逓減定期保険ってどんな保険?収入保障保険との違いは?

逓減(ていげん)定期保険とは収入保障保険と同様に、一家の大黒柱が亡くなった際に家族がまとまったお金を受け取れるようにするための保険です。

いずれも保険者の年齢にあわせ必要な保険金を用意できるように設計された合理的な保険と言えますが、それぞれ特徴が異なります。

ここでは、逓減定期保険とはどんな保険かお伝えした上で、収入保障保険との違いを簡単にまとめています。

1. 逓減定期保険とはどんな保険?

【逓減定期保険のイメージ】

逓減定期保険は上の図のように保険期間が経過するにつれて、受け取れる保険金が減っていく保険のことです。

「保険金が減る」という言葉だけ聞くと、「条件が悪いのではないか」とまゆをひそめてしまう方も多いと思いますが、実際にはライフステージの変化に合わせた合理的な保険の1つなのです。

大黒柱が早く亡くなった方が遺された家族には多くのお金が必要となります。

子どもはまだ独り立ちしていないかもしれませんし、多大な教育費が必要となるケースもあります。

逆に契約者の年齢があがって子どもが独り立ちしたあとであれば、それほど多額の保険金は必要ないかもしれません。

このような契約者の事情にあわせ、逓減定期保険では契約者が早く亡くなった(働けなくなった)ときの方が、死亡保険金がより高額となるよう設計されているわけです。

その上で、常に一定の保険金が受け取れるタイプの死亡保険と比較して、逓減定期保険は保険料が安くおさえられています。

安い保険料で、契約者の年齢にあわせた必要な保険金を受け取れるのが逓減定期保険の特徴です。

2.逓減定期保険と収入保障保険の比較

逓減定期保険と同じように、毎年受け取れる保険金が少なくなっていく保険として収入保障保険があげられます。

収入保障保険とは大黒柱が亡くなった際に、契約満期まで毎月一定の保険金を遺された家族が受け取れる保険商品です。

この2つの保険商品は似通っているために、違いを知らない方も多いのではないでしょうか?

逓減定期保険と収入保障保険の主な違いをまとめると、以下の通りです。

この違いについて、A生命の実際の以下保険商品を例にとり簡単に解説します。いずれも、2018年11月時点での商品内容です。

【逓減定期保険】
・契約者:30歳男性
・保険期間:60歳
・保険金・給付金(初年度):3,600万円
・保険料:月額9,612円
・特約(1):特定疾病診断給付金特約
・特約(2):リビング・ニーズ特約付き

【収入保障保険】
・契約者:30歳男性
・保険期間:60歳
・保険金・給付金:年金月額10万円 ※30年間保険金を受け取った総額:3,600万円
・保険料:月額4,010円
・特約:リビング・ニーズ特約付き

今回紹介したA生命の保険は、いずれも死亡時だけでなく、以下にあてはまる条件で契約者が働けなくなった際にも同様の保険金が受け取れます。

契約者が収入を得られなくなった際に、幅広い条件で保険金をうけとれる商品です。

  • 高度障害になったとき
  • 身体障害者福祉法に定める3級以上の障害に該当し、かつ3級以上の身体障害者手帳の交付をされた場合
  • 所定の要介護状態になった場合、または、公的介護保険制度で「要介護2以上」と認定された場合

また「余命6ヶ月以内と判断される場合」にも、それぞれ保険金が受け取れるリビング・ニーズ特約を付与しています。

くわえて逓減定期保険には「特定疾病診断給付金特約」がついており、がん・急性心筋梗塞・脳卒中と診断された場合にも保険金が受け取れます。

このように逓減定期保険の方が、保険金を受け取れる幅が広くなっています。

また月単位で保険金が減っていく収入保障保険と比較して、逓減定期保険では保険金が減っていくタイミングが1年に1回だけなので受け取れる保険金の額も多くなっています。

2.1.保険金の受け取り方が違う

逓減定期保険・収入保障保険それぞれで保険金の受け取り方が異なります。以下、それぞれ解説します。

2.1.1.逓減定期保険で保険金の受け取り方

逓減定期保険では、保険金を一括で受け取ることができます。

A生命の例では、初年度では3,600万円ですが、受け取れる保険金は契約者の年齢を経るにつれ以下のように少なくなっていきます。

  • 初年度(31歳):3,600万円
  • 10年目(40歳):2,520万円
  • 20年目(50歳):1,332万円

2.2.2.収入保障保険での保険金の受け取り方

一方、収入保障保険では毎月一定額ずつ保険金を受け取ります。

保険金を一時金として一括で受け取ることも可能ですが、毎月受け取る場合と比較して総額が低くなる点に注意が必要です。

たとえば上述したA生命の収入保障保険の例で、初年度に契約者が死亡した場合に受け取れる保険金の総額は、以下のようになります。

  • 毎月10万円うけとった場合の保険金総額:10万円×360ヵ月=3,600万円
  • 一時金として一括して受け取る場合の保険金額:約3,098万円

この例では受け取れる保険金の総額に、約500万円ものひらきができます。

収入保障保険では、特別な事情がない限り一時金としてではなく毎月保険金を受け取った方がお得です。

2.2.保険料は収入保障保険の方が安い

保険料を比較すると、一括で保険金を受け取ることができる逓減定期保険と比較して、毎月一定額の支払いとなる収入保障保険の方が安くなります。

保険会社からすると収入保障保険では高額な保険金を一括で支払わないでよいので、その間の資金を運用にまわせるために保険料を安くできるわけです。

例に出したA生命の保険商品の例では、初年度の保険金総額はいずれも3,600万円とかわりませんが、逓減定期保険が月額9,612円なのと比較して、収入保障保険は月額4,010円と安くなっています。

2.3.どういうときにどちらを選ぶとよいか

紹介したように、逓減定期保険・収入保障保険を比較した場合、逓減定期保険は保険金を受け取れる幅が広く受け取れる保険金が多い上に、一括で受け取っても保険金が減らないのがメリットです。

一方の収入保障保険は保険料の安さが魅力となります。

一般的には、保険料が安い収入保障保険が選ばれることが多いですが、上に書いたように比較すべきポイントはそれだけではありません。

まとめ

逓減定期保険・収入保障保険共に、契約者の年齢(ライフステージ)にあわせて受け取れる保険金の額が変化する合理的な保険といえます。

ただし逓減定期保険では一括で保険金を受け取れるのに対し、収入保障保険では毎月一定額の受取りになるなどの違いがあります。

収入保障保険の方が保険料が安いのに対し、逓減定期保険の方が受け取れる保険金が多く、かつ保険金を受け取れる幅が広いのがメリットです。

収入保障保険・逓減定期保険の違いを理解して、より希望に近い保険を選んで下さい。

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