水道代の節約ポイント|毎月かかる費用の抑え方


毎月かかる費用として、水道代は油断できるものではありません。
水は生きていく上で不可欠なものですが、毎月かかる手前、どうにかして費用を抑えたいものです。しかし、多くの人はそれ以前に、自分は水道を使いすぎているのかどうか、把握してすらいないものです。
そこで今回は、一般家庭の水道代について、
- 水道代の平均はいくらなのか
- 節約する際のポイントは何か
という2点を議題に、お話していきます。
水道代が高いと感じている人もそうでない人も、是非ご覧ください。
1.水道代は平均でどのくらいかかるのか
水道代を節約したいといっても、まずは自分の世帯の水道代が他と比べて高いのか安いのかを知らないとお話になりません。
総務省の調査によると、2020年の水道料金の平均は、単身世帯で2,172円/月です。
2人以上の世帯では単純に人数分かければ平均が出るというわけではありませんが、1人あたりの水道代としては、この金額を超えると、使いすぎであると判断する目安になります。
ちなみに、2020年の2人以上の世帯での水道料金の平均は、5,255円/月となっています。
水道料金は各自治体ごとに金額に差があります。地方や水源から遠い地域であるほど、金額も高くなる傾向にあると言われます。
水道料金の料金表は、各水道局のホームページにて確認できます。
1.1.水道料金の計算方法について
水道料金は下記の式によって算出されており、簡単なようで意外と複雑になっています。
- 水道料金=(基本料金 + 従量料金)+消費税
複雑にしている要因となっているのが、「水道管の太さ」から決まる基本料金と、「従量料金制」という料金体制です。
詳しく見ていきましょう。
①基本料金について
基本賞金は自治体ごとに定められていますが、同じ自治体内でも料金が変わってくることがあります。
その要因を作り出しているのが「水道管の太さ」です。
一般的に、水道水は「配水本管」というメインの配管から、枝のように伸びた引込管を通り、各建物へと送られる用になっています。
実は、この引込管の太さが建物によってまちまちで、その太さによって基本料金が変化するのです。
例として、東京都水道局の料金表を見てみましょう。
引用:水道料金・下水道料金の計算方法(23区) | 手続き・料金 | 東京都水道局
上記表の呼び径という項目が、引込管の直径です。
呼び径によって、基本料金に大きな差があることがわかります。
引込管は建物ごとに決まっているので、引っ越さない限りはこの金額が変更されることはないと考えて良いでしょう。
②従量料金制について
続いて従量料金制についてです。
上記の表を見てもらえば一目瞭然ですが、使った水量が多ければ多いほど1㎥あたりの料金が高くなるという料金体制です。
勘違いしやすいのですが、例えば30㎥使用した場合、単純に163円×30㎥=4890円というようにはなりません。
上記の料金表で30㎥使った場合、従量料金は、
- 5㎥×0円+5㎥×22円+10㎥×122円+10㎥×163円=2,960円
となるのです。
つまり、料金表の使用量に対応した部分はその単価を使って計算するということになります。
水道代を割り出すときには注意しましょう。
水道料金の節約には、基本的にこちらの金額が関わってきます。
2.水道代の節約ポイントは「極力水を使わないこと」
水道料金の相場や計算方法がわかったところで、その節約方法について紹介していきます。
水道料金を節約するポイントは「水をなるべく使わない」、ただそれだけです。
当たり前のことなのですが、あの手この手で水の使用量を減らすことで、水道料金を減らすことができます。
下記のグラフは、東京都水道局の調査による家庭での水使用率をまとめたものです。

ここからは使用率の割合が多い順に、節水方法を紹介していきます。
2.1.お風呂周りで節水する
半身浴にする
毎日のお風呂を半身浴にすれば、単純にお風呂に使う水の量を半分にすることができます。
どうしても肩まで浸かりたいということでなければ、取り入れてみると良いでしょう。
また、これを言っては元も子もないですが、そもそもシャワー派の人は水道代が安くなります。
普段はシャワーで済ませ、休日など、ゆっくりできる日に湯船に浸かるなど、ストレスの溜まらない範囲でお風呂との関わり方を考えてみるのも有効です。
お風呂の残り湯を再利用する
昔から節水の定番として行われてきたお風呂の残り湯の再利用ですが、節水の効果は大きいです。
一般的に、風呂桶にお湯を張ると180Lほどになるといわれています。
そのお湯を洗濯や掃除に使うことで、半分の90Lだけ利用しても30日間で2,700Lと、大幅な節水が可能なわけです。
東京都を例にすると1世帯での使用水量の平均は8.0㎥、つまり8,000Lといわれています。
そのうちの1/3程が節水できると考えると、とても大きな効果があるのがわかりますね。
毎日湯船に使っている人は、活用しない手はないでしょう。
シャワーヘッドを節水用に変える
シャワーヘッドには、少量の水を勢いよく噴射してくれる節水用のものがあります。
自宅のシャワーヘッドを節水用のものに変えることで、効率よく節水を行うことができます。
2.2.トイレで節水する
「大」「小」レバーを使いわける
トイレのレバーに「大」「小」の記載がある場合、用途に応じて使いわけることで、節水が可能です。
普段意識をしておらず、無意識に全て「大」で流していませんか?
