資産運用を保険でするメリットとえらぶべき商品の例とは?

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最近の定期預金は、金利がせいぜい年0.01%~0.02%と低く、お金をほんの少ししか増やすことができません(「定期預金比較 | 価格.com」 )。

そんななか資産運用をする方法として、株式やFX以外に保険が検討されることがあります。

ただ、どのようなメリットがあるのか、実際にどのくらい増えるのか分からず調べている方も多いのではないでしょうか。

保険によって資産運用の向き不向きもある上に、貯蓄性にも大きな差があります。

この記事では、保険で資産運用をするメリットや、どんな保険で資産運用するとよいのかを解説しています。

実際の契約例も保険商品それぞれで紹介しているので、どのくらい手元のお金が保険で増える可能性があるのかイメージしていただくこともできます。

1.保険で資産運用をするメリット

資産運用する方法にはたくさんの種類がありますが、そのなかでも保険を利用するメリットはなんでしょうか。

具体的には、以下の4つをあげることができます。

  • 定期保険よりずっと利率が高い
  • 株式やFXなどと比べるとリスクが低い
  • 万が一の際には保険金が支払われる
  • 節税の効果がある

以下1つずつ説明します。

1-1.定期預金よりずっと利率が高い

低金利政策の影響により、国内の定期預金は年利が0.01~0.02%程度と極めて低くなってしまっています。

これではお金がほとんど増えません。

一方で保険商品のなかには、払込の期間が完了した時点で支払った保険料総額より数十パーセント以上多い解約返戻金や保険金を受け取れるものも多くあります。

貯蓄性の高さという点では、定期預金よりずっと優れています。

1-2.株式やFXなどと比べるとリスクが低い

株式やFXなどと違い、保険商品では投資のプロが自分にかわってお金の投資をしてくれます。

また保険会社か行う投資では、リスク分散も適宜行って投資をしていると考えられ、個人が株式やFXなどで投資するよりずっとリスクが低いです。

1-3.万が一の際には保険金が支払われる

保険なので、被保険者が亡くなった際などには保険金が支払われます。

たとえば投資の際によく利用される終身保険では、支払った保険料総額より高額の死亡保険金が支払われることがほとんどです。

くわえて仮に契約してそれほど時間がたっていなくても、あらかじめ決められた保険金を支払ってもらえます。

これも保険を資産運用に活用するメリットの1つです。

1-4.節税の効果がある

貯蓄に適した終身保険などは、生命保険料控除の対象です。

そのため年間に支払った保険料の総額により、所得税・住民税の控除をうけることができます。

これも保険を資産運用に活用するメリットといえます。

2.どんな保険商品が資産運用に適しているか

えらぶ保険商品によって利回りに大きな差が生じます。

資産運用に適した具体的な保険の種類は後述しますが、現代では外貨建ての保険や変額保険と呼ばれる投資性の高い商品の利回りがよくなっています。

一方で国内の低金利政策の影響から、円建ての低解約返戻金型終身保険などの保険は外貨建てや変額保険と比べると、利回りがよくないのが正直なところです。

以下、A社が販売する円建ての低解約返戻金型終身保険の例をみてみましょう。

契約の条件を以下の通りとします。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険期間:終身
  • 保険金額:500万円
  • 払込期間:60歳まで
  • 保険料:(月払い)月額10,870円

この場合の返戻金・返戻率はそれぞれ以下の通りです。

ご覧のようにこの保険商品では、保険料の払込が終わった61歳の時点(契約から30年後)で解約すると、支払った保険料総額と比べて10%程度多い解約返戻金が受け取れます。

しかしこれから紹介する外貨建てなどの保険のなかには、同じタイミングで支払った保険料総額より数十%増、もしくは保険料総額の倍以上の返戻金が受け取れる商品もあります。

