生命保険の掛け捨て型と貯蓄型の4つのポイントと選択基準

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生命保険は、大きく分けて「掛け捨て型」と「貯蓄型」がありますが、どちらがいいのか迷っていませんか?

掛け捨て型はお金が貯まらないからもったいないというイメージをお持ちのかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、掛け捨て型は低い保険料で保障を持つことできるという大きなメリットがあります。

そして、掛け捨て型と貯蓄型それぞれのメリット・デメリットがあり、しっかりと理解してから本当にどちらがいいのか選択頂きたいと思います。

それぞれがどういう保険なのかを知れば、どちらを選べばいいのか、見えてくるはずです。

そこでこの記事では

  • 掛け捨て型と貯蓄型の違い
  • 掛け捨て型と貯蓄型の比較
  • 掛け捨て型と貯蓄型のメリット・デメリット
  • 掛け捨て型と貯蓄型の選択基準

をお伝えします。どのようなを基準として選ぶべきかを解説させて頂きます。迷っている方は最後までお読み頂き決断して頂けれと思います。

1. 掛け捨て型と貯蓄型の違い

まず簡単にそれぞれの違いを把握しておきましょう。

  • 掛け捨て型:解約してもお金は戻らない保険料が低い、保険期間が限定される定期保険
  • 積立型:解約するとお金が戻ってくるが保険料が高い

このように掛け捨て型の生命保険は、低い保険料で保障を得ることができる反面、解約もしくは保険期間終了時にお金は戻ってきません。対して貯蓄型は保険料の負担は重いけれども、将来解約するとお金が戻ってきます。

2. 掛け捨て型と貯蓄型の保険料比較

具体例を挙げなければイメージできない点もあるかと思いますので、掛け捨て型と貯蓄型の比較をしたいと思います。

以下の条件で比較をしていきます。

掛け捨て型

  • 死亡保険金額:1000万円
  • 保険期間:60歳まで
  • 保険料:2810円(月払)

貯蓄型

  • 死亡保険金額:1000万円
  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:60歳まで
  • 保険料:18,380円(月払)

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掛け捨て型は月々の保険料が2810円で60歳まで支払う総額で約101万円なのに対して、貯蓄型は月々の保険料は18,380円で60歳まで支払う総額は約661万円となり同じ保障でも6倍以上の保険料の差が出ます。

ただし、貯蓄型は60歳まで保険料をしっかりと支払うことができれば、60歳以降に解約をすると支払保険料総額よりも多く戻すことができます。30歳から30年加入した場合だと、保険料支払い総額が、661万円なのに対して、解約返戻金が808万円なので、147万円増えていることになります。

これは、年利に換算すると0.7%に満たないぐらいの利率です。これは預金金利と比べるととても大きい数字です。しかし、自分自身で税引後の年利を0.7%以上で回せるようであれば、あまり魅力はありません。一方で、自分自身で運用できないのであれば、大きなメリットがあると言えます。また、保険商品は貯蓄の強制力が強く、将来のためのお金を着実に貯めやすいというメリットもあります。

ただし、保険料払込期間である60歳までに解約をしてしまうと減らされてしまいますので、貯蓄型は解約しないことを前提に加入するべきものだといえます。

3. 掛け捨て型と貯蓄型のメリット・デメリット

ここまで掛け捨て型と貯蓄型の違いを比較を交えてお伝えしてきましたが、明確に掛け捨て型と貯蓄型のメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

それでは解説していきます。

3.1. 掛け捨て型のメリット・デメリット

メリット:低い保険料で大きな保障を準備することができる

掛け捨て型のメリットは保険料が低いということです。生命保険を検討する時には自分に万が一があった場合にいくら必要なのか必要保障額を計算します。結婚し、子供が生まれると生活費、学費など大黒柱であるご主人様に万が一があった場合は通常数千万円の大きな保障が必要となります。

例えば30歳の人が5000万円の保障を準備しようとすると単純に上記の保険料の5倍が必要となります。貯蓄型の方では1000万円の保障で月々18,380円になりますので、その5倍の保険料、91,900円の保険料が月々必要となります。

果たして91,900円の保険料を月々支払えるでしょうか。普通のご家庭ではそのような保険料を支払うのは難しいと思います。その点掛け捨て型の場合、5000万円の保障でも、月々14,050円と現実的です。

必要保障額の算出については『生命保険の必要保障額|無駄をなくすために確認すべき4ステップ』で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。

