次のようなことでお悩みではありませんか?
・自分にピッタリのがん保険を選んで加入したい
・現在加入中のがん保険の内容で大丈夫か確認したい
・保険料を節約したい
・どんながん保険に加入すればいいのか分からない
もしも、がん保険についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
女性特有のがんの中で最も罹患率が高いのが子宮がんです。赤ちゃんを産むための子宮にできるがんなので、ある意味、女性にとって最も精神的・肉体的苦痛を伴う病気のひとつといえるでしょう。
そして、子宮がんの中でも、特に子宮頸がんは、出産適齢期といわれる20代、30代の女性に特に多いがんです。
そこで、この記事では、以下の3点についてご案内していこうと思います。
子宮頸がんの前兆でもある、子宮頸部異形成とがん保険についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
保険の教科書編集部
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目次
子宮がんは2つの種類に分けることができます。
子宮体がんは、赤ちゃんを育てるための子宮の内膜にできるがんで、子宮の中で一番奥の方にできるがんです。一方、子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんです。そして、子宮頚がんは、特に若い女性に多く見られるがんです。
以下は、がん情報サービスの『がん登録・がん統計』による子宮がんの年齢別罹患率です。
【年齢階級別罹患数(10万人あたりの罹患者数/2015年)】
ご覧のように、子宮頸がんの罹患率は、20歳代後半から増加しはじめ、30歳代でピークとなり、少しずつ減少し、60歳以降は横ばいとなります。それに対し、子宮体がんは40歳代後半から増加し、50歳代にピークを迎えその後減少します。
若い女性にとって、子宮頸がんのリスクの方がはるかに大きいことが分かります。そのため、出産適齢期の女性は、子宮体がんよりも子宮頸がんに注意しなくてはならないと言えるでしょう。
それでは、実際に子宮頸がんになってしまった時に、どんな治療を受けることになるのでしょうか?また、がん保険に加入していた場合、治療に対応できる保障はどんなものがあるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
子宮頸がんのステージと治療方法の関係について以下の表をご覧ください。
※がん情報サービスの『子宮頸がん』より
子宮頸がんは、がん細胞が組織の奥深くまで浸透していない上皮内がんという状態(0期の状態)では、「円錐切除術」という手術の治療だけを行います。
しかし、がん細胞が上皮よりも深く侵食してしまっている状態(ⅠA 1期以降)では、まず子宮の摘出手術が必要となります。また場合によって卵巣や卵管も含めた切除、さらには膣の一部、周囲にあるリンパ節も同時に切除することもあります。その後、経過観察をしながら、放射線治療を行います。
抗がん剤治療は、放射線治療の後に転移や再発が見つかった場合に行われます。子宮頸がんの場合は、膣や膀胱への転移が多く見られるようです。また、肺や肝臓への転移することもあります。
このように、子宮頸がんは最も初期に発見できていれば手術で治療が終わるのですが、それ以降の場合は、手術と放射線治療は必ず行うことになります。
放射線治療や抗がん剤治療は、継続的な治療が必要になったり、高額な治療費がかかったりすることも考えられます。以下は治療費の一例です。
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あくまでも一例ですが、これを1コース7週間行ってから、期間をおいて、2コース目を行うというように、複数回行うことになります。
なお、国の認可が下りている抗がん剤や放射線治療では、高額療養費制度が適用されますので、実際の費用は年収600万円のご家庭の場合、17万円程度となるでしょう。この治療を1年で4回行ったとすると、68万円程度必要になります。
これに交通費や、もし入院した場合は、入院費用、差額ベッド代などがかかってくるので、少なく見積もって年間80万円、多く見積もって年間100万円を見ておけば良いかと、私は考えています。
近年、がん保険において最も重要視されている保障内容は
の3つです。そのため、これらの保障内容がメインとなっているがん保険に加入していれば、子宮頸がんの治療費は十分にカバーすることができます。通常のがん保険に加入していれば、子宮頸がんに特化した特別な保障は必要ではありません。
それでも、子宮頸がんに対して特別な保障を望む場合は、例えば、子宮観血切除術、子宮全摘出手術を受けた場合に、まとまった金額の給付を受けられるものがあります。こちらに関しては、子宮頸がんだけでなく、乳がんや卵巣がんもセットで保障されるものが多いので検討しても良いでしょう。
