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・現在加入中の保険の内容で大丈夫か確認したい
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もしも、保険についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
視力回復を願う人に注目されている治療法の1つが「オルソケラトロジー」です。
この記事では、オルソケラトロジーとはどういったものかという振り返りから、この治療法の費用の相場はどのくらいかを紹介しています。
治療法の概要から費用まで理解できる記事となっていますので、オルソケラトロジーを検討されている方はぜひ参考にされてください。
保険の教科書 編集部
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目次
オルソケラトロジーでは厚生労働省の認可を得た「高度管理医療機器」を利用して行われる専門的な治療であり、保険の適用外となり全額自己負担となります。
(「高度管理医療機器」とは副作用・機能障害によって重大な健康への影響、生命の危険が生じる可能性があることから、適切な管理が必要となる医療機器をさします。)
それをふまえ、コンタクトレンズメーカー「株式会社ユニバーサルビュー」が運営するオルソケラトロジーの啓発サイト「オルソためそ」(「オルソケラトロジーの治療費・お試し装用体験について」「オルソケラトロジー・メガネ・コンタクトレンズ・レーシックの費用比較」)によれば、一般的な治療費の相場は診察料込みで10万円~20万円程度、その後の検査は1回3,000円程度とのことです。
医院によっては分割払いも可能なので、あらかじめ確認してみるとよいでしょう。
オルソケラトロジーを行うかどうか迷っている場合、まずは数日~2週間程度のお試し体験だけ受けてみることも可能です。
上述したとおりテストレンズを使った装用体験でも、自分にオルソケラトロジーがあうかやどの程度効果がでるのかを確かめられます。
上記で紹介した「オルソためそ」(「オルソケラトロジーの治療費・お試し装用体験について」)によれば、装用体験は適用検査代のみで実施することができ、費用のおおよその相場は5,000円程度(※)です。
なお装用体験については実施していない医院もあるため、興味があれば事前に問い合わせして確認するようにして下さい。
視力を良くする治療には、オルソケラトロジー以外にメガネやコンタクトレンズを利用したり、レーシック手術を検討したりするといった選択肢があります。
それぞれの費用はどのくらいになるでしょうか。以下、簡単に比較してみましょう。
なお情報は、上述した「オルソためそ」(「オルソケラトロジー・メガネ・コンタクトレンズ・レーシックの費用比較」)を参考にしています。
【視力回復を目的とした治療ごとの費用比較例】
種類 | 費用例 |
①?メガネ
2年ごとに3万円のメガネを購入すると想定 |
1年目:30,000円 2年目:0円 3年目:30,000円 3年間総額:60,000円 |
②コンタクトレンズ
使い捨てワンデイを両目で使用すると想定(5,200円/月) |
1年目:62,400円 2年目:62,400円 3年目:62,400円 3年間総額:187,200円 |
③オルソケラトロジー
使用期間3年のオルソケラトロジーレンズを購入すると想定(新規15万円) |
1年目:155,000円 2年目:0円 3年目:0円 3年間総額:155,000円 |
④レーシック
両眼レーシック手術を受けると想定 |
1年目:350,000円 2年目:0円 3年目:0円 3年間総額:350,000円 |
※各治療とも定期検査代は約3,000円程度。上記の表には含んでいない。
上記は、メガネ・コンタクトレンズ・オルソケラトロジー・レーシック4つの選択肢について、3年間でかかる費用を比較した表です。
たとえばレーシック手術は成功さえすれば、改めて高額な手術費用がかかることがないことから、より長期的な期間で見れば継続的に費用がかかる他の治療法と比較すると、費用が安くなるとはいえます。
一方、表のとおり3年という期間でみると、最も安いのはメガネを使う方法ですが、オルソケラトロジーがそのほかと比較して特に高いということはないと言ってよいでしょう。
オルソケラトロジーの費用は医院によっても異なる可能性があります。
ここでは参考までに、公式ホームページで治療費を公開している医院の費用例を1つ紹介します。
以下、石川県金沢市にある「まるく眼科」のオルソケラトロジー治療費例(※)です。
【治療費用】
オルソケラトロジー治療費用(両眼)
※ケア用品(初回分)+1年間の検査料含む |
レンズオーダー時に60,000円
