資産運用の種類|資産運用について目的別に紹介

かつて「一億総中流」と呼ばれた日本社会ですが、昨今、経済格差が広がっていると言われています。

サラリーマンとして働く人の中には、現状の給与では満足できず、資産運用によって更なる収入を求めている人も多いのではないでしょうか。

また、若いうちから老後資金を資産運用で準備しておこうと考えている人も少なくないでしょう。

一口に資産運用と言っても、目的や元手などに合わせて様々なものがあります。

今回はそんな資産運用の種類について紹介します。

資産運用を考えている人は、それぞれの特徴をしっかりと把握し、自身の目的や用意できる元手に合ったものを選んでください。

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保険の教科書 編集部

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1.少額で出来る資産運用

1.1.預金

銀行預金が資産運用なのかと思う人も多いでしょうが、元々は安全で金利による資産の増加もある、立派な資産運用でした。

現在はマイナス金利が続いているため、資産の増加という旨味はなく、資産を守るという方向で活用される資産運用となっています。

預金保険制度により、1,000万円までの元本と利息(約定日まで)が保証されていることや、普通預金であればすぐに引き出せるのがメリットと言えます。

1.2.外貨預金

米ドルやユーロなどの外貨で預金する資産運用方法です。

基本的に海外は日本よりも金利が高い国が多く、日本の普通預金金利0.001%に対し、米ドルは0.7%、南アフリカランドに至っては2.3%という高金利で運用できます。

出典:「ソニー銀行MONEY Kit 」

ただし、外貨を用いるために為替リスクが存在することや、取引ごとに手数料が発生するなどのデメリットがあるので注意が必要です。

1.3.投資信託

投資信託は、運用会社にお金を預けて、代わりに投資をしてもらう資産運用です。

知識のない初心者でも参入しやすく、少額投資が可能な為、手軽に始められます。

デメリットとしては、購入手数料、信託報酬、売買委託手数料、解約手数料などの手数料がかかり、割高であること、元本保証がないため、元本割れのリスクがあるということです。

金融庁の調査によると、投資信託の運用顧客の内、46%の人が損益率マイナスになっているという結果が出ています。

内訳をみると投信会社を通して運用している人は、91%の人が損益率プラスになっているので、信頼できるプロを探すことが大切なのが分かりますね。

参考:「販売会社における比較可能な共通KPIの傾向分析」(金融庁)

1.4.REIT(不動産投資信託)

REIT(Real Estate Investment Trust)は不動産運用のプロが、投資したい人からお金を集めて運用し、家賃収入や売却益を投資割合に応じて分配するという金融商品です。

投資信託の不動産版と言えるでしょう。

不動産投資はハードルが高く、ある程度の元手が必要ですが、REITは1口数万円程度と少額で算入が可能です。

また、自身がローンを組んだりすることがないため、負債を追うリスクがないのもメリットと言えます。

デメリットとしては、投資信託と同じく元本割れの可能性があることと、火災や金利変動によって配当を受け取れなくなったり、金額が下がったりする可能性があるということです。

運用する場合は不動産投資のリスクはほぼ付きまとうと考え、把握しておいた方が良いでしょう。

1.5.外貨MMF

MMFはマネーマネジメントファンドの略で、外貨MMFは海外の債券を売買する投資信託の一種になります。

投資信託のメリット・デメリットに加え、預金保険制度があるのが特徴です。

仮に投資先が破綻してしまったとしても、資産が保護されるのは大きなメリットですね。

ただし、外貨を利用するため、当然為替や取引手数料といったデメリットもあります。

注意しましょう。

1.6.国債・地方債

国や地方が発行している債券を購入する資産運用です。

国や地方の性質上、破綻のリスクが少なく、安定した利回りで運用できます。

しかし、利息を満額受け取ることが出来るのは長期保有した場合に限るため、短期的な運用に向かないこと、市場の金利によって価格変動が起きやすいことがデメリットです。

似たようなもので外国債がありますが、こちらは日本より利回りが多い国が多い反面、外貨が絡むために為替リスクがあることや、100万円近い元手が必要となるので注意が必要です。

