音大はやっぱり高い?入学金や入学後にかかる費用について紹介

音楽、特にプロのクラシックや吹奏楽奏者を目指す人々が志望することになる音楽大学。

一般的に音楽大学の学費は高いというイメージがありますが、実際のところどうなのか気になっている人も多いでしょう。

そこで今回は、音楽大学の学費について、いわゆる東京6音大と、公立大学をみていきます。

また、入学後にも、音大特有の費用というものがあるのか、それがどのくらいかかるのかという所も見ていきます。

子供を音大に行かせたい、という方は是非ご覧ください。

1.東京6音大の学費ランキング

東京6音大を学費が高い順で並べると以下のようになります。

ランキングは入学費・授業料・設備費を合計した初年度納付金(後援会費や維持費等を除く)で、学部内の平均にあたる学科を参照して作成したものです。

順位 大学 初年度納付金
1 桐朋学園大学 ¥2,300,000
2 昭和音楽大学 ¥2,240,000
3 武蔵野音楽大学 ¥2,210,000
4 東京音楽大学 ¥2,177,000
5 国立音楽大学 ¥1,900,000
6 東京藝術大学 ¥981,360

こうしてみると、名門と呼ばれる音大のほとんどで、高額な学費が必要であることが分かります。

上記に含まれない諸費は、大学によってまちまちで、維持費などがある大学については30万円程かかります。注意しましょう。

詳細は各大学のリンク先をご覧ください。

2.公立大学の学費について

公立大学は大学のある地方出身の場合に限り、国立である東京藝術大学よりも安いところがあります。

目安として、初年度納付金は80万円~150万円の間の大学がほとんどです。

各大学の学費については「大学名 学費」で検索することができます。

3.演奏会にはお金がかかる

音大生は学費の他に、コンクールの参加費用や楽譜代、衣装代等で多額に費用が発生します。

他の大学と比べても、学費以外の諸経費が多くかかってしまうのです。

例えば日本クラシック音楽協会のコンクールに参加する場合、参加費用として、

  • 予選:13,000円
  • 本選:16,000円
  • 全国大会:18,000円

がかかります。

実績作りのために多くのコンクールに参加することを考えると、参加費用だけで多額のお金が必要なことが分かりますね。

プロになるのも一苦労です。

4.学費を抑えるために

ここまでお読みになって、経済状況的に子供の進学はあきらめるしかないと思っている方もいるかもしれません。

そんな方に対しても、学費については国や大学などがある程度、対策を用意してくれています。

対策としては以下の2つがあります。

  • 奨学金
  • 特待生制度

それぞれ見ていきましょう。

4.1.奨学金制度について

奨学金は、簡単に言えば国や大学などからお金を借り、学費を工面する制度です。

制度の内容は国の場合は統一ですが、大学のものは各校で違いがあります。

①国から借りることができる奨学金

国から借りることができる奨学金には、無利子で借りることのできる1種と、有利子の2種があります。

1種は成績優秀であるにも関わらず、学費を工面できない子供のみが受けられるもので、2種よりも条件のハードルが高いです。

奨学金を借りることができるかどうかの条件には、「学力基準」と「家計基準」があり、その名の通り進学者の学力と、その世帯の家計が関与します。

学力基準

1種の「学力基準」は以下の通りです。

対して、2種の「学力基準」は以下のようなもので、1種よりは条件が軽くなっています。

次の(1)~(4)のいずれかに該当すること。

奨学金を借りるということは、社会人になった後で多額の借金を負うということになります。

借りた金額によっては、20年もの間、月4万円を超えるお金を返し続けることになってしまうので、利用する場合は注意しましょう。

②大学が用意している奨学金

大学が用意している奨学金の内容は、大学によって異なります。

基本となる貸与型、給付型の奨学金の他、大学を卒業した著名人の偉業にちなんだものなどが用意されているのが特徴です。

例として、東京藝術大学の奨学金に関するぺージへのリンクを記載しておきます。

参考:東京藝術大学 | 奨学金制度 | 東京藝術大学奨学金制度

各大学の奨学金については「大学名 奨学金」で検索してみてください。

4.2.特待生制度について

ご存知の通り、成績優秀者の学費を免除する制度です。

例えば東京音楽大学では、実技試験の成績や国内外の演奏会での実績によって、在学期間の学費全額または一定額を免除する制度を設けています。

各大学の特待生制度については、「大学名 特待生」で検索可能です。

(おまけ)国による大学などの高等教育の無償化政策

2019年5月10日に国会で「大学等における修学の支援に関する法律(大学無償化法)」が成立し、2020年4月1日から施行される予定となっています。

これによって何らかのメリットを受けられるかは、多少なりとも気になるところです。

そこで、一応、その内容を解説した文部科学省の資料をもとに、要点のみお伝えします。

まず、対象となる世帯は、「住民税非課税世帯」と「それに準ずる世帯」に限られます。また、対象となる費用は「授業料」のみで、その他にかかる費用は含まれません。

そして、免除の額には上限があり、以下の表の通りです。

国公立 私立
入学金 授業料 入学金 授業料
大学 約28万円 約54万円 約26万円 約70万円
短期大学 約17万円 約39万円 約25万円 約62万円
高等専門学校 約8万円 約23万円 約13万円 約70万円
専門学校 約7万円 約17万円 約16万円 約59万円

いずれにしても、音大に通わせようと考える世帯は、子に楽器等を習わせることができる程度の経済的余裕があることが前提ですので、縁の薄い制度と言えます。

まとめ

音大の学費について紹介しました。

音大の学費は大小様々ですが、学費が比較的安い国公立大学は倍率が高く、狭き門です。

私立大学に行くことになる可能性も考慮し、奨学金等の活用も含め、計画的に学費を準備する必要があります。

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保険の教科書 編集部

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