低解約返戻金型終身保険の仕組みとメリット・デメリット

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終身保険が貯蓄目的でも活用できることが広く知られるようになった近年、特に注目されているのが低解約返戻金型終身保険です。

人気で保険会社も推してきていますが、通常の終身保険と何が違うのか、良く分かっていない方も多いと思います。

今回はそんな低解約返戻金型終身保険の仕組みとメリット・デメリットを

  • 貯蓄としての機能性
  • 死亡保障としての機能性

の2点に着目してご紹介します。

特にデメリットについては、仕組みを理解した上で計画的に運用すれば大きな足枷にはならないため、メリットを最大限に活かすためにもしっかりと確認していきましょう。

1.低解約返戻金型終身保険の仕組み

低解約返戻金型終身保険とは、保険料払込期間中に解約した場合の解約返戻金を低く定めることで、月々の保険料を割安にした終身保険のことです。払込期間中の解約返戻金を少なくすることで、保険会社は契約者が期間内に解約した場合のリスクを軽減することができます。

その分月々の保険料を安くすることができるというわけです。

低解約返戻金型終身保険における解約返戻金は、払込期間の終了時には支払った保険総額と同額以上に急上昇します。

満了後も保険会社の運用によって解約返戻金は増え続けるため、解約しない限りは貯蓄として活用し続けることが可能です。

2.低解約返戻金型終身保険の貯蓄としての機能性

低解約返戻金型終身保険の仕組みが分かったところで、この保険商品が持つ、貯蓄として活用した際のメリットとデメリットを紹介します。

利点と弱点を把握することで、低解約返戻金型終身保険の恩恵を最大限に受けることができます。

2.1.貯蓄として活用する際のメリット

①保険料が安い

保険料が割安であることは、貯蓄性を向上させる上で重要な要素の一つです。

低解約返戻金型終身保険では、先に述べたように払込期間が満了すれば、解約返戻率が100%以上に跳ね上がります。

実際に同じ保険会社で

  • 年齢:40歳男性
  • 保険料払込期間:60歳まで
  • 死亡保険金:1000万円

の場合を比較してみましょう。

通常の定額型終身保険の場合

  • 保険料(月払):42,600円
  • 60歳時の解約返戻金:916万円

低解約返戻金型終身保険の場合

  • 保険料(月払):41,400円
  • 60歳時の解約返戻金:916万円

上記を比べてみると、低解約返戻金型終身保険の方が月々の保険料を抑えられているにも関わらず、60歳時の解約返戻金は同額であることが分かります。

双方の保険料の差額を考えれば、低解約返戻金型終身保険は通常の終身保険よりも貯蓄性が高いといえるでしょう。

②大きな支出を見据えた運用が可能

終身保険は払込期間を指定することができ、払込期間によって3つのタイプに分類されます。

  • 終身払い:保険料を一生涯払い続けるタイプ
  • 有期払い:一定の期間を定め、その期間内に払い終えるタイプ
  • 一時払い:契約時に保険料を一括で支払うタイプ

基本的に払込期間が短いほど月々の保険料は安くなるため、貯蓄性が向上します。

また期間を細かく定めることができるということは、人生において起こるであろう大きな支出に向けた運用が可能であることを示しています。

良くある例として、子供の教育費があげられます。

子供が生まれた家庭では、将来の高校、大学進学に備え、学資保険を検討するでしょう。

その際に低解約返戻金型終身保険も検討対象に入れてみてください。

学資保険の代用になるだけではなく、プラスαの恩恵を受けることもできます。

まず、学資保険と低解約返戻金型終身保険を比較してみましょう。

学資保険の場合

  • 年齢:30歳男性
  • 保険料払込期間:18年
  • 受取学資金総額:200万円
  • 保険料(月払):8,916円
  • 解約返戻率:103.8%

低解約返戻金型終身保険の場合

  • 年齢:30歳男性
  • 保険料払込期間:20年
  • 死亡保険金:300万円
  • 保険料払込期間満了直後の解約払戻金 :2,440,860円
  • 保険料(月払):9,807円
  • 解約返戻率:104.2%

