高級車買うならぶっちゃけ●●が断然お得!

執筆 社長の資産防衛チャンネル編集チーム監修 税理士法人グランサーズ公開 2024年3月22日更新 2024年4月1日
高級車買うならぶっちゃけ●●が断然お得!
高級車買うならぶっちゃけ●●が断然お得!

「社用車節税」は法人節税の王道と言われています。

新車を購入した場合は購入費用をその年にすぐに経費にすることはできませんが、中古車であれば最短1年で償却できるので、大きく節税することが可能です。

今回は、社用車で節税する仕組み、また、注意すべき点について解説していきます。

1.新車を買ってもすぐには経費にならない

法人が事業用に購入した自動車は、固定資産として扱われます。

固定資産を購入した場合、全額を一気に経費に計上することはできず、耐用年数に基づいて経費を分割して計上する必要があります。これを減価償却と言います。

各資産の耐用年数は法律で定められており、普通乗用車の場合、法定耐用年数は6年です。つまり、新車の場合、経費にするのに6年かかります。

減価償却には、大きく「定率法」と「定額法」の2つの方法があります。法人が持つ自動車については通常、定率法で減価償却を行いますが、定額法を選択することもできます。

この償却方法の違いについて解説します。
定額法では、毎年一定の額を経費にしていきます。例えば100万円を毎年20万円ずつ5年間償却するようなイメージです。

一方、定率法では一定の割合で経費にすることができます。例えば償却率が50%であれば、初年度は全額の50%が経費にできて、翌年度は残りの50%が経費にできます。

定率法では初年度に大きな経費を計上し、その後は年々償却額が低下していく特徴があります。

2.中古車は経費化が早い

中古車の場合、新車を買った時に比べて耐用年数が短くなります。耐用年数が短くなると、その分、早く経費に計上できるようになります。

特に4年落ち以降の中古車では、初年度に「全額」を経費に計上することが可能です。

その仕組みを解説します。

中古資産の耐用年数の計算には簡便法が使われます。

簡便法による耐用年数の計算ですが、まず「法定耐用年数の全部を経過した場合」は
・法定耐用年数×0.2
で求めます。

一方、「法定耐用年数を経過していない場合」は、このような式になります。

(法定耐用年数-経過年数)+経過年数×20%
※1年未満の端数切り捨て
※2年未満は2年とする

この式で「4年落ち中古車」の耐用年数を計算してみます。
普通自動車の法定耐用年数は6年
経過年数は4年
なので、それぞれ当てはめると、

(6年 - 4年) + 4年 × 20% = 2.8年

という式になり、結果は2.8年ですが端数切り捨てなので、耐用年数は「2年」ということになります。ちなみに、より正確には3年10ヶ月落ちの車から耐用年数2年になります。

(国税庁)

耐用年数2年の場合、200%定率法の償却率が100%となり、初年度に全額経費にできる仕組みです。

3.4年落ちベンツが最強の理由

4年落ちベンツを社用車として購入するのがお得な理由は2つあります。

1つ目は、ここまで説明した通り、初年度に全額経費計上が可能だからです。高級外車は中古でも購入金額が高いため、多くの金額を経費にでき、節税効果が高まります

2つ目は、値崩れがしにくいからです。
中古になると当然ある程度は値下がりしますが、ベンツのような高級外車はその後の値崩れが比較的少ないと言われています。

資産価値が下がりにくく、比較的多くの売却益を望めます。将来、会社が赤字になった際、売却益で補填することもできます。

4.社用車節税の注意点

社用車節税の注意点は3つあります。

4-1.減価償却は月割りで計算する

事業年度の途中に減価償却資産を取得した場合、初年度の減価償却費は月数で按分するので、購入時期が期の真ん中だと、その年のうちに経費にできる額が半分になってしまいます。

その年に全額経費にしたい場合は、期首に購入するのがベストです。

4-2.償却は事業の用に供してから開始する

減価償却は購入した日ではなく、事業の用に供した、つまり納車した日から始まります。

納車まで完了していないと償却を開始できないので、納車希望日についてはお店と事前に相談してください。

4-3.税額が減るわけではない

中古車を活用することで前倒しで経費にできますが、払う税金の額が減る訳ではありません。つまり本質的には、一時的な所得の圧縮と課税の繰延です。

社用車の購入が業務に必要な場合は問題ありませんが、場合によっては無駄な買い物を避け、会社にキャッシュを残しておくことも重要です。

まとめ

法人が事業用に購入した自動車は固定資産となり、新車の場合は6年かけて経費計上しますが、4年落ちの中古車は1年で償却できます。

特にベンツなどの中古の高級車は価格が落ちにくく、簿外資産のような形で持っておいて、いざという時に売却することができます。
ただし、初年度の減価償却費は月割りで計算するなどの注意点もあります。

