医療費控除で税金を取り戻す!確定申告をするときに大事なポイント

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先日消費税が2014年4月より5%から8%に引き上げが発表されました。

消費税は2015年10月に10%に引き上げ予定となっており、消費税以外でも2015年1月に相続税が増税になるなど、これから更なる増税が予想されます。

そこで少しでも税金が抑えられないかと思っている人も多いのではないでしょうか?

毎年確定申告の時期が近くなると話題になるのが医療費控除です。

言葉は知っていても「どうすればいいのかわからない」という人も多いと思います。

医療費控除は自分で確定申告をしなければ還付を受けることができません。医療費控除の対象となる支払いはたくさんあり、場合によっては所得から大きく控除できる可能性があります。

今日は医療費控除についてお伝えします。こちらを読んで是非、医療費控除を受けられる可能性がある人は確定申告してください。

はじめに:医療費控除とは

医療費が多くかかった年に、その医療費の負担を少しでも軽くするために、かかった医療費の一部を税金から控除することです。

自分や家族のために支払った医療費等の実質負担額が、年間(1~12月)10万円(所得金額が200万円未満の人は「所得金額×5%」の額)を超えた場合、その超えた金額をその年の所得から差し引くことができます。控除できる金額の上限は200万円です。

ただ、保険金などで補てんされた場合は差その金額を差し引かなければいけません

計算式は以下のようになります。

国税庁のホームページです。

還付計算式

1.  医療費控除は自分だけではなく家族の支払いも対象となる。

医療費控除は会社員本人だけが支払った分だけではありません。自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族(両親や子供など)のために支払った医療費も含みます。

健康保険証が別々でも税法では医療費に合算できます。健康保険法の扶養家族と税法上の家族の定義は異なります。なので自分だけでなく配偶者や家族の分も合計して控除を受けることができます。

2. 医療費控除の対象となるもの

2-1 入院・通院・治療・検査

  • 医師に支払った診療費・治療費
  • 医師が治療目的で必要だと判断して作成した診断書代
  • 医師の指示による差額ベッド代
  • 治療のためのマッサージ・はり・お灸など
  • 治療のための松葉杖・義足の購入費用
  • 特定健康検査・特定保健指導
  • 入院時に提供される食事代
  • 通院や入院のための交通費
  • 電車やバスでの移動が困難な場合のタクシー代
  • レーシック手術
  • 医師が治療上必要と判断した近視矯正手術・メガネ・コンタクトレンズ代

2-2 出産

  • 妊娠中の定期検診・出産費用
  • 助産師による分娩の介助料
  • 流産した場合の手術費・入院費・通院費
  • 母体保護法に基づく理由で妊娠中絶した場合の手術費用

2-3 歯科

  • 虫歯の治療費・金歯・銀歯・入れ歯の費用
  • 治療としての歯列矯正

2-4 医薬品

  • 医師の処方箋により薬局で購入をした医薬品
  • 病気やケガの治療のために、病院等に行かず、薬局で購入した医薬品

国税庁のホームページです。

3. 医療費控除の対象とならないもの

3-1 入院・通院・治療・検査

  • 医師等の謝礼
  • 美容整形
  • 予防注射の費用
  • 医師の指示によらない差額ベッド代
  • 会社や保険会社に提出する診断書代
  • メガネ・コンタクトレンズの購入代金
  • 体の異常がない場合の定期検診や人間ドック費用
  • 通院のための自家用車のガソリン代や駐車代
  • 入院時のパジャマや洗面用具など

3-2 出産

  • 出産のために実家に帰る交通費
  • カルチャーセンターでの無痛分娩の受講料
  • 母体保護法によらない妊娠中絶のための手術費

3-3 歯科

  • 美容のための歯科矯正
  • 歯石除去のための費用

3-4 医薬品

  • 疲労回復・健康増進・病気予防などのために購入した医薬品

4. 差し引かなければいけない給付金

4-1 給付金として差引くもの

  • 出産育児一時金や配偶者出産育児一時金など健康保険から支給されたもの
  • 高額療養費など健康保険から支給されたもの
  • 損害賠償金、補てんを目的として支払わたもの
  • 傷害費用保険金や医療保険金、入院給付金など生保会社または損保会社等から支払を受けたもの
  • 給付金、医療費の補てんを目的として支払われたもの

4-2 給付金として差引かなくてもいいもの

  • 出産手当金、出産のため欠勤した場合に支払われたもの
  • 傷病手当金、健康保険から支給されたもの
  • 見舞金、使用者等から支払を受けたもの
  • 死亡保険金や重度傷害保険金、休業補償金など生保会社または損保会社から支払を受けたもの

5. 医療費控除は確定申告をする

5-1 会社員も確定申告をする

よく生命保険料控除などの年末調整と混同する人がいますが、医療費控除は会社員でも2月16日~3月15日までに確定申告をしなければいけません。

5-2 領収書は確実に残しておく

確定申告には各領収書が必要になりますので先ほどお伝えした医療費控除の対象となるものの領収書を取っておき、出来れば家計簿のようなものに記録をしておくのがいいでしょう。

5-3 医療費控除は5年まで遡って申告できる

医療費控除は仮に申告をし忘れても5年間は遡って申告することができます。

5-4 住宅ローン控除などで所得税の支払いがなくても確定申告する

住宅ローン控除などにより所得税の支払いがなくても医療費控除により課税所得を下げることによって、住民税が軽減されるので所得税の支払いがなくても医療費控除の確定申告をしておきましょう。

5-5 家族の中で1番収入が多い人が申告をする

所得税は所得が高い人ほど税率が高くなるので所得の高い人にまとめて申告したほうが有利になる場合があります。

5-6 確定申告はインターネットでもできる

確定申告をする場合、基本は住民票がある地域の税務署で行います。

インターネットで確定申告をする「e-Tax」というものもあります。

こちらがe-Taxです。

 5-7 確定申告に必要なもの

確定申告をする場合には以下のものが必要となります。

  • 給与所得の源泉徴収票(原本)(給与所得のある人)
  • 領収書など医療費の支出を証明する書類
  • 医療費明細書

医療費明細書はこちらをご覧ください。

国税庁ホームページです。

参考サイト

是非以下のサイトを参考にしてください

まとめ

医療費控除は確定申告をしなければ還付を受けることができません。

特に家族がたくさんいる人は1年間で医療費控除の該当する支払いが多くなるので是非、領収書は取っておいたほうがよいでしょう。

税金や社会保障制度には他にも自分で行動しなければ給付を受けれないものがたくさんあります。

国の制度をうまく活用しましょう。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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