それらの商品には、為替や保険会社の投資状況により利回りがぐんと悪くなるリスクもないわけではありません。

しかし、それを考慮しても利回りがはるかに低い低解約返戻金型終身保険などの円建ての保険と比べれば、ずっと資産運用適しているといえます。

3.資産運用に適した保険商品の種類

ここでは資産運用に適した保険商品の種類を、「当面使わないまとまったお金を活用するタイプ」と「コツコツ保険料を支払ってお金を貯めるタイプ」に分類して紹介します。

●この記事で紹介する保険商品の一覧

3-1.当面使わないまとまったお金を活用するタイプ

生命保険の1つである終身保険は貯蓄目的でよく契約されますが、そのなかでも契約時に保険料を一括で支払うタイプの保険です。

このタイプの保険のことを「一時払い終身保険」と呼びます。

一時払い終身保険をおすすめできるのは、手元に当面使わないまとまったお金がある場合です。

一時払い終身保険のなかには、以下のような種類があります。

  • 元本保証で毎年一定額ずつ給付金を受け取れるタイプ
  • 長く置いておくほどお金が増えるタイプ

以下、1つずつ具体例と一緒に紹介します。

3-1-1.元本保証で毎年一定額ずつ給付金を受け取れるタイプ

契約時に一括で保険料を支払うと、被保険者が生存している限りは、毎年一定額の定期支払金が受け取れるタイプの保険です。

どんな保険なのか、B社の一時払い終身保険の契約例(2019年3月時点)を例にとり紹介します。

契約条件を以下の通りです。為替のレートは1米ドル110円と想定します。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険期間:終身
  • 積立利率保証期間:10年間
  • 一時払い保険料:90,900.09米ドル(日本円で約1,000万円)
  • 定期支払額:2,472.72米ドル(日本円で約27万円)

この保険商品では、契約の際に日本円にして約1,000万円の保険料を支払うことにより、毎年27万円の定期支払金を受け取ることができます。

次に保険者が亡くなったときの死亡保険金、途中で解約した際の解約返戻金は以下の通りです。

死亡保険金と契約満了時(40歳時)に受け取れる解約返戻金の額は、一時払い保険料と同じ90,900ドル(約1,000万円)です。

(契約満了後に解約しなければ、契約はそのまま継続されます。)

契約満了時には、それまで約27万円×10回が支払われているため、為替相場が1ドル110円のままと仮定すると、日本円で約1,270万円がうけとれていることになります。

返戻率になおすと10年という比較的短い期間で約127%になり、貯蓄性の高さがうかがい知れます。

3-1-2.長く置いておくほどお金が増えるタイプ

テレビなどでよく宣伝されている低解約返戻金型の終身保険と同じように、契約してから時間が経過するにつれて受け取れる返戻金が増えるタイプの保険商品です。

さっそくC社の一時払い終身保険(2019年3月時点)の契約例を参考に、どんな保険なのかみていきましょう。

契約の条件を以下のように設定します。為替のレートは1米ドル110円と想定します。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険期間:終身
  • 積立利率保証期間:10年間
  • 一時払い保険料:90,900.09米ドル(日本円で約1,000万円)

こちらの保険商品での死亡保険金・解約返戻金の額は以下の通りです。

ご覧のように4年目(34歳時点)で返戻率が100%を超えて、そのあとはどんどん返戻率が高くなります。

たとえば65歳まで契約を継続すれば、返戻率は200%を超えています。

貯蓄性が非常に高い商品といえるでしょう。

3-1-3.外貨建ては為替のリスクに注意が必要

外貨建ての保険商品の例を2つ紹介しました。

いずれも貯蓄性が高い一方、為替リスクには注意が必要です。

為替の状況によっては、利回りが悪くなってしまう可能性があるからです。

一例として、ドルと日本円の以下為替イメージをご覧ください。

これはドル建ての保険金を契約者が受け取る際のイメージです。

上記イメージで示したように、契約時より円安ドル高になれば利益がでるものの、円高ドル安では受け取れる金額が少なくなります。

上で紹介した2つに限らず外貨建ての保険商品をえらぶときには、為替のリスクがある点は覚えておきましょう。

3-1-4.一時払い終身保険は、相続税対策にも使える

一時払い終身保険は、相続税対策に使われることが多いです。

一時払い終身保険を利用したりすることで、相続税の対象となる財産評価を引き下げたり、遺産(保険金)を受け取れる遺族を確実に指定できたりなどのメリットがあるためです。

