えないのではないでしょうか。

昔と比べて養老保険の利率・返戻率は大きく減少している

まとめると30年満期で111.2%という高い返戻率を記録しているものはあります。

しかし、昔の金利が高い時代には、養老保険の利率・返戻率は今よりもはるかに高く設定されていました。年5.5%で運用され、10年で200%まで増えることもあったぐらいです。そのような時代と比べると、現在の養老保険の利率・返戻率は足元にも及びません。

また、全体的に見るとA社の利率・返戻率だけが突出していることがわかります。他社の商品はの利率・返戻率はお世辞にも魅力的だとはいえません。

それでは、A社の養老保険は良いのかと言えばそうともいえません。なぜなら、31年目以降はA社の養老保険よりもはるかに返戻率・利率が高くなり、保険料が安いものがあるからです。

※法人の場合は別!
養老保険は法人が従業員の退職金を準備するために使うには優秀だと言えます。詳しくは『養老保険で従業員の退職金を準備するメリット・デメリット』をご覧ください。

2.養老保険と低解約返戻金型終身保険を比較検討しよう

ここで養老保険を考えている方に比較検討していただきたい「低解約返戻金型終身保険」という保険をご紹介させていただきます。簡潔にお伝えすると、この保険は養老保険と比べて以下のような優れた点があります。

  • 最終的に養老保険より利率・返戻率が高くなる
  • 解約しない限り保障が一生涯続く
  • 保険料が養老保険より割安

それぞれ詳しく説明させていただきます。

※低解約返戻金型終身保険について
低解約返戻金型終身保険については、詳しくは「低解約返戻金型終身保険5つの活用法とメリット・デメリット」をご覧ください。

最終的に養老保険より利率・返戻率が高くなる

養老保険は、満期直後の利率・返戻率は優れています。しかし、同じ長期加入を前提とした場合、低解約返戻金型終身保険の利率・返戻率は養老保険を大きく上回ります。

実際に、30歳男性・保険金300万円で、保険料を同じ期間支払ったとして、それぞれの返戻率を比較してみましょう。下の図をご覧ください。養老保険も低解約返戻金型終身保険も、それぞれ返戻率上位5社の商品を挙げています。

養老保険(10年満期)vs.低解約返戻金型終身保険(10年支払済)の場合

【養老保険・10年満期・30歳男性】

30歳男性・10年満期

【低解約返戻金型終身保険・10年支払済・30歳男性】

30歳男性・終身10

両者を比べると、保険料を支払い終わる10年後の時点では、養老保険の方が利率・返戻率が良いです(ただし元本割れしています)。しかし、注目していただきたいのは11年後からです。低解約返戻金型終身保険は、11年後から急に利率・返戻率が良くなり、その後も上がっていきます。

したがって、長期加入を前提とした場合、低解約返戻金型終身保険の方が、利率・返戻率が増えていくという点で優れています。

養老保険(20年満期)vs.低解約返戻金型終身保険(20年支払済

【養老保険・20年満期・30歳男性】

30歳男性・20年満期

【低解約返戻金型終身保険・20年支払済・30歳男性】

30歳男性・終身20

両者を比べると、保険料を支払い終わる20年後の時点では、養老保険の方が利率・返戻率が良いです(ただし上位2社以外は元本割れしています)。しかし、低解約返戻金型終身保険は、21年後から急に利率・返戻率が良くなり、その後も上がっていきます。

養老保険(30年満期)vs.低解約返戻金型終身保険(30年支払済

【養老保険・30年満期・30歳男性】

30歳男性・30年満期

【低解約返戻金型終身保険・30年支払済・30歳男性】

30歳男性・終身30

両者を比べると、保険料を支払い終わる30年後の時点では、養老保険の方が利率・返戻率が良いです。しかし、注目していただきたいのは31年後からです。

養老保険は30年の満期が来ると利率・返戻率の上昇もそこでストップします。

しかし、低解約返戻金型終身保険は、31年後から急に利率・返戻率が良くなり、その後も上がっていきます。

つまり、利率・返戻率の面で見て、養老保険は必ずしも魅力的なものではないということがわかります。

解約しない限り保障が一生涯続く

養老保険は保険期間が決まっていて、満期がくれば保障がいやおうなしにストップします。しかし、低解約返戻金型終身保険は、解約しない限り、保険として保障をずっと受け続けることができます。

保険料が養老保険より割安

さらに、低解約終身保険は、養老保険よりも保険料が30%程度割安です。

養老保険の期間と、低解約返戻金型終身保険の保険料の払込期間とが同じだったとすると、それぞれの保険料は以下の通りです。

養老保険(10年満期)vs.低解約返戻金型終身保険(10年支払済

【養老保険・10年満期・30歳男性】

P養老10年

【低解約返戻金型終身保険・10年支払済・30歳男性】

P終身10年

養老保険(20年満期)vs.低解約返戻金型終身保険(20年支払済

【養老保険・20年満期・30歳男性】

P養老20年

【低解約返戻金型終身保険・20年支払済・30歳男性】

P終身20年

養老保険(30年満期)vs.低解約返戻金型終身保険(30年支払済

【養老保険・30年満期・30歳男性】

P養老30年

【低解約返戻金型終身保険・30年支払済・30歳男性】

P終身30年

このように、全ての比較で低解約返戻金型終身保険の方が、養老保険よりも30%程度保険料が割安だということがわかります。

養老保険と低解約返戻金型終身保険の比較をまとめると、以下の表の通りです。より優れた方をピンクで示しています。

養老vs.終身(特徴)

このことからすれば、養老保険が低解約返戻金型終身保険よりも優れているのは、保険料の支払いが終わった直後(満期)の返戻率が高めだという点だけです。全体としてみると、低解約返戻金型終身保険の方が養老保険よりも優れている点が多いです。

まとめ

いかがでしょうか?

私が知る限り、長期加入を前提とした場合、養老保険が低解約返戻金型終身保険よりも勝る点は見当たりません。

利率も、保険料も保障内容もすべて後者が勝っています。

だからこそ、養老保険をお考えの方に、もう養老保険の魅力は大きく減少しているということをお伝えしたくて、このような記事を書かせていただきました。ぜひ、良い保険選びのためにご活用いただけますと幸いです。

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出岡 大作

出岡 大作

行政書士資格保有。保険や税金や企業関係法、民法、行政法といった分野について幅広い知識を持つ。また、初めての人にも平易な言葉で分かりやすく説明する文章技術に定評がある。
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