子宮がんの一歩手前の状態を子宮頸部異形成といいます。これはがん細胞になる前の状態で、正常ではない細胞が存在する状態のことをいいます。こちらに関して気になっている方もいらっしゃると思いますので、ここで解説させていただきます。
結論から申し上げますと、子宮頸部異形成の方ががん保険に加入するのは大変難しいです。これは子宮頸部異形成が子宮頸がんの前段階の状態であることから、かなりのリスクがあると判断されるからです。
しかし、子宮頸部異形成だったとしても、その状態が改善されることもあります。実は私がそうでした。数年前に擬陽性(陽性を疑う状態)という診断を受けたことがあるのですが、翌年の婦人科検診では陰性へ改善されて、ホッとしたのを今でも覚えています。
子宮頸部異形成は、ちょっとした体調の変化やホルモンバランスの乱れなどでも、陽性と判断されてしまうこともあるようです。子宮頸部異形成と診断され、がん保険の加入を検討されている方は、定期的に検査を受けてみてください。状態が良くなった時には、がん保険の加入が可能な場合もあります。
では、現在すでにがん保険に加入されている方が子宮頸部異形成と診断された場合はどうなのでしょうか?これに関しては、保障の対象外となります。子宮頸部異形成は子宮頸がんの前段階であり、がんと診断確定されていないからです。
症状としては、軽度異形成・中度異形成・高度異形成と進み、高度異形成の場合は上皮内がんが含まれることもあるようです。
数あるがんの中でも、子宮頸がんは予防ができるがんだと言われています。なぜならば、子宮頸がんは、その原因がはっきりとしているからです。子宮頸がんは子宮の入り口付近にできるがんなので、比較的早期に発見されやすく、前段階である異形成の状態を発見できることもよくあります。
最初にも申し上げたのですが、子宮頸がんはどちらかといえば出産適齢期の女性に多い病気です。それを裏付ける証拠の一つとして、地方自治体が実施している子宮頸がん検診の対象年齢をご覧ください。
【無料クーポン券 対象者】
(厚生労働省『治療と職業生活の両立等の支援の現状について』より)
乳がんについては、40歳から60歳の女性を対象としているのに対し、子宮頸がんについては、20歳から40歳までが無料検診を受けられるようになっています。このようなことからも、20~40歳くらいまでの女性は健康診断の際には、必ず子宮頸がん検診を受診していただくよう、お願いいたします。
定期的に健康診断を受ける機会の少ない主婦の方で多いのが、ご家庭やお子様を優先し、ついついご自身の体を後回しにしてしまうケースです。私のお客様でも、保険加入の際に過去の健康診断の受診の有無についておたずねすると、「何年も健康診断受けていない」という方も珍しくありません。
20歳を超えたら2年に一回は子宮頸がん検診を受けることが、とても大切な予防法となります。結果として、それがあなた自身とあなたのご家族を子宮頸がんから守ることになるのです。
子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染を防止するものです。メディアなどで紹介され、話題になったので聞いたことがある方も多いと思います。年齢的には中高生が対象で、母親が娘を子宮頸がんから守るためワクチンの接種を行う事例がほとんどでした。
しかしながら、数年後、ワクチン接種を行った若い女性に様々な後遺症とみられる症状が現れました。未だに原因は解明されていないようです。有識者の中では、ワクチン接種と後遺症に関連性はないという見解をされている方もいらっしゃいます。
私個人の意見としては、使用については慎重な判断をお願いしたいと思っています。ご参考に厚生労働省のホームページにある「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)Q&A」をご紹介します。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
子宮頸がんは、子宮がんの中でも比較的若い女性に多いがんです。同じ女性に多いがんですと乳がんもたいへん怖い病気なのですが、赤ちゃんを産む役割を持つ子宮のがんという意味では、女性が最もなりたくないがんとも言えるのではないでしょうか?
がん保険に関しては、子宮頸がんの主な治療である手術・放射線治療・抗がん剤治療に対応できるものを選ぶことが大切です。子宮がん手術に対する上乗せ保障も存在します。
しかし、当然のことではありますが、がん保険に加入しているから子宮頸がんにならないわけではありません。子宮頸がんの有効な予防方法は2年に一度の子宮頸がん検査です。早期発見できれば、子宮頸がんは完治できる病気なのです。
最後に、この記事をお読みいただいたすべての女性の方に、子宮頸がん検査や健康診断などの定期的な受診をお願いいたします。
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