収入保障保険とは?必ず知っておきたい特徴とメリット・デメリット

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生命保険の中で注目をされているのが「収入保障保険」です。少ない保険料で大きな保障が受けられるのが特徴です。

ただ、一般的にはまだなじみがないので、本当にどのようなものなのか、そしてどのようなメリットとデメリットがあるのかなど疑問も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では

  • 収入保障保険のメリット・デメリット
  • 収入保障保険・定期保険・終身保険の比較
  • 収入保障保険を活用した場合の事例

をお伝えします。収入保障保険は低い保険料で大きな保障を得られる有用な保険です。ただ、メリットとデメリットなど必ず知っておいて頂きたいこともありますので是非参考にしてください。

はじめに:収入保障保険とは万が一の時にお給料の代わりのように毎月受け取けとる

収入保障保険は「生命保険」です。働けなくなった時に給付金が受取れるのではなく、死亡保障の一つです。

特徴としては掛け捨てで低い保険料で大きな保障が得られます。通常、死亡保険金は一括で数千万などを受取るイメージがあると思いますが、収入保障保険は年金という形で毎月給付金が受取れる形になるので毎月お給料のような形で遺族が受取ることができます。

収入保障保険の特徴をまとめると以下のようになります。

  • 年金形式で毎月受取る
  • 低い保険料で大きな保障を準備することができる
  • 毎月保障が下がっていく

それではこれから実例をもとに詳しくお伝えしていきます。

35歳男性 

  • 年金額:10万円
  • 保険料:月々2,620円
  • 保険料払込:60歳
  • 保険期間:60歳

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上記の契約の場合、契約した35歳時点では3,000万円の保障がありますが、時間が立つと年金を受取れる期間が少なくなってくるので保障額が減っていきます。その分保険料ははじめから安く設定されています。毎月お金が受取れるので、万が一があった時にご家族の生活費の保障には最適です。そして最低保証は2年になります。契約によって1年~10年で設定します。

また、基本は月々受取るのですが、タイミングによっては一括で受取りたいケースがあると思います。例えば大学の学費などで大きなお金が必要などがあります。その場合は一括して受け取ることも可能です。ただしその場合は月々受取る総額よりも10%ほど減らされてしまいます。

補足:仕事ができなくなった時に保障を受けられるのは所得補償保険

収入保障保険を仕事ができなくなった時に受けられる保障だと勘違いされている人もいるので初めにお伝えしておきますが、冒頭でもお伝えしたように収入保障保険は生命保険であり、病気やけがで仕事ができなくなった時に保障が受けられるわけではありません。

病気やケガで仕事ができなくなった場合の収入減を補うのは所得補償保険または就業不能保険です。似たような名前なので間違えないようにしましょう。

違いについては収入保障保険と所得補償保険の違いとは?必ず確認しておきたい注意点で詳しく解説しています。

1. 収入保障保険のメリット・デメリット

まずは収入保障保険のメリット・デメリットからお伝えします。

それでは一つひとつ確認していきましょう。

メリット1:低い保険料で大きな保障を準備することができる

後ほど定期保険と終身保険との比較をしていますが、収入保障保険の最大のメリットは低い保険料で大きな保障を得ることができることです。上記の35歳男性の例でも、はじめの保障が3000万円の契約が月々2,620円となっており、保険料負担が少なく大きな保障を持つことができます。よってお子様が小さい人など大きな保障が必要な人には是非活用してほしい保険です。

参考;収入保障保険は非喫煙で割引になる保険会社もある

保険会社によってはたばこを吸っておらず、健康な場合割引になる制度があります。保険会社によって違いがありますが、20%~35%割引になります。保険料を数十年支払っていくので総額の支払いは大きく違います。

例えば月々の保険料が5,000円の場合20%下がれば保険料が4,000円となり、1,000円安くなります。

保険期間が25年だと1,000円×12か月×25年=300,000円

総額の保険料が30万円安くなることになります。

もしたばこを吸わないで健康な人は非喫煙優良体割引がある保険会社を選択しましょう。そして、ほとんどの保険会社が販売している商品になりますので、検討をするときに複数の商品を保障内容と保険料で比較検討しましょう。

