がん家系は本当にがんになりやすいの?がんの遺伝とその原因

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「うちはがん家系だから、がんにかかる可能性が高い」「がん家系だから保険に入っておかなきゃ・・・」

このように『がん家系=将来がんになる』というイメージを持つ人は多いと思います。

しかし、結論から申し上げますと、遺伝性のがんはかなりレアです。

なぜならば、がんは、生まれてから何十年もの間にさまざまな要因を積み重ねた結果、遺伝子が傷つくことで引き起こされるからです。

この記事では「がんは本当に遺伝するのか」「遺伝性のがんにはどのようなものがあるのか」をお伝えしてしたいと思います。がん保険の加入をお考えの方は、是非ご参考にして下さい。

1. 遺伝性のがんと認められるのは5%以下

国立がん研究センターによりますと、遺伝性のがんは、がんの種類にもよりますが、全部のがんの5%以下といわれています。

では、遺伝する可能性があるがんにはどのようなものがあるのでしょうか?

遺伝する可能性があるがん

  1. 大腸がん
  2. 乳がん・卵巣がん
  3. 骨軟部肉腫
  4. 皮膚がん
  5. 泌尿器がん
  6. 脳腫瘍
  7. 眼のがん
  8. 内分泌系(ホルモンを作る臓器)の腫瘍

遺伝性のがんの場合、しばしば、がんが多発したり同じ臓器に重複して発生したりするので、大腸がんの治療を受けながら、婦人科で子宮がんや卵巣がんの治療も受けることもあるそうです。

なお、100%遺伝性のがんとして有名なのが「網膜芽細胞腫」です。乳幼児に多い病気で、出生児の約15,000~16,000人に1人の割合で発症します。網膜に腫瘍ができ、視力が低下しますが、早く治療が行われれば生命にかかわることは少なく、治癒させることができます。全国では約9割の患者さんが治療後5年の経過以降も生存しています。

2.遺伝性のがんの原因

遺伝性のがんのほとんどは、がん抑制遺伝子の生まれつきの異常(変異)が原因です。がん抑制遺伝子は、体の細胞ががんになるのを防ぐ(抑制する)働きを持っています。

細胞の1つ1つには、両親の遺伝子が合わせて2個ずつ入っています。細胞1つの中にある2個の遺伝子を、自転車の前輪と後輪に例えて考えてみてください。

通常は2個のブレーキが正常に働く状態で人生がスタートします。2つのうち1つのブレーキが壊れても、もう1つのブレーキがきちんと機能していれば、その細胞ががんになることはありません。しかし、残りのブレーキも壊れてしまうと、細胞はがん化します。

遺伝性がんの患者さんの場合、体中の細胞のそれぞれが持っている2個のがん抑制遺伝子のうち、生まれつき片方に変異があります。

1個の細胞が変異している状態で人生をスタートしているので、一般の人よりがんになる可能性が高いのです。

【参考サイト】国立がん研究センターがん情報「遺伝性腫瘍・家族性腫瘍(いでんせいしゅよう・かぞくせいしゅよう)

ただし、全てのがんの中で、遺伝性のものは5%以下です。

3. がんの多くは生活習慣の改善で予防することができる!

とは言え、「親・兄弟・親戚にがんが多い」という傾向は、確かに存在する気がします。

実は、がんにかかる人が多い家系は「遺伝」というより、「生活習慣や体質」が似通っていることが原因であることが多いと言われているのです。

【参考サイト】国立がん研究センターがん情報「人のがんにかかわる要因

がんは遺伝と環境の微妙なバランスで発生することが分かってきています。環境などの影響で説明できるがんもあれば、遺伝の影響がかなり大きいものもあるということなのです。ただし、遺伝性のがんは稀なケースです。

がんの原因の多くは遺伝性のものよりも飲酒・喫煙・食事などの生活習慣からくるものが多いです。

ということは、がんになりやすい生活習慣がどんなものなのかを把握し、がん予防の対策が効果的に実施されれば、がんの発生率と死亡率を下げることができます。

国立がん研究センター、がん情報サービスによる「科学的根拠に基づくがん予防」によると、日本人のがんの予防には「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」「感染」の6つが重要であるとされています。

1「禁煙」たばこは吸わない。吸わない人も他人のたばこの煙を可能な限り避ける。
2「節酒」適度な飲酒。具体的には、日本酒なら1日1合、ビールで大瓶1本(633ml)以内など。
3「食生活」減塩する(1日の食塩摂取量:男性8.0g、女7.0g未満)・野菜と果物を取る(1日あたり野菜を350g)・熱い飲み物や食べ物は冷ましてから
4「身体活動」定期的な運動の継続。「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行う」それに加え「息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行う」
5「適正体重の維持」BMI値{=(体重kg)/(身長mの2乗)}が男性21~27、女性21~25を維持する。
6「感染」肝炎ウイルス感染の有無を知り、その治療(感染者)や予防(未感染者)の措置をとる。

このうち、「感染」以外は日頃の生活習慣に関わるものです。

どの項目も今日から始めることができますので、自分がやれると思った項目から生活の中に少しずつ取り入れ、生活習慣に定着するよう心がけましょう。

なお、がん保険については「必ず知っておきたい!がん保険に関する全情報と全知識」で解説しています。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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