貯蓄型保険でお金を貯めるときに必ず知っておくべき知識と選び方

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保険に入るときに掛け捨てだともったいないから、貯蓄型の保険のほうがいいと思って調べているけど、結局どの商品がいいのかわからないとあきらめていませんか?

生命保険には貯蓄ができる商品もありますが種類によってメリット・デメリットがあります。

貯蓄型の保険はたくさんありますが知りたいのは「自分にとってどの商品が1番いいのか」だと思います。

今日は貯蓄型保険を選ぶときに必ず知っておかないといけないことをお伝えします。最後にお得な契約方法もお伝えしてますので是非最後までご覧ください。貯蓄型の保険はしっかりと計算し、比較して1番利率のいい商品を選択しましょう。

目次

1. 生命保険も兼ねて積立をしていくのであれば低解約返戻金型終身保険

2. 老後の積立だけを考えるのであれば個人年金保険

3. 利率が高い外貨建保険

4. 運用によって受取額が変わる変額保険

5. 一括でお金を入れるのであれば一時払終身保険

補足 貯蓄型保険の商品を比較するときは返戻率で比較する

補足 貯蓄型保険の利率の上げる契約方法

はじめに:加入をする目的を決める

保険で貯蓄ををしていくときは、まずは自分の方針を決めないといけません。例えば生命保険がメインなのか、貯蓄がメインなのかなど自分がどのような目的で加入をするのかを決めましょう。貯蓄型保険は種類がたくさんありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。加入をするときはその商品のリスクをしっかりと理解しておきましょう。

そこで4つの目的別に簡単にまとめてみました。

簡単にまとめると以下のようになります。

貯蓄型保険 目的

すべての商品に特徴やメリット・デメリットがあるのでしっかりと確認していきましょう。

1. 生命保険も兼ねて積立をしていくのであれば低解約返戻金型終身保険

私が貯蓄型保険でおすすめするのが「低解約返戻金型終身保険」です。言葉だけ見るとややこしそうだと思われるかもしれませんが、難しい商品ではありません。 簡単にお伝えすると保険料をしっかり払っていくとお金が増え、死亡保障にもなる保険です。

1-1 安定して積立ができる低解約返戻金型終身保険

この保険は運用によってお金が増えたり、減ったりはせず、固定されていますので安定して積立をすることができます。そして保険料を設定した期間まで払込みを終えればお金が増えます。

ただし、保険料の払込期間中に解約をしてしまうと減らされてしまいます。 わかりにくいので実例をもとに詳しくお伝えしていきます。 これから以下の人を例にして解説します。

30歳男性 

  • 死亡保険金額:1000万円
  • 保険料:月々17,490円
  • 保険料払込:60歳まで
  • 保険期間:終身

貯蓄型保険 1000万円

この契約では保険料を月々17,490円を60歳まで30年間支払いをしていくと総額で629万円になります。

毎月支払っている保険料が貯まっていき、60歳時点では755万円貯まっています。約126万円増えます。 解約をすると貯まってる金額が受取れますので保険料がまったく無駄になりません。

そして、解約をせずにそのままおいておくと保険会社が運用していくので貯まっているお金は増え続けます。70歳時点だと820万円になっています。

このようにしっかりと保険料を設定期間まで支払うとお得な商品です。貯まっているお金を年金で受取ったり、介護年金にすることもできます。あくまでも死亡保障の商品なのでもし途中で万が一があれば1,000万円の保険金が支払われます。

ただし、60歳までに解約をしてしまうと損をしてしまいます。しっかりと支払っていける金額を設定しましょう。

1-2 インフレにも対応できる利率変動型

よく保険で積立をしていくと「インフレに弱い」といわれるますが、この低解約返戻金型終身保険の中には「利率変動型」といって景気が上がって金利が上がるとお金が増える商品もあります。最低保障はされており、安心です。

ただし、後ほどお伝えする変額保険や投資信託のような運用商品に比べると増え方は小さいです。もし、リスクを承知で増やしたいというのであれば、運用商品のほうがインフレに対応しています。

利率変動型終身

例えば上記の商品の場合10年ごとに利率の改定が行われ、金利が一定の基準を上回るとその分増えていきます。このような商品もありますので、出来るだけリスクを取らずに積立をしていくときにおすすめしたい商品です。