メリット2:合理的に保障が準備できる

収入保障保険の特徴の1つが保障額がどんどん下がっていくことです。

生命保険で保障するべき必要保障額はだんだん下がっていきます。それは必要保障額とはあくまでも現時点での必要な金額になるからです。そして、何事もなく1年経てば、その1年分の生活費や教育費が不要になっていきます。その分、必要保障額が減少していくことになります。

よって収入保障保険をうまく活用することにより、保険料負担を抑えることができ、合理的と言えます。

デメリット1:必要保障額を間違えると保障が足りなくなる

お伝えしているように収入保障保険は保障がだんだん下がってきます。生命保険の役割として、万が一があった時にご家族がしっかりと生活をしてき、お子様の学費を払っていけるなど経済的に困らなくしておくものです。

通常生命保険に加入する場合、必要保障額を計算してからどれくらいの生命保険にするか決めますが、誤った加入の仕方をすると保障が下がりすぎて将来保障が足りなくなり、もし万が一があった場合に大切なご家族を守れなくなってしまいます。

正しい必要保障額の計算は生命保険の必要保障額|無駄をなくすために確認すべき4ステップで解説していますので、収入保障保険をご検討されている方は是非ご覧いただき参考にしてください。

参考:保障が足りなくなりそうになったら変換制度を使う

必要保障額をしっかりと計算したとしても、加入後に家庭の事情が変わり、あるタイミングで、保障を下げたくないと考えることがあるかも知れません。

たとえば、加入の時点ではお子様を大学まで行かせるつもりだったのが、後でお子様が大学院に進学したいと希望したような場合、その分、お金が余分に必要になり、同時に保障も必要になります。

その場合には、「変換」という方法を使えば、その時点の保険金総額で固定して、「定期保険」つまり、保険金額が一定額で変わらない保険に切り替えることができます。

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このように収入保障保険の1つのデメリットをカバーすることができる変換制度があります。変換制度を使うと新規契約のように健康状態の告知が必要なく、保障を維持することができます。

デメリット2:保障が期間限定なので期間を短く設定すると必要なときに保障が終わってしまう

収入保障保険は期間を設定すると、その期間までしか保障されない定期保険の一種なので、保険期間を短く設定してしまうと保障が終わってしまいます。

保険会社によっては更新をできる場合がありますが、保険料が一気に高くなってしまうので、収入保障保険を活用する場合にはライフプランニングを行い、将来いつまで保障が必要か明確にしてから保険期間を決めるようにしましょう。

2. 収入保障保険と定期保険と終身保険の比較

それでは実際に他の保険と比較して、どれくらい保険料が違うのかお伝えしていきたいと思います。代表的な定期保険と終身保険と比較したいと思います。

まず違いを簡単にまとめると

  • 収入保障保険:掛け捨てで保障期間が決まっている。保険金の受取りは月々
  • 定期保険:掛け捨てで保険期間は決まっている。保険金は一括
  • 終身保険:貯蓄型で保障期間は一生涯。保険金は一括

それでは実際の保険料の違いを解説していきます。

以下の条件で比較をしています。

  • 35歳男性
  • 死亡保険金額3000万円(収入保障保険はだんだん下がっていく)
  • 保険期間:60歳(終身保険は一生涯)

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ご覧のように35歳時点では同じ3000万円の保障がありますが、月々の保険料もぜんぜん違います。まずは収入保障保険と定期保険を比較をすると保険料は収入保障保険が月々2,620円(支払総額786,000円)に対して保障が一定の定期保険は月々9,300円(支払総額2,790,000円)になり、同じ掛け捨ての保険でも保険料が4倍近く違います。収入保障保険は毎月保障額が下がってくる分、保険料負担が少なくなっています。

そして終身保険との比較では、同じ3000万円の保障でも終身保険は月々74,880円(支払総額22,464,000円)になります。収入保障保険と比べると、約28倍違い、明確に違うのがわかります。ただ、終身保険は保障が一生涯続いていき、貯蓄性もあり、収入保障保険とはタイプが違うので、目的別に使い分けましょう。

