定期預金は意味ない?|メリットと他の資産運用法の紹介


銀行預金には金利という制度があります。
普通・当座預金にしろ定期預金にしろ、預金をしていると、銀行が設定した金利に合わせてお金が増えていく制度です。
バブル期には定期預金の金利が年6%もあり、銀行に預金しているだけでどんどんお金が増えていくという状況でした。
しかし、その後銀行金利はバブル崩壊と共に急落してしまいます。
そして現在、政府はマイナス金利政策を打ち出し、メガバンクでは銀行の金利が定期預金で0.01%まで下落しています。
そこで今回は、現在の金利でも、定期預金を資産運用として利用するメリットと、預金に代わる資産運用法を紹介していきます。
銀行預金に疑問を感じている人は、しっかり把握しておきましょう。
1.銀行預金のメリット|1,000万円以内の元本+利息保護
冒頭に述べたように、現在はマイナス金利が続いているため、資産の増加という旨味は少ないです。
ただし、銀行預金にはメリットとして、預金保険制度というものが採用されています。
これは、万が一金融機関が破綻した場合としても、利息のつく普通預金、定期預金、定期積金などについては、「元本1,000万円までと破綻日までの利息等」が保護するというものです
つまり、お金を預けていた銀行が潰れても、預金1,000万円と破綻日までの金利分などは取り戻せるということですね。
なので、まず資産運用の元手を貯める場所として、銀行預金は最適な場所なわけです。
しかし、金利による旨味がないため、長くお金が引き出せない定期預金での運用はお勧めできません。
普通預金で元手を貯め、より効率的な資産運用法にお金を回していくのがよいでしょう。
2.定期預金に代わる積立ができる資産運用を紹介
ここからは定期預金に代わる、積立ができる資産運用を紹介して行きます。
基本的に、銀行預金は預金保険制度によるリスクのなさが最大の特徴なため、これから紹介するものは銀行預金と比べ、多少のリスクを持っていると思ってください。
2.1.個人型確定拠出年金(iDeCo)
iDeCoとは国民年金や厚生年金のような公的年金ではなく、私的年金にあたります。
自分が選んだ特定の1つ、または複数の金融商品を専用の口座で運用することで、さまざまなメリットを受け取ることが可能です。
確定拠出型年金の運用商品には「元本保証型」と「元本変動型」があります。
「元本保証型」はその名が示すように、元本割れのリスクがないのがメリットで、「元本変動型」の運用商品は、運用がうまくいけば資産が増えていきますが、元本割れのリスクが存在するのが特徴です。
定期預金や個人年金保険のような「元本保証型」の商品での運用であればリスクは少なく、さらに積立金は所得控除できるため、「節税」をすることができます。
運用する際は加入手数料と月額手数料がかかりますが、楽天証券やSBI証券などは他の金融機関と比べて手数料が安いので、おすすめです。
詳しくは「会社員におすすめ!今最も節税できる個人型確定拠出年金iDeCoの全知識」をご覧ください。
2.2.保険
次に、貯蓄型の保険を利用した資産運用です。
貯蓄型の保険には終身保険や個人年金保険があり、終身保険は万一の際に死亡保険金が受け取れること、個人年金保険は満期後に、年金方式で積立金を受け取れるという特徴を持っています。
保険の商品には円建て保険のような元本保証型のものと、変額保険や外貨建て保険のような投資要素の強いものがあり、最近では円建て保険より、変額保険や外貨建て保険が人気です。
また、もしまとまった元手がある場合は、米ドル建て一時払い終身保険という選択肢もあります。
ただし、変額保険には運用リスク、外貨建ての保険には為替レートの変動によるリスクがありますので、それらのリスクの内容とリスクを抑える方法を正しく理解して、上手に活用する必要があります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
2.3.外貨預金
米ドルやユーロなどの外貨で預金する資産運用方法です。
基本的に海外は日本よりも金利が高い国が多く、日本の普通預金金利0.001%に対し、米ドルは0.7%、南アフリカランドに至っては2.3%という高金利で運用できます。
出典:「ソニー銀行MONEY Kit 」
ただし、外貨を用いるために為替レートの変動の影響を受けますし、取引ごとに手数料が発生するなどのデメリットがあるので注意が必要です。
2.4.投資信託
投資信託は、運用会社にお金を預けて、代わりに投資をしてもらう資産運用です。
知識のない初心者でも参入しやすく、少額投資が可能な為、手軽に始められます。
デメリットとしては、購入手数料、信託報酬、売買委託手数料、解約手数料などの手数料がかかり、割高であること、元本保証がないため、元本割れのリスクがあるということです。
金融庁の調査によると、投資信託の運用顧客の内、46%の人が損益率マイナスになっているという結果が出ています。
内訳をみると投信会社を通して運用している人は、91%の人が損益率プラスになっているので、信頼できるプロを探すことが大切なのが分かりますね。
参考:「販売会社における比較可能な共通KPIの傾向分析」(金融庁)
2.5.外貨MMF
MMFはマネーマネジメントファンドの略で、外貨MMFは海外の債券を売買する投資信託の一種になります。
投資信託のメリット・デメリットに加え、預金保険制度があるのが特徴です。
仮に投資先が破綻してしまったとしても、資産が保護されるのは大きなメリットですね。
ただし、外貨を利用するため、為替レートの変動の影響も受けますし、取引手数料もかかります。
2.6.REIT(不動産投資信託)
REIT(Real Estate Investment Trust)は不動産運用のプロが、投資したい人からお金を集めて運用し、家賃収入や売却益を投資割合に応じて分配するという金融商品です。
投資信託の不動産版と言えるでしょう。
不動産投資はハードルが高く、ある程度の元手が必要ですが、REITは1口数万円程度と少額で投資が可能です。
また、自身がローンを組んだりすることがないため、負債を負うリスクがないのもメリットと言えます。
デメリットとしては、投資信託と同じく元本割れの可能性があることと、火災や金利変動によって配当を受け取れなくなったり、金額が下がったりする可能性があるということです。
運用する場合は、不動産投資と同様のリスクはほぼ付きまとうと考えておいた方が良いでしょう。
2.7.暗号資産
近年話題の資産運用法で、ビットコインやリップルなどの暗号資産を取引するというものです。
少額で始められることや24時間運用できることから人気のある金融商品です。
正式な通貨ではないため大口の保証先がないことや、価格変動が大きくハイリスクハイリターンであることなどが特徴と言えます。
まとめ
定期預金のメリットとそれに代わる資産運用について紹介していきました。
定期預金などの銀行預金は、金利による資金の増加が見込めませんが、預金保険制度による保護があります。
結果として、資産運用の元手を貯める場所として有用です。
積立できる資産運用には、少額で始められるものもあるため、特性を勉強しつつ、恐れずに始めてみるのが良いでしょう。
お金を上手く使って、効率的な資産運用を行いましょう。