なるべく近い条件で比較してみましたが、低解約返戻金型終身保険が学資保険の代用として活用できることが良く分かります。

加えて、低解約返戻金型終身保険を活用した場合は、万一の死亡保障として死亡保険金を受け取ることができます

更に、学資保険と違い満了後も解約返戻金は増え続けるので、もし学費として使用しなかった場合は、そのまま契約を続けることで別の出費への備えや、単なる金利の良い貯蓄として運用し続けることが可能です。

満了と共に終了してしまう学資保険と比較すると、この特徴は特に大きな恩恵と言えるでしょう。

③比較的確実な定期貯蓄が可能

終身保険は貯蓄目的として運用する場合、満了後の解約返戻率の恩恵を受けることが目的となります。

マイナス金利政策が打ち出された近年では、銀行金利より優れた利率は特に魅力的です。

しかし、通常の終身保険では払込期間中の解約返戻金が保険料累計額を大きく下回ることが無いため、比較的軽い気持ちで解約出来てしまいます。

満了まで待つことが出来たなら別として、これでは通常の銀行預金と差はありません。

しかし、低解約返戻金型終身保険は払込期間中に解約をすると解約返戻金が保険料累計額を大幅に下回ります。

その上満了後の解約返戻率が通常の終身保険より高いです。

これは定期的な貯蓄を資産運用として行っていく際の、心理的なプレッシャーとモチベーションに繋がります。

その分計画性が重要となりますが、心理的拘束がないと定期的な貯蓄が難しいという方にはメリットになりうるでしょう。

2.2.貯蓄として活用する際のデメリット

①払込期間中の解約返戻金が少ない

低解約返戻金型終身保険のデメリットは兎にも角にもこれに尽きます。

低解約返戻金型終身保険では、払込期間中の解約返戻金が70%程に抑えられてしまいます。

安易な気持ちで加入してしまうと、大きな損失を被ることになるでしょう。

リスクを減らす方法としては、払込期間を短くすることが挙げられます。

月々の保険料は割高になってしまいますが、保険料の総額は安くなり、それによって解約返戻率も上がるので、余裕があればおすすめの方法です。

3.低解約返戻金型終身保険の死亡保障としての機能性

次に死亡保障としての機能性をメリットとデメリットに分けて見ていきましょう。

3.1.死亡保障として活用する際のメリット

・終身保険としては保険料が割安

貯蓄面でのメリットとしても挙げましたが、やはり死亡保障としての面においても、割安な保険料は魅力的です。特に貯蓄目的ではなく万一に備えて保険に加入する場合は、保障額に対する保険料の総額は重要なポイントです。

変額終身保険等、他にも保険料が割安な保険商品はありますが、払込期間中の解約返戻金が主な注意事項である低解約返戻金型終身保険は、難しいことを考えずに済ませたいという方には魅力的な保険といえるでしょう。

3.2.死亡保障として活用する際のデメリット

・割安といっても定期保険ほどではない

終身保険の中では割安な低解約返戻金型終身保険ですが、保障額に対する保険金の安さでは、定期保険には叶いません。

例として、

  • 年齢:30歳男性
  • 保険料払込期間:20年
  • 死亡保険金:1,000万円

という場合での低解約返戻金型終身保険と定期保険の保険料を比較してみましょう。

月々の保険料

  • 低解約返戻金型終身保険の場合=32,100円
  • 定期保険の場合=2,250円

ご覧のように、文字通り桁が違うのが分かります。低解約返戻金型とはいえ、多額の保障額を求めるとなると月々の保険料がとても高額になってしまうため、万一の際の家族の生活費、子供の教育費等の担保には定期保険、自身の死後に発生する葬儀代や身辺整理代は終身保険と、目的によって使い分けましょう。

まとめ

いかがでしたか?

低解約返戻金型終身保険は払込期間中の解約が最大のネックですが、それさえクリアしてしまえば貯蓄や死亡保障として魅力的であることが理解できたと思います。特に学資保険の代用としての運用はメリットが多い為、子供の将来について考えている方は検討してみてはいかがでしょうか。

デメリットをしっかり把握し、計画的に運用することで、低解約返戻金型終身保険のメリットを最大限生かしましょう。

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