3. 収入保障保険を活用した場合のシュミレーション

ここからは実際に、収入保障保険に加入をしていた場合としていなかった場合とで一家の大黒柱に万が一が起こった場合に、一家の家計がどうなるのかを具体的に見ていきましょう。

ここでは、以下のご家庭を元にシュミレーションを行います。

  • ご主人様:35歳(会社員)
  • 奥様:35歳(専業主婦)
  • お子様:3歳
  • 世帯年収:500万円(月収約35万円)
  • 貯蓄:200万円

イメージしやすいように3パターンでお伝えします。

  • ご主人様が老後まで元気に過ごせたケース
  • ご主人様が5年後に万が一があり、まったく生命保険に加入をしていなかったケース
  • ご主人様が5年後に万が一があり、収入保障保険に加入していたケース

それでは早速見ていきましょう。

3.1. 老後まで元気で過ごせた場合ケース

まず、ご主人様が、何事もなく老後まで元気で過ごせたケースです。

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35歳からの20年間の年度別収支ですが、毎年収入が支出を上回っており、年間収支がプラスになっております。このまま元気で過ごすと子供を私立大学に通わせた上で、60歳には貯蓄が2000万円以上貯まっており、毎年旅行を行ながら老後も安心して生活が送ることができます。

3.2. 収入保障保険など生命保険に加入していないケース

続いては生命保険にまったく加入しておらず、5年後40歳のときにご主人様に万が一があったケースです。

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ご覧のように大黒柱であるご主人様に万が一があった場合、公的保障から受けられる遺族年金しかなくなり、完全に生活が破綻してしまいます。金融資産残高をご覧いただくと分かるように、お子様が大学を卒業して独立する22歳までに、経済的に安心した暮らしをするためには、お金が約3300万円足りないということが分かります。

この収支のマイナス分をカバーするためには、奥様が懸命に仕事をし、生活を切り詰め、苦しい生活を強いられるのが目に見えます。また、お子様がまだ小さいので、子育ての大変さも重なって来ます。

こうなった場合に収入保障保険に加入をしていたならば、そこから保障を受けることができ、ご家族の生活を守ることができます。続いては収入保障保険に加入ををしていた場合のシュミレーションを行っておりますのでご覧ください。

遺族年金については遺族年金はいくらもらえる?押さえておくべき年金額と改正のポイントで詳しく解説していますのでご覧ください。

3.3. 収入保障保険に加入をしていたケース

それでは最後に上記のシュミレーションで実際に収入保障保険に加入をした場合にどのようになるのかお伝えします。

ここでは、以下の保険に加入をしていたと想定します。

35歳男性 

  • 保険金額:月々30万円
  • 保険料:月々4,440円(非喫煙優良体)
  • 保険料払込:55歳まで
  • 保険期間:55歳まで

この契約の場合、契約した35歳時点では7,200万円(30万円×12か月×20年)の保障があります。

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つまり月々4,440円の保険料を支払えば、ご主人様に万が一のことがあっても無理のない生活をしていけるのはもちろんのこと、お子様も私立大学に通わせることができ、老後も安心して暮らしていけます。

それでは、早速この収入保障保険に加入をしていた場合の万が一シュミレーションをご覧ください。

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このように、ご主人様に、今すぐ万が一があったとしても、残されたご家族はすぐに毎月30万円の保険金を受け取ることができます。これと遺族年金を合わせると、生活は大きな余裕ができて、将来に向けての貯蓄も行っていけます。

生活の水準を変えずに暮らしていくと、お子様が大学に行くころには貯蓄が約1200年貯まります。これだけあると、私立大学の学費も無理なく支払っていけることでしょう。大学に通っている4年間の収支はマイナスになりますが、お子様が独立する時点で、まだ約1000万円の貯蓄があります。

老後は公的年金と併せて、奥様の老後も通常の生活をしていけます。

まとめ

ここまでお伝えしてきたように収入保障保険は低い保険料で大きな保障を準備することができる合理的で有用な保険です。ただ合理的な分金額設定、保険期間設定を決めるのはとても重要です。必ず将来を見据えて必要保障額を計算してから加入をしましょう。

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長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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