1-3 低解約返戻金型終身保険2つのデメリット

ここまでいい話ばかりをして「デメリットはないの?」と不安になった人もいたかもしれません。そこで最後に注意しておきたいデメリットをお伝えしておきたいと思います。

契約をするときには必ず知っておかないといけないことなのでしっかり確認しておきましょう。リスクを軽減する方法もありますのであわせてご覧ください。

デメリット1 保険料払込期間の途中で解約してしまうと減らされる

1つ目のデメリットが保険料の払込期間中に解約をしてしまうことです。保険料はしっかり設定した期間まで払えば増えますが、その途中で解約すると年数にもよりますが約70%くらいに減らされます。

補足:デメリットの軽減方法

① 保険料払込期間を短くする

設定した期間の途中で解約したら損をしてしまうので、保険料の払込期間を短くすれば解約リスクが減ります。例えば上記のプランでは30歳から60歳まで30年間保険料を払込まなければいけませんが、設定を40歳までにすると10年しか保険料を払わなくていいので、解約リスクは減ります。

② 保険料の支払いを大きくしない

長い間保険料を支払っていくことになるので無理な保険料設定は危険です。将来のことを考えて楽に支払える金額を設定しましょう。もし急にお金が必要になった場合は解約よりも先に保険会社からお金を借りる契約者貸付制度を利用することを検討しましょう。

デメリット2 保険会社が倒産した場合

2つ目が保険会社の倒産です。 保険会社も会社なので倒産をする可能性があります。ただ、掛けている保険料がなくなるわけではありません。全額補償されるわけではありませんが、生命保険契約者保護機構によって保障されます。 生命保険契約者保護機構についてはこちらをご覧ください。

1-4 一括で入れることもできる

保険料は月払いで支払いをしていくケースが多いですが、この保険ははじめに保険料を一括して入れることのできる商品もあります。「全期前納」制度を活用して、一括で保険料を支払うと保険料の割引が利きます。最後に返戻率を上げる方法でお伝えしています。

終身保険の活用法については終身保険とはどういう商品なの?目的別の効果的な5つの活用法で詳しくお伝えしています。

2. 老後の安定した生活費を貯めていくなら個人年金保険

老後の積立として今注目されているのが個人年金保険です。文字どおり老後に年金が受け取れます。生命保険というよりも貯蓄商品です。

後ほど詳しくお伝えしますがメリットの1つに所得税の控除があります。低金利の時代でリスクなしに増える商品がないので税金メリットを生かすのも1つの方法です。出来るだけリスクを少なくして老後のお金を貯めていきたい人におすすめする商品です。

2-1 1番リスクが少ない個人年金保険

1番リスクが少ない貯蓄型保険は個人年金保険です。ただ保険機能はほとんどなく、基本的に老後の貯蓄をするための商品です。こつこつ老後に向けてお金を貯めていきたい人におすすめの商品です。 ただし、契約をして早期に解約をしてしますと損をしますので注意しましょう。

個人年金保険に関しては個人年金保険の全知識まとめ詳しくお伝えしていますのでご覧ください。

2-2 税金でお得な個人年金保険料控除

個人年金保険に加入をすると保険料の一部を所得から控除できる「個人年金保険料控除」を受けることができます。

払込んだ保険料に応じて、一定の金額がその年の所得から差し引かれ、所得税や住民税の負担が軽減される制度です。

給与など所得に一定の税率をかけて所得税の金額が決まるため、所得控除により課税所得(課税の対象となる所得)が下がることによって所得税と住民税が軽減されます。 個人年金保険料控除は生命保険料控除3種類のうちの1つです。

生命保険保険料控除は以下の3種類になります

  • 一般生命保険料控除
  • 介護医療保険料控除
  • 個人年金保険料控除

※平成24年1月から新制度になっています。 ただすべての契約が控除の対象となるわけではありません。以下のすべての条件を満たし「個人年金保険料税制適格特約」を付けた保険です。

  • 年金受取人が契約者または配偶者のどちらかである
  • 年金受取人は被保険者と同一である
  • 保険料払込期間は10年以上である
  • 年金受取開始が60歳以降で年金受取期間が10年以上である

個人年金保険料控除については個人年金控除に関する5つのポイントで詳しくお伝えしてますので是非ご覧ください。

3. 利率が高い外貨建保険

ここまでリスクの少ない、安定してお金を貯めていける商品をお伝えしてきましたが、ここからは「多少のリスクは承知でお金を増やしたという人」におすすめする商品をご紹介します。