一時払い終身保険を使った相続税対策のメリットに関しては「一時払い終身保険のメリットと選び方」にくわしくまとめてあるので、興味がある方はあわせてご覧ください。

3-2.コツコツ保険料を支払ってお金を貯めるタイプ

月払いなどで保険料を支払うタイプの保険商品です。

このタイプはさらに、死亡保障がなく貯蓄を目的としたタイプと、死亡保障がつくタイプに分類できます。

以下、それぞれのタイプを紹介します。

3-2-1.死亡保障がなく実質貯蓄のみとなるタイプ

次に死亡保障が付属せず、貯蓄を目的とした保険商品の例を紹介します。

具体的には、以下2つです。

  • 米ドル建て個人年金
  • 変額個人年金

1つずつ紹介します。

●外貨建て個人年金

少子高齢化がすすみ、公的な年金だけでは老後の不安が残る現代では、保険会社が販売する「個人年金保険」が注目されています。

個人年金保険では公的年金と同様に、老後に「毎年●万円」などの保険金を受け取ることができます。

受け取れる額や期間は、商品によってそれぞれです。

個人年金保険にもいくつかの種類がありますが、なかでも利回りがよいのは外貨建ての商品です。

外貨建てでは、保険料の支払いや受け取りを外貨によって行います。

具体的な契約内容は、D社の商品(2019年3月時点)を参考にみていきましょう。

契約の条件を以下の通りとします。

為替のレートは1米ドル110円と想定します。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険料払込期間:60歳満了
  • 払込期間:60歳まで
  • 年金支払開始:60歳から
  • 年金種類:確定年金(10年)
  • 保険料:(月払い)20,000円

年金の種類は確定年金(10年)といい、60歳からの10年の間、年金を受け取り続けることができます。

この商品で受け取れる年金額は、以下の通り積立利率により異なります。

表に示した積立利率のパターンのなかでは、最も高い場合で年金返戻率が200%近くです。

なお、こちらの商品も外貨建てなので、為替リスクにより、利回りが悪くなる可能性がある点には注意してください。

ただし、この保険は、保険料が毎月その時の為替レートでドルに換金されるので、為替リスクは相当和らぐことになります。

●変額個人年金

変額年金保険は、保険会社が保険料の運用を行って、その運用実績によって受け取れる年金の額が変動する保険商品のことです。

運用の対象については、国内外の株式や債券などの中から契約者自身が複数えらぶことができます。

具体的に、どのような契約内容になるのか、E社の商品(2019年3月時点)を参考に、みていきましょう。

契約の条件を以下の通りとします。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険料払込期間:60歳満了
  • 払込期間:60歳まで
  • 年金支払開始:60歳から
  • 年金種類:確定年金(10年)
  • 保険料:(月払い)23,865円

こちらの保険商品において、受け取れる年金額の累計は、以下の通り運用の状況(特別勘定運用実績)によってかわります。

【運用状況ごとの年金累計額】

※1万円未満の端数は切り捨て分かりやすく表示しています。

ご覧のように、運用実績が悪かった場合(-3.5%だった場合)とよかった場合(7.0%だった場合)で大きな差があることがわかります。

このように、変額個人年金はハイリスク・ハイリターンな保険商品なのです。ただし、リスクを抑えるポイントがあります。以下の4つです。

  • 過去20年間に高い実績をあげている商品をえらぶ
  • 長期運用によってリスクを分散する
  • 保険会社の情報をチェックしたり担当者のアドバイスを聞いたりする
  • 短期的な暴落に一喜一憂して慌てない

信頼できるファイナンシャルプランナーに相談し、仕組みを理解し納得してから契約して下さい。

3-2-2.死亡保障のあるタイプ

この分類にあてはまる保険商品として、外貨建て終身保険と変額終身保険があります。

以下、それぞれの特徴を解説します。

●ドル建て終身保険

ここでは外貨建てのなかでもドル建て終身保険を紹介します。

ドル建ての終身保険は、円建と比べて利回りが良い上に、予定利率が高く設定されています。

予定利率とは、保険会社の運用の利回りを示した値です。

予定利率が高くなるほど保険料が安くなります。

この前提をふまえ、F社のドル建て終身保険(2019年3月時点)の例をみていきましょう。

契約の条件を以下のように設定します。為替のレートは1米ドル約110円と想定します。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険期間:終身
  • 基本保険金額:50,000USD(約550万円)
  • 保険料払込期間:10年間/60歳払込
  • 保険料(月額):10年間=>250.50USD(約28,000円)、60歳払込=>184USD(約20,240円)