デメリット:保障が期間限定で終わってしまい尚且つお金が貯まらない

掛け捨て型は保障が一生涯続く終身保険ではなく、期間が限定されている定期保険となります。定期保険は契約をするときに何年もしくは何歳までか保険期間を設定します。そして、その期間が終了すると保障は終了してしまいます。

その時点でお金を貯めることができれば、生命保険は必要なくなりますが、もし、その後も保障が必要な場合は契約を更新するか、改めて入り直すしかなくなります。

3.2. 貯蓄型のメリット・デメリット

メリット:将来のお金を貯めることができる

貯蓄型のメリットは将来のお金を貯められることです。老後の生活への不安は皆さま共通の不安だと思います。ご自分でお金を貯められる人はわざわざ保険で貯める必要はありませんが、無駄遣いをしてまったくお金を貯められない人は強制的にお金を貯めるのは大きなメリットとなります。

デメリット:保険料が高い

上記の比較でもお伝えしましたが、同じ保障を準備するのに必要な保険料が掛け捨て型に比べて6倍~10倍してしまいます。生命保険の本来の目的は万が一の時の保障であり、不幸が起きたときに残されたご家族の生活を守ることです。

必要な保障を準備するのに保険料が高い場合は無理をせず、貯蓄型をやめて掛け捨て型で準備するのをおすすめします。

4. 生命保険を掛け捨てにするか貯蓄型にするかの選択基準

結論として、「掛け捨てと貯蓄型どちらがいいのか」という問いには、次のように答えることができます。3つのケースでお伝えしたいと思います。

一つひとつ解説をしていきます。

4.1. 掛け捨て型を選ぶケース

  • 一定期間だけの保障でいい場合
  • できるだけ保険料を抑えたい場合
  • 貯蓄は保険ではなく、運用などで自分でやりたい場合

子どもが成人するまでなど、一定期間の保障を確保、または補強したい場合、掛け捨て型が向いているでしょう。特に若いうちなら保険料の負担が少なくて済みます。

貯蓄型の保険は「保障」+「貯蓄」で成り立っており、この貯蓄部分は、保険会社に運用を任せている状態です。しっかりと保険料を支払っていくと解約返戻金は上乗せして戻ってくるわけですが、貯蓄だけなら銀行でもできますし、リスクを許容できるなら株や投資信託などさまざまな投資や資産運用の方法があります。

よって、お金を貯めるのは保険ではなく他の選択肢がありますが、万が一の時にご家族の生活を助けてくれるのは生命保険だけです。そして自分でお金を貯められる人は貯蓄型でわざわざ高い保険料を払う必要はないでしょう。

4.2. 貯蓄型を選ぶケース

  • 自分でお金を貯めることができず、強制的にお金を貯めていきたい人
  • まだ独身で、大きな保障を必要とせず、お金を貯めながら保障をしていきたい人

貯蓄型をおすすめする人はお金を自分で貯められない人です。ついつい無駄遣いをして、気がついたらまったくお金が貯まらない人には強制的にお金を貯められる貯蓄型は有効です。

そして、まだ独身の場合は通常大きな保障を必要とせず、将来に向けて安定して貯蓄をしたい人に向いています。

4.3. 両方を加入するケース

生命保険は掛け捨て型と貯蓄型の両方に加入する方法もあります。そうした方のうち特に多いのが、まだ20代~30代の若いご夫婦で、お子様が小さいというご家庭です。

なぜ、両方加入されるのかというと、以下のようなメリットがあるからです

  • 掛け捨て型を併用することによって、必要な期間だけ保障を手厚くして、保険料を抑えられる。
  • 掛け捨て型と貯蓄型を併用することにより、保障をしながら同時にお金を貯めることができる。

あくまでも家計と保険料との兼ね合いなので、両方加入する場合は、しっかりとしたシミュレーションが必要です。生活に余裕があるご家庭であれば保険料負担が抑えられる掛け捨て型と確実にお金を貯めていてる貯蓄型を組み合わせてご加入するのも一つの選択肢として検討するといいでしょう。

まとめ

生命保険の基本は万が一があった時に家族を守るためのものであり、低い保険料で大きな保障が準備できる掛け捨て型になります。貯蓄型はお金が貯まる一方保険料が割高になります。

保障は掛け捨てで準備するのが基本ですが、ライフプランニングを行っ上で、自分でお金を貯めていけずに無駄遣いをしそうな人には貯蓄型で保障と同時にお金を貯めていくのもおすすめできます。

生命保険だけではなく、家計全体の必要な保障を決めてから保険料との兼ね合いで、掛け捨て型と貯蓄型も併用するのもいいでしょう。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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