3-1 外貨建保険の特徴

外貨建保険はドルやユーロ、豪ドルなどの外貨で保険料の支払いや保険金の受取りを行うタイプの保険です。

特徴を簡単にお伝えすると、利率が高いので増えますが、外貨建てなので為替が変動することによって損をするリスクがあります。 前節までの2つの商品は保険料をしっかり払っていけば、損をしないので安定して積立ができますが、外貨建ては為替がどう動くかによって将来受取れるお金が変わってきます。

3-2 外貨建保険のメリット・デメリット

メリット

  1. 日本円より高い金利の通貨で運用するので、貯蓄性で有利。
  2. 予定利率が高いので保険料が安い
  3. 年金受け取り開始・満期・中途解約時に、契約時より円安になっていれば、為替差益がプラスされる。

デメリット

  1. 為替が円高になると受取る金額が減る
  2. 両替する際に為替手数料が掛かる
  3. 商品がわかりにくい

外貨建保険は為替変動によって受取る金額が大きく変わっていくのが特徴です。

為替の損益
※生命保険文化センター参照

3-3 外貨建保険の使い方

外貨建保険は利率が高く、為替変動がない状態で一般の保険に比べると保険料が安いです。貯蓄目的で考えると一般的なものよりも増えます。上記のように為替変動のリスクがあるので、外貨建保険だけというのは危険があると思います。為替手数料も掛かるので、大きな保障を外貨建てでするのではなく、全体の一部だけ貯蓄を兼ねて考えるのがいいでしょう。

できれば、貯蓄商品の1つとして分散させる考えで、できるだけ余裕資金で加入するのをおすすめします。

外貨建て保険については外貨建て保険とはどういうもの?知っておくべきメリットとデメリットで詳しくお伝えしています。

4. 運用によって受取額が変わる変額保険

この変額保険も外貨建保険と同じくリスクがあります。変額保険の場合「運用リスク」です。保険料の一部が特別勘定とよばれるファンドにおいて株や債券などで運用され、その運用実績によって保険金や解約返戻金の金額が増減します。

4-1 変額保険の特徴

変額保険は運用によって将来受取れる金額が変わってきます。投資信託に似ている商品です。ただし、運用がうまくいかなくても死亡保険金は下がりません。保険料は一般な保険よりも割安で設定されているので生命保険も兼ねて考える人におすすめする商品です。

例えばA社の場合

変額保険

この契約の場合、基本保険金額1,000万円の設定なので死亡保険金1,000万円は最低保証されます。運用が好調な場合は増えます。ただし、満期保険金については最低保障されずに運用によって増減します。

4-2 変額保険のメリット・デメリット

メリット

  • 運用が好調の時に増えるのでインフレ対策になる
  • 保険料が比較的割安
  • 死亡保険金が最低保障されている

デメリット

  • 運用が不調の時減らされてしまうのでリスクがある
  • 投資信託に比べると比較的手数料が高い

4-3 変額保険の使い方

変額保険の使い方としては、「死亡保障をメインで考えて出来れば運用で増えたらいいなと考える人」におすすめの商品です。

変額保険は運用がうまくいかなくても死亡保険金は基本保険金が保障されています。例えば終身変額保険で基本保険金額500万の場合、運用がうまくいかなくて死亡保険金額500万円は保障されます。そして一般の終身保険よりも保険料が割安です。

単純にお金の運用を考えるのであれば保険機能がある変額保険よりも投資信託のほうが有利です。

変額保険については変額保険とはどういう商品?特徴と2つの活用法で詳しくお伝えしています。

5. 一括でお金を入れるのであれば一時払終身保険

これまで毎月安定して積立をするならということで商品をお伝えしてきましたが、ここからは一括でお金を入れる商品をお伝えします。 銀行に預けていても、まったく増えないので安定して少しでも増えるものをと考えたときに思い浮かぶのが保険だと思います。

そこで一括でお金を入れる商品の代表的なのが一時払終身保険です。それほど大きく増える商品ではないですが、保険機能もあるので銀行に預金しておくよりもメリットがあります。

5-1 一時払終身保険の特徴

保険商品の中でも一括でお金を入れるのであれば、一時払終身保険をおすすめします。一時払終身保険とは文字どおり「はじめに一括で保険料を支払ってしまう一生涯の生命保険」です。