条件にある基本保険金額とは、死亡保険金の最低保障額です。

仮に保険会社の運用がうまくいかなくても、この額の死亡保険金は保証されているということです。

なおここでは、保険料の払込期間が10年間の商品、もしくは60歳までの商品の2種類を紹介します。

契約年数・解約返戻金・返戻率は以下の通りです。

●保険料払込期間:60歳払込のパターン

●保険料払込期間:10年間のパターン

この表の積立利率とは、一言でいうと保険会社の資金運用でもとらされる金利のことです。

積立利率が高いほど、返戻金や死亡保険金が高くなります。

表をみると、60歳払込の方では最も高い返戻率は205.8%、払込期間が10年間のパターンでは299.0%となっています。

この数字をみても、いかに貯蓄性が高いかがわかるでしょう。

またこの2つの例を比較すると、払込期間について60歳払込より10年間のパターンの方が貯蓄性は高いことが分かります。

保険料の払込期間がより短い方が、貯蓄性が高くなるということです。

資金に余裕があるなら、できるだけ支払が早くすむ方をえらぶことをおすすめします。

こちらの商品も外貨建てなので、上述した為替リスクにより、利回りが悪くなる可能性がある点に注意が必要です。ただし、この保険は、保険料を毎月その時の為替レートで払い込むので、為替リスクは相当和らぐことになります。

●変額終身保険

変額終身保険とは、保険会社の資金運用(投資信託などの金融商品を利用)の結果により保険金や解約返戻金の額が変動するタイプの終身保険です。

非常に貯蓄性が高い一方で、運用次第では、支払った保険料総額よりはるかに少ない額しか受け取れないこともあり、ハイリスク・ハイリターンな保険商品と言えます。

こちらも、活用に際しては以下のポイントを押さえておく必要があります。

  • 過去20年間に高い実績をあげている商品をえらぶ
  • 長期運用によってリスクを分散する
  • 保険会社の情報をチェックしたり担当者のアドバイスを聞いたりする
  • 短期的な暴落に一喜一憂して慌てない

なお死亡保険金に関しては、こちらも最低額が確保されており、それより少なくなってしまうことはありません。

保険会社の資金運用が成功していれば、さらに上乗せになることもあります。

それではG社の終身保険を例に、どのくらいの貯蓄性があるのかみていきましょう。

契約の条件を以下のように設定します。為替のレートは1米ドル約110円と想定します。

  • 契約者:30歳男性
  • 保険期間:終身
  • 基本保険金額:1,000万円
  • 保険料(月額):20,980円
  • 保険料払込期間:60歳

このなかで基本保険金額とは、前述した死亡保険金の最低保障額です。

こちらの保険商品で、契約年数ごとの解約返戻金・返戻率は以下の通りです。

この表における特別運用実績とは、保険会社の資金運用の成績をしめす値です。

この数値が高い方が、運用が成功しているということになります。

たとえば70歳の段階では、運用実績が「6.0%」なら返戻率が253%に達しているのに対し、「-3.0%」では12%と実に20倍以上もの差が生じています。

このように、変額保険はハイリスク・ハイリターンな保険なのです。

なお変額保険では、運用実績が非常に悪いようなら、解約せず死亡保険金を受け取る選択をした方がよいかもしれません。

上述の通り死亡保険金なら運用実績に関わらず、最低保障額(この例では1,000万円)が受け取れるためです。

死亡保険金として受け取れば、少なくとも元本割れすることはありません。

まとめ

紹介したように、外貨建てや変額保険は非常に貯蓄性が高く、資産運用したい場合に適しています。

資産運用に保険商品をえらべば、個人で株式やFXを利用するよりリスクが少なかったり、万が一の際には確実に一定額の保険金を受け取れる商品もあったりなどのメリットもあります。

一方で、保険で資産運用する場合、為替リスクや保険会社の投資実績などにより利回りが著しく悪くなる可能性がある点は注意が必要です。

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