終身保険の3つの活用法と選び方

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生命保険の中でも、一生涯保障が続く事が大きな特徴である終身保険。最近では貯蓄という観点からも興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

「保障も一生涯、その上貯蓄としても使える」と聞くと、いいとこどりのメリットしかない保険というように捉えてしまいがちです。しかし、保障にしても、貯蓄としての運用にしても、終身保険を充分に使い切るには、活用方法をしっかり身に着ける必要があります。

今回は、そんな終身保険の活用方法について、

  • 死亡保障として
  • 貯蓄として
  • 相続対策として

という3つの観点から解説していきます。

まず何のために終身保険を使うのか、良く考えてみましょう。

1.保障としての終身保険の活用法

まずは終身保険を万一の保障としてする場合について見ていきましょう。定期保険や養老保険も含め、万一の際に生命保険の死亡保障によって補いたいものは、「被保険者死亡時の葬儀代や身辺整理費用」と、「残された扶養家族の生活保障」の2つです。

終身保険については、「被保険者死亡時の葬儀代や身辺整理費用」への活用が主だったものになるでしょう。

というのも、終身保険は他の生命保険の形式と比べ、保障額に対する保険料が割高となっています。これは解約返戻金が存在するという性質と、保障期間の長さが原因です。例として、保障金300万円の保険で、65歳まで払込期間がある場合、20代から支払いを始めても、月額4,000円相当の保険料が必要となります。

この保険料は開始年齢が上がるほど大きくなります。特に、葬儀が身近に感じられるような年齢になってから始めようとすると、とても高額になってしまいます。月々の保険料に対する保障額を比較すると、扶養家族に対する生活保障費としては、掛け捨て型の定期保険などに軍配が上がります。

葬儀や身辺整理に必要な費用は、一般的に200万円程度と言われています。月々の保険料を考えると、終身保険の保障金としては妥当な金額と言えるでしょう。

その上で終身保険を保障として選ぶメリットは、一生涯続くという事です。定期保険や養老保険と違い、払込が完了した後も保障が続くというのは、特に高齢になればなるほど安心できる特徴ですね。

2.貯蓄としての終身保険の活用法

2.1.おすすめは「有期払い」

次に、貯蓄として終身保険を活用する場合について見ていきましょう。資産運用の一つの方法として、終身保険が活用されることは多いです。その理由として、保険料を満額支払った場合、銀行預金よりも大きな利率で解約金を受け取ることができることが挙げられます。

貯蓄として活用する上で重要になってくるのが、払込期間です。終身保険には大きく分けて3つに分類されます。

  • 保険料を契約期間中ずっと払い続ける「終身払い」
  • 一定の期間を定め、その期間内に払い終える「有期払い」
  • 契約締結時に保険料を一括で払い込む「一時払い」

解約時に受け取ることができる保障金のことを「解約返戻金」と言います。基本的に解約返戻金は、契約満了まで払い込むことで、支払った保険金より多くなるのが特徴です。支払った保険料に対して、受け取れる解約返戻金の割合のことを「解約返戻率」と言いますが、満了までの払込期間が短いほど、「解約返戻率」は大きくなる傾向にあります。つまり、長い期間払い続ける「終身払い」よりも、短期間での満了を見込める「有期払い」や「一時払い」の方が、貯蓄という観点で見ると有用なことが分かりますね。

「有期払い」で払い込み期間を調整することで、人生における大きなイベントに対して、金銭的な対策を打つことができます。例えば子供の教育費。子供の教育費の中で特に大きな費用が発生するのが、大学進学時でしょう。子供が生まれた際に、大学進学のタイミングに合わせた期間設定で終身保険を契約すれば、充分な解約返戻金で支出に備えることができます。

また、老後の生活費確保のために、「有期払い」で終身保険を利用するのも良いでしょう。

現在「有期払い」で設定できる最短の払込期間は10年です。計画的な貯蓄として、終身保険を利用してみるのはいかがでしょうか。

「一時払い」は「有期払い」よりも「解約返戻率」が大きいですが、一括支払いとなるため敷居が高いです。ボーナスによる一括支払いを考えている方や、充分な所得を持っている方向けの払込方法と言えます。