トイレ自体の性能によってまちまちですが、レバーの「大」「小」では流れる水量に大きな差があります。
節水をしたいのならば、しっかり意識して使い分けましょう。
二度流しを避ける
用を足して水流した後、便器が汚れているとついつい二度流しをしてしまいがちです。
汚れは掃除グッズなどで除去するよう心掛け、無駄に水を流さないようにしましょう。
給水タンク内の浮き玉を調整する
難易度が高めの節水方法ですが、給水タンク内の水量を司る浮き球を調節することで、タンク内にたまる水の量を調節することができます。
TOTOやLIXILなど、メジャーなトイレメーカーはホームページで調節方法を紹介しています。
下記にリンクを添付しておくので、ご覧ください。
参考
トイレ用節水グッズを利用する
世の中には様々なトイレ用節水グッズが存在します。
代表的なのがトイレ用の節水コマです。タンク内に取り付けるだけで、タンクから流れる水量を減らすことができます。
その他にも様々な節水グッズが各メーカーから販売されているので、気になる方は「トイレ 節水グッズ」で検索してみてください。
トイレットペーパーの無駄遣いを避ける
トイレットペーパーを使いすぎると、それだけで水を流す量が増えてしまいます。
一回のトイレで使用するトイレットペーパーの量には注意しましょう。
2.3.炊事で節水する
洗い物は付け置きしてから洗う
洗い物中はついつい水を出しっぱなしにしがちですが、それを意識的に避けることで、少しずつですが節水が可能です。
桶などに水をため、最初に大まかに汚れを落とすことで、仕上げに洗い流すだけで済むようになります。
ちなみに、付け置きに使う水は、米のとぎ汁や麺類のゆで汁を使うことで、更に節水できます。
汚れをいらない紙でふき取る
家庭に開いた牛乳パックなど、要らない紙があるのであれば、それで洗い物の汚れをふき取ることで、結果的に使用する水の量が減ります。
少々面倒ではありますが、節水したい人は試してみる価値があるかもしれません。
電子レンジを有効活用する
例えば大根の下茹でなど、電子レンジを利用すれば茹でるのに必要な分の水を節約できます。
その他、料理によっては電子レンジで簡単に節水が可能です。
2.4.洗濯機を回す回数を減らす
洗濯機はこまめに回してしまうと、水道料金が上がる原因になります。
何日に1回と、まとめて洗濯することで、節水をすることが可能です。
ちなみに筆者の経験ですが、洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯物がしっかり洗えません。洗濯をする時は、洗濯機に満杯まで入れず「8分目」が良いようです。
2.5.節水コマを利用する
生活を抑制することなくできる節水として挙げられるのが、節水コマの設置です。
コマとは、水道の蛇口に入っている、蛇口からの水量を調節するための部品で、蛇口のハンドル部分に連結しています。
この部分を節水コマという、一般のコマよりも水の流量を抑えることができるものに変えることで、手洗いの時や洗い物の時などに、水の出し過ぎを抑えることができます。
節水コマは各水道局の営業所等で無料配布されているので、ついつい水を出しすぎてしまう場合は、設置を検討してみると良いでしょう。
2.6.銀行口座からの支払いなら水道料金がお得になる
節水からは外れますが、自治体によっては、口座振込にすることで割引が付く場合があります。
また、クレジットカードでの支払いが可能な自治体も増えてきており、毎月の水道代でポイントなどがつくため、お得に支払いが可能です。
手続きをするだけですし、払い忘れも回避できるので、ぜひ検討してみましょう。
まとめ
水道料金の節約方法についてお話ししてきました。
水道料金は自治体ごとに差があり、節約できるのは基本的に従量料金の部分だけです。
水の出しすぎに注意し、お風呂の残り湯や洗濯の頻度などに気を使えば、大幅に節約することができます。
また、支払い方法は口座振込かカード払いにすることで、払い漏れもなくお得に支払うことができます。
毎月支払うからこそ、生活態度とともに見直したい料金です。今一度、自分が水を使いすぎていないか、意識してみると良いかもしれません。