実際の事例をもとにお伝えしていきます。

例えば 、、、

60歳男性

  • 保険料:約500万円(一括)
  • 死亡保険金額:620万円
  • 保険期間:終身

一括で約500万円支払います。そうすると3年経過した4年目には100%を越えてきます。 10年後には104%と4%増えます。75歳時には106.5%となります。

もしその間に万が一のことがあった場合死亡保険金額が620万円支払われます。

正直それほど増えるものではありませんが3年で100%を越えてその後は増えていくので普通に銀行に預金していくよりはいいのかもしれません。最近では相続税対策として使われるケースも増えてきています。

5-2 相続税対策で活用する

単純に増やす目的で加入する人もいますが、先ほどもお伝えしたように相続税対策で加入する人も増えてきています。

平成27年1月より相続税改正により、相続税の負担が増えます。生命保険の死亡保険金は相続税の非課税枠があるので、この一時払終身保険で相続税対策をするのに有効な手段の1つです。

詳しくは相続税改正と生命保険の活用法でお伝えしていますのでご覧ください。

補足:貯蓄型保険を比較するときは返戻率で比較する

貯蓄型保険を比較するときは返戻率で比較します。簡単にいうと「いくら払って、いくら戻ってくるか」です。戻ってくるお金が多い商品がお得です。

返戻率の計算方法

各保険会社で商品を発売していますが、比較をするときは返戻率の計算をして比較します。

貯蓄型保険の返戻率計算方法は以下のようになります。

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※解約返戻金とは解約したときに戻ってくるお金 比較するときは同じ条件で比較します。

例えば先ほどの低解約返戻金終身保険だと 、、、

30歳男性 

  • 死亡保険金額:1000万円
  • 保険料:月々17,490円
  • 保険料払込:60歳まで
  • 保険期間:終身

支払保険料総額が約629万円に対して60歳時点の解約返戻金が約755万円になるので計算式に当てはめると 755万円÷629万円×100=120% 返戻率は120%となります。

貯蓄目的で検討するときはこのように試算をして、1番返戻率のいい商品を選択したほうがいいでしょう。 低解約返戻金型終身保険の比較はで行っていますので参考にしてください。

商品を比較するときは同じ条件で比較をする

商品を比較するときに注意することとしては、同じ条件で比較するということです。貯蓄型保険でも特約が付加されていたり、保障内容が違うと本当にどちらがいい商品か比較できません。よくあるケースなので注意しましょう。

補足:貯蓄型保険の利率の上げる契約方法

貯蓄型の保険を契約するときに重要なのはできるだけ有利な契約をすることです。保険料の支払方法によって返戻率を上げるのとができるのでご紹介します。

① 保険料年払で返戻率を上げる

貯蓄型の保険だけではなく生命保険全般ですが月払より年払のほうが割引になります。 満期保険金の受取額は変わらないですが支払保険料総額が少なくなるので返戻率が上がります。

② 保険料を短期払いで返戻率を上げる

商品の中には保険料の払込期間を短くすることができます。その分月々の保険料は上がりますが払込期間は短くなるので割引があり、支払保険料総額は少なくなります。

例えば30歳の人が保険料60歳払済と50歳払済では50歳払済のほうが支払保険料総額が安くなります。よって返戻率が上がります。

③ 保険料を前納して返戻率を上げる

契約時に、保険料払込期間満了までの年払保険料を一括で支払う方法です。一括で支払うことで前納割引率が適用されて保険料が安くなるため、支払保険料総額が少なくなります。よって返戻率が上がります。

また、全額支払うことが難しくても一部を前納することもできます。

※保険会社・商品によってはできないこともあります。

おまけ:クレジットカード払でポイントを貯める

返戻率は変わらないですが保険会社によってはクレジットカード払ができます。貯蓄型の保険は掛け捨ての保険に比べて金額が大きいためクレジットカード払にしてポイントを貯めていくがお得です。

まとめ

年金不安により老後の積立を考える人が増えていますが、その積立商品の1つが貯蓄型保険です。これまで種類別に特徴などを簡単にお伝えしてきましたが、保険会社の商品なので生命保険も兼ねて貯蓄をするという考え方が1番いいと思います。

商品のリスクをしっかりと確認をしてから契約するようにしましょう。

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長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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