1.7.FX

外貨を交換したり、売買したりすることで利益を上げる投資方法です。

24時間取引が可能で、少額から始められるため、算入しやすい資産運用法と言えるでしょう。

FXにはレバレッジというルールがあり、運用会社がお金を貸すことで、元本の数倍の金額で投資ができるというものです。

これにより少額でも大きな利益を得ることが可能ですが、損をした場合のリスクは大きく、運用会社にはレバレッジ分のお金をすぐに返す必要があるため、多額の借金を抱えてしまうケースもあります。

損をしても問題ない金額で、計画的に運用することが重要になる資産運用法です。

1.8.仮想通貨

近年話題の資産運用法で、ビットコインやリップルなどの仮想通貨を取引するというものです。

少額で始められることや24時間運用できることから人気のある金融商品です。

正式な通貨ではないため、大口の保証先がないことや価格変動が大きく、ハイリスクハイリターンであることが特徴と言えます。

1.9.iDeCo(個人型確定拠出年金

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、国民年金や厚生年金のような公的年金ではなく、私的年金にあたります。

自分が選んだ特定の1つ、または複数の金融商品を専用の口座で運用することで、さまざまなメリットを受け取ることが可能です。

確定拠出型年金の運用商品には「元本保証型」と「元本変動型」があります。

「元本保証型」はその名が示すように、元本割れのリスクがないのがメリットで、「元本変動型」の運用商品は、運用がうまくいけば資産が増えていきますが、元本割れのリスクが存在するのが特徴です。

詳しくは「会社員におすすめ!今最も節税できる個人型確定拠出年金iDeCoの全知識」をご覧ください。

1.10.保険

貯蓄型の保険を利用した資産運用です。

貯蓄型の保険には終身保険や個人年金保険があり、終身保険は万一の際に死亡保険金が受け取れること、個人年金保険は満期後に、年金方式で積立金を受け取れるという特徴を持っています。

また、保険の商品には円建て保険のような元本保証型のものと、変額保険や外貨建て保険のような投資要素の強いものがあり、最近では円建て保険より、変額保険や外貨建て保険が人気です。

ただし、それらにはリスクもありますので、それを踏まえた上で、正しく活用することが必要です。

詳しくは「貯蓄型の生命保険の2つの役割と貯蓄性を高める2つの方法」をご覧ください。

2.ある程度の元手がいる資産運用

2.1.不動産投資

不動産投資は初期投資額も多く必要で、その分リスクも大きいですが、不労所得を得ることが出来る魅力的な資産運用方法です。

不動産投資では、銀行などの金融機関でローンを組むことで、少額の資本で、価値のある不動産を購入して運用することができます。

これをFXのようにレバレッジと呼びます。

レバレッジを働かせることで、自分自身の持っている資金以上の資産運用が可能です。

しかし、当然空き部屋が多いと収益になりませんし、レバレッジが使えるとはいえある程度の元手は必要になります。

不動産投資とローンの支払いは背中合わせなので、家賃収入が無くなってローンが払えないなんてことのないよう、しっかりとした支払い計画が必要です。

2.2.株式投資

資産運用と言われてまず出てくるものでしょう。

株の売買や配当金の受取などで、利益を出していく資産運用法です。

長期では配当金による不労所得、短期では売買による利益で資産を増やすことが出来ます。

ただし、会社の業績や市況によって株価の増減が激しいため、短期で取引する場合は常日頃の勉強はもちろん、逐一会社の動向をチェックする必要があります。

2.3.その他の投資

その他の投資として、価値のあるものを購入して、その価格の変動で利益を出していく資産運用があります。

価値のあるものの価値が変動するだけなので、株のように配当金などはありません。

安く買って高く売るという、資産運用の基本のみで運用する金融商品です。

例としては、金の取引や先物取引などがあります。

まとめ

資産運用の種類について紹介してきました。

それぞれ特徴があるため、メリットとデメリットを把握したうえで、自分に合った運用方法を選びましょう。

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