2.2.貯蓄性に着目した終身保険の種類について

終身保険には貯蓄性という部分において、いくつかの種類が存在します。ここからはそんな終身保険の種類をご紹介していきます。

2.2.1. 低解約返戻金型終身保険

現在の終身保険の主流となっているものです。払込満了までの解約返戻金が、満了後の約7割に抑えられているという特徴があります。その分途中解約すると大きな元本割れを起こすというリスクがありますが、月々の保険料が手頃に抑えられており、払込満了後の解約返戻率も良いため、貯蓄という目的にマッチした保険商品と言えるでしょう。手頃な金額故に、若いころからでも始めやすいのもメリットといえます。

2.2.2. 変額終身保険

変額保終身険は投資性の高い保険商品です。

保険料の一部が特別勘定という枠に入れられ、資産運用の元手として使用されます。運用実績によって、保険金・解約返戻金が変動するのが特徴です。

貯蓄というよりは更にハイレベルな資産運用としての使われ方をする、ハイリスク・ハイリターンな保険になっています。

変動によって死亡保障額も下がってしまうのが大きなデメリットですが、死亡保障については最低ラインが定められており、それ以上下がることはありません。

また、その性質の為に保険料は安く設定されているため、貯蓄ではなく死亡保障として割り切れるなら、格安な終身保険として候補に挙がるでしょう。

2.2.3. 積立利率変動型終身保険

積立利率変動型終身保険は、市場金利から定期的に積立利率を見直し、保険金・解約返戻金が変更されるという性質を持っています。つまり、払込期間中にインフレが起きれば、その分だけ保険金・解約返戻金が増えるということです。契約当初の利率より下がることがないのも特徴で、その分変額保険よりも安全と言えます。他の保険商品と比べると、保険料が割高なため、運用する場合はより計画性が重要となってきます。

2.2.4. 外貨建て終身保険

保険の運用に、一部外貨を使用するのが外貨建て終身保険です。マイナス金利政策の実施により、超低金利時代に突入した日本と比べると、海外の多くは高金利であるといえます。そこに着目し、外貨を利用した保険の運用が増えてきています。金利の観点からいえば解約返戻金を大きく増やすことも可能ですが、解約時の為替レートによっては利益が減ってしまう恐れがあること、10年、20年後の為替や金利の変動について、予測が困難であることなどがデメリットとして挙げられます。

3.  相続税対策としての終身保険の活用

充分な遺産が「現金」として遺せている場合、終身保険を「一時払い」で運用することで、効率の良い遺産相続を行うことができます。

生命保険金には「非課税枠」が設けられてます。これは相続人が保険金を受け取る場合に限り、「500万円 × 法定相続人数」が非課税金額となる、というものです。

終身保険を「一時払い」で運用すると、上記の非課税枠に加え、高い解約返戻率により、より多くの現金を相続相手に遺せるというわけです。

現金を遺産として保有している方は、終身保険を「一時払い」で運用することをお勧めします。

まとめ

ここまで終身保険の活用方法について解説してきましたが、いかがでしたか?

終身保険は一生涯保証してくれるというメリットがありますが、その分保障額に対する保険料は割高です。死亡保障として、より大きな保障額を望むのであれば、掛け捨て型の定期保険などをお勧めします。

貯蓄としての活用については様々な種類の保険商品が出てきています。それぞれの保険商品の性質を理解し、自身の人生設計に合った終身保険を選びましょう。

一見気難しい存在ですが、理解さえしてあげれば、終身保険は貴方の人生をより豊かにしてくれること間違いなしです。

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宮阪 沙織

宮阪 沙織

私は10年以上にわたり、生命保険業界で働いております。マイホームの次に高い買い物と言われることもある保険ですから、本当に必要な商品を無駄なく加入してもらうことが大切だと考えています。お一人お一人のご希望やライフプランをおうかがいし、少しでも豊かな人生を送るお手伝いが出来ればと思っております。
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