レンズ受取り時に100,000円 合計:160,000円 |
【装用体験費用】
院内でのお試し装用体験 | 無料 |
貸出での装用体験
(1~2週間/ケア用品含む) |
10,000円 |
【保証など】
破損保証 | 購入より12ヵ月以内であれば、片眼1回無料 |
処方交換 | 購入後6ヵ月以内であれば、片眼1回無料 |
再購入価格(片眼)
(紛失・破損・再作成など) |
1年以内・・・30,000円 2年以内・・・50,000円 2年以上・・・70,000円 |
返品 | 3ヶ月以内での返品に限り
両眼:100,000円 片眼:50,000円を返金 |
費用についてより詳しく把握するために、オルソケラトロジーがそもそもどのような治療法なのかおさらいしましょう。
オルソケラトロジーとは、「オルソ(矯正)」「ケラト(角膜)」「ロジー(方法)」という3つの医学用語を合わせた言葉です。
医師の三井石根氏の著書(『寝ているだけで視力は復活する』、青春出版社、2001年、22頁)によれば、アメリカのオルソケラトロジー協会のパンプレットでは「歯は矯正するのに、目はなぜ矯正しないのか」(※)というキャッチフレーズをのせているとのことてす。
オルソケラトロジーでは、夜寝ている間に特殊な形状のハードコンタクトレンズを装着することによって、角膜のかたちを正常な状態に矯正します。朝起きてコンタクトレンズを外した後もこの効果が一定時間継続するため、翌日は裸眼でも良く見えるようになるわけです。
なお患者によってはその効果が2~3日持続する場合もあります。
オルソケラトロジーは、日本では2009年に厚生労働省により認可され使用が可能となりました。
また2017年12月には、それまで20歳以上の年齢制限があったところ、20歳未満でも利用できるようにガイドラインの改訂が行われています。
日本では、目の表面へ「エキシマレーザー」と呼ばれるレーザー光をあて角膜を削る手術により視力を回復させる、「レーシック」という治療法が有名です。
オルソケラトロジーとレーシックの最も大きな違いは手術の有無です。
レーシックは手術が成功すれば視力が回復しますが、手術の影響によりかえって視力が悪くなるなどの可能性がないわけではありません。
仮に手術が失敗しても角膜をもとに戻すこともできません。
たいしてオルソケラトロジーでは手術の必要はなく、装着をやめさえすれば角膜の状態をもとに戻すことが可能です。
それだけオルソケラトロジーは安全な治療法といえます。
ただし、オルソケラトロジーはレーシックのように「視力を回復させる」治療法ではありません。
オルソケラトロジーの効果をえるためには、基本的に夜寝ている間(毎晩か2~3日に1度かなどは個人差あり)に専用のハードコンタクトレンズを装着する必要があります。
オレソケラトロジーの費用について正しく理解するために、どのような順番で治療が行われるのかも把握しておきましょう。
治療を実施する医院ごとに細かな違いはありますが、おおまかな流れは以下の通りです。
【オレソケラトロジー治療のおおまかな流れ】
【初回検査】
視力や角膜のかたちなどを検査し、オルソケラトロジーでの治療が適しているかを確認する段階です。オルソケラトロジーがあわないようであれば、メガネやコンタクトレンズの利用、レーシックなどその他の治療法をすすめられる場合もあります。
【テストレンズ装用】
テスト用のレンズを使って装用体験を行います。この段階では、オルソケラトロジーによって効果がみられるか、眼に異常が起こらないか確認するが目的です。医院によって数時間程度の装用にとどまる場合と、1~2週間の装用体験ができる場合があります。
【レンズ発注・治療開始】
装用体験の結果が良好であれば、いよいよ治療の開始となります。オルソケラトロジーでは患者の角膜の形状などにあわせたレンズを完全オーダーメイドで発注し利用します。
【定期検査】
角膜や視力の状態を確認し治療の安全性を確保するために、定期的な検査を実施します。定期検査の間隔は翌日・1週間後・2週間後・1ヵ月後・3ヵ月後・以後3ヵ月ごとなどです。※医院によって異なります。
オルソケラトロジーは手術不要で角膜を傷つけることがない安全な治療法です。
夜間に専用のコンタクトレンズを装着することで、角膜のかたちを矯正し日中は視力が回復した状態で過ごすことができます。
コンタクトレンズメーカー「株式会社ユニバーサルビュー」が運営するオルソケラトロジーの啓発サイト「オルソためそ」(「オルソケラトロジー・メガネ・コンタクトレンズ・レーシックの費用比較」)によれば、オルソケラトロジーの費用相場は診察料込みで約10万円~20万円となり、そのあとは定期検査料として1回あたり3,000円程度かかります。
保険についてお悩みの方へ
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