キッチンリフォームの費用はどれくらい?相場まとめ

キッチンのリフォームを検討するにあたって、気になるのはまず相場の金額はどのくらいなのかということではないでしょうか。

リフォームではまとまった費用が必要となる場合が多いので、リフォームを検討する際は、費用がどれくらいかるか知っておくことは重要なポイントとなります。

ここでは、キッチンリフォームの費用相場がどのくらいになるのか、簡単な目安を複数紹介しています。

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保険の教科書 編集部

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1.キッチンリフォームの費用相場

上記はリフォーム会社紹介サイト「ホームプロ」(「キッチン・台所リフォームの費用と相場(戸建て)」「キッチン・台所リフォームの費用と相場(マンション)」)(2021年3月時点)を参考にしたキッチンリフォーム費用の中心価格帯・目安価格帯です。

ホームプロに確認したところ、「中心価格帯」とは統計上中心となる価格帯、「目安価格帯」とは名前のとおり、目安となる価格帯とのことでした。

戸建ての方が、マンションよりリフォーム費用が若干高くなっています。

これは戸建の方がマンションより大きなキッチンを取り付けられている場合が多いことが理由と想定されます。

次に、上記ホームプロ公式サイトのリンク先で紹介されている、戸建・マンションそれぞれのキッチンリフォーム費用のよりくわしい統計を記載するのであわせてご覧ください。

【戸建のキッチンリフォーム費用】

【マンションのキッチンリフォーム費用】

1-2.種類別のキッチンリフォーム費用相場

キッチンのリフォーム費用について、もう1つのデータを紹介します。

リフォーム会社の紹介を行う株式会社グローバの公式サイト「リフォームガイド」(「キッチンリフォームの費用を完全解説!最適な選び方や注意点も!」)では、キッチンの種類ごとにリフォーム費用の相場を紹介していて参考になります。

キッチンの種類別のリフォーム費用相場

1-2-1.I型キッチンとは

I型キッチンイメージ

冷蔵庫・シンク・コンロが横一列に並んだ、日本で最も多い形式のシンプルなキッチンです。

「リフォームガイド」(「キッチンリフォームの費用を完全解説!最適な選び方や注意点も!」)によれば、I型キッチンのリフォーム費用相場は50万円~120万円で、3種類の中で最も相場が安くなっています。

1-2-2.L型キッチンとは

L型キッチンリフォーム費用の相場

天板をL字型に設計し、コンロとシンクのある部分が直角に配置されたキッチンをさします。

調理スペースが広くとれ、作業がしやすいのが特徴です。

「リフォームガイド」(「キッチンリフォームの費用を完全解説!最適な選び方や注意点も!」)によれば、L型キッチンのリフォーム費用相場は65万円~130万円です。

1-2-3.対面型キッチンとは

対面型キッチンリフォーム費用の相場

コンロやシンクに向いて調理をしている際に、身体がダイニングやリビングに向くように設計されたキッチンをさします。

調理をしながら家族の様子をうかがったりコミュニケーションをとったりしやすいというメリットがあり人気が高いです。

「リフォームガイド」(「キッチンリフォームの費用を完全解説!最適な選び方や注意点も!」)によれば、L型キッチンのリフォーム費用相場は70万円~160万円で3つのうちでもっとも高くなっています。

2.キッチンのリフォームにかかる費用の内訳

キッチンのリフォームでは、どのような費用がかかるものでしょうか。

費用の内訳がわかると、リフォーム費用を検討しやすくなるでしょう。

キッチンのリフォームにあたり、費用の主な内訳は以下の3つです。

キッチン本体の価格

キッチンリフォームにおいて、最も大きな割合を占めるのがキッチン本体の価格です。ガスコンロなどの調理器具の機能性や使い勝手、材質・高級感などによって料金が大きく異なります。

工事費

もともとのキッチンからどれだけ大きく変えるかにより、工事費は大きく変動します。サイズや位置がリフォーム前とほとんどかわらないようであれば、給排水管や排気ダクトの移設が必要なくなり工事費がおさえられます。逆にいうと、これらの変更が大きくなるほど、工事費も高くなりやすいということです。

床材などの周辺工事の材料費

キッチンの床材や、コンロの壁面に取り付けるキッチンパネルも新しくする場合は、それらの材料費が加算されます。

3.キッチンリフォームの費用例

ここでは、実際のキッチンリフォームの費用例を2つ紹介します。

キッチンのリフォームには多種多様なケースがあるので、ここにあげるのはほんの一例ですが、ご自身がリフォームをする際の参考にしてみて下さい。

3-1.【費用例1】壁付のキッチンを対面型キッチンへリフォーム

対面型キッチンへリフォームイメージ

以下、不動産・住宅に関する総合サイト「SUUMO」(「キッチンのリフォーム、どれくらい費用がかかるの?」)に記載されたキッチンリフォームの例を引用して紹介します。こちらは、壁付のキッチンを人気の対面型キチンへリフォームした場合の費用例です。

●ケース1【工事費込95万8000円】

<内訳>

  • 設備・建材費:45万8000円 工事費:50万円
  • 設備・建材費/システムキッチン(間口2250mm)
  • 工事費/解体撤去、内装(床・壁・天井)・電気・給排水工事、造作工事、設置費など
  • 種別/マンション

●ケース2【工事費込175万円】

<内訳>

  • 設備・建材費:125万円 工事費:50万円
  • 設備・建材費/システムキッチン(間口2400mm)
  • 工事費/解体撤去、内装(床・壁・天井)・電気・給排水工事、造作工事、設置費など
  • 種別/マンション

この例のようにキッチンのレイアウトを変えるのであれば、床を全面的に張り替えることになり、その材料費・工事費は床面積が広くなるほど高くなるとのことです。

また給排水管・ガス管などを新設したり、排気ダクトの延長工事が必要になったりすることもあります。

3-2.【費用例2】ビルトイン型のガスコンロをIHクッキングヒーターへ変更する

IHクッキングヒーターリフォームイメージ

こちらは、株式会社 建築資料研究社の書籍(「新リフォーム[見積り+工事管理]マニュアル」、2017年、109頁)に記載された事例です。

キッチンのリフォームといっても「費用例1」のような大幅な変更ではなく、この例のようにビルトイン型のコンロを変更するだけといった場合もあるでしょう。

ガスコンロから安全で使いやすいIHクッキングヒーターへ切り替えたいと考える主婦の方も多いのではないでしょうか。

この場合はヒーター本体の費用のほか、既存設備の撤去費用や電気工事費、設置工事費がかかります。

実際の費用は以下のとおりです。

  • 既存撤去及び廃材処分費用:15,000円
  • 電気設置工事:56,000円
  • ビルトイン型IHクッキングヒーター:150,000円
  • 取付設置費:15,000円

合計:236,000円

まとめ

リフォーム会社紹介サイト「ホームプロ」(「キッチン・台所リフォームの費用と相場(戸建て)」「キッチン・台所リフォームの費用と相場(マンション)」)(2020年3月時点)によれば、キッチンリフォームの費用(中心価格帯)は戸建ての場合で100万円~150万円、マンションの場合で60万円~90万円とのことです。

もちろんリフォームの種類によってこれ以上になることもこれ以下になることもありますが、相場を知っておけばリフォームの費用を検討しやすくなるでしょう。

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