20車種で比較
社長の高級車 手残りランキング ―― 4年落ちと新車、どちらが得か

Sクラス、Gクラス、アルファード、レクサスなどを、税引き後の1年あたりの負担で比べました。 値落ちしにくい車では、新車のほうが得になることもあります。

ランキングを見る →

動画でも解説しています

社長の資産防衛チャンネルでは、税理士が同じテーマをより詳しく解説しています。 文字で追いきれなかったところは、動画でご覧ください。

社長の資産防衛チャンネルを見る →

執筆・監修

社長の資産防衛チャンネル編集チーム

本記事は社長の資産防衛チャンネル編集チームで執筆、税理士法人グランサーズが監修しています。編集チームは公認会計士、税理士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー等の資格を持つメンバーで構成されています。
監修体制を詳しく見る →
制度活用

社長の個人所有車を法人名義にする節税術|手続きと税務上の全注意点

個人事業主から法人成りした際や、会社設立後に、「社長が個人名義で所有している車を、会社の経費として活用できないだろうか?」と考える経営者の方は非常に多いのではないでしょうか。あるいは、「社用車が必要だが、会社の資金ではな…

2025年9月12日
制度活用

国民健康保険料が高すぎる!所得を抑え、負担を軽減する5つの対策

個人事業主やフリーランスとして活動されている方にとって、毎年の国民健康保険料(以下、国保料)の負担は決して軽くないものです。会社員が加入する社会保険(健康保険)と比較して割高に感じられることも多く、所得が増えるにつれて、…

2025年11月18日
制度活用

固定資産税を大幅に下げる、9割の人が知らない節税テクニック

「相続で実家を譲り受けたものの、毎年かかる固定資産税が重い…」「特に活用していない土地なのに、なぜこんなに税金が高いのだろう?」「念願のマイホームを手に入れたが、固定資産税の請求額を見て驚いた…」 不動産を所有する多くの…

2026年9月19日
税務調査

社長の飲食代を経費にする方法と税務調査で否認されないための実務ポイント

「この飲食代は経費にしていいのだろうか」「税務調査で否認されたらどうしよう」――社長業をされている方であれば、一度はこうした疑問や不安を抱いたことがあるのではないでしょうか。取引先との会食、社員とのランチミーティング、出…

2026年7月8日
iDeCo・NISA

法人名義での投資信託|個人とは違う5つのメリットと注意点を解説

新NISA制度の開始などをきっかけに、個人の資産運用への関心が急速に高まっています。その中でも「投資信託」は、専門家が運用を行う手軽さから、多くの方が活用している金融商品です。では、この投資信託を、個人としてではなく、会…

2025年12月2日
制度活用

住民税決定通知書が届いたら必ずチェック!ふるさと納税の控除漏れと確認方法を解説

毎年5月から6月にかけて、お住まいの市区町村から「住民税決定通知書」が届きます。その通知書、中身を詳しく確認せず、記載された金額を言われるがままに支払ってはいないでしょうか? 実は、この通知書には自治体による計算ミスが含…

2025年9月1日
制度活用

住民税非課税世帯とは?メリットと年収の壁をわかりやすく解説

「住民税非課税世帯」という言葉を、ニュースや自治体からの案内で目にしたことがある方は多いでしょう。多くの場合、「所得が低い世帯のための制度」という漠然としたイメージをお持ちかもしれません。しかし、この住民税非課税世帯に該…

2025年10月30日
制度活用

小規模企業共済は満額が正解?出口で無税になる最適な掛金と、60・65・70歳で受け取る黄金スケジュール

「小規模企業共済は、上限の月7万円まで掛けるのが正解」――節税の王道として、そう考えている社長は多いのではないでしょうか。確かに掛金は全額が所得控除になるので、入口の節税効果は抜群です。…

2026年10月11日
通話料無料で今すぐ電話で相談予約フォームから無料相談予約