生命保険は掛け捨てがベスト!2つのタイプのメリットと注意点

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あなたは、掛け捨ての生命保険はなんとなく損だというイメージをお持ちではないでしょうか?

確かに、「掛け捨て」という名前からすると、何だかもったいような気がしてしまいますよね。お金の貯まるタイプの保険もあるので、なおさらそうお思いかもしれません。

しかし、掛け捨ての生命保険には、捨てがたい大きなメリットがあります。それは、低い金額で効率よく、あなたの身に万一のことがあった場合にもご家族の生活を守れるだけのお金を準備できるということです。

ただし、掛け捨ての保険にも大きく分けて2つの種類があり、ご自身のニーズに合った保険を選ぶことが必要です。

もしあなたが、新たに保険に加入するのに掛け捨てでいいのか迷われていたり、今ご契約中の生命保険の見直しを考えていたりするのであれば、お役に立てるよう具体例をあげながらご案内いたします。ぜひ最後までお読みください。

 1.掛け捨ての生命保険の特徴

掛け捨ての生命保険には2つのタイプがありますが、共通の特徴があります。

メリットと注意点をそれぞれ一点ずつお伝えしますので、必ずご確認ください。

1.1.なんといっても保険料が割安!

掛け捨て生命保険の最大の魅力は、その保険料の安さにあるでしょう。

特に、子育て世代の方で、住宅ローンやお子様の学費などで出費が多く収入が安定しないようなケースでは、できるだけ保険料を抑えたいものです。

では、実際いくらくらいになるのでしょうか。具体的に、以下の例で、積み立てタイプの生命保険と比較してみましょう。

  • 35歳男性
  • 保険金額1,000万円
  • 保険料の払込期間:60歳まで

1.1.1.掛け捨ての保険の保険料

まず、掛け捨ての保険「定期保険」について見てみましょう。

保険料の払込期間と保険期間が60歳までだと、保険料は以下の通りです。喫煙するかどうか、血圧等がどうかによって、4パターンに分かれます。

  • 非喫煙優良体:2,040円
  • 非喫煙標準体:2,900円
  • 喫煙優良体:3,200円
  • 標準体:4,300円

このように、非喫煙優良体2,040円と標準体4,300円で、毎月2,260円も差が出ることになります。

これを、ほぼ同じ保障内容の積み立て型の生命保険と比べてみましょう。

1.1.2.積み立て型の保険

積立型の保険は「終身保険」です。

終身保険は、保障は一生涯続く保険です。ただし、多くの場合、保険料の払込期間を「60歳まで」などに設定し、払い終えた後に解約して、「解約返戻金」を受け取るケースが多いです。

この終身保険だと、保険料は月26,950円です。

一目瞭然ですが、掛け捨ての保険の「非喫煙優良体」と比べると、保険料は約13倍にもなります。

この金額を毎月支払い続けるのはけっこう大変です。

1,000万円の保障を備える、という点においては、圧倒的に掛け捨て型の生命保険の方が割安であることが分かります。

したがって、あなたに万一のことがあった場合にご家族の生活をしっかり守れる保障を準備するには、掛け捨ての保険を活用せざるをえません。

1.2.更新時は保険料がアップする

次に、掛け捨ての生命保険の注意点です。

保険期間が「10年」「15年」等の場合は、更新時に保険料がアップします。

契約する時は保険料が安いと感じても、更新を重ねると徐々に保険料が高くなり、毎月の支払いが厳しいと感じて見直しの相談にいらっしゃるお客様はとても多いです。

たとえば、35歳男性の方で、保険金額1,000万円(月払)、保険期間10年の保険に加入すると、保険料は以下のように値上がりしていきます。

  • 35歳~45歳:2,730円
  • 45歳~55歳:4,900円
  • 55歳~65歳:9,290円

いかがでしょうか?35歳の契約時と比べ、55歳以降は3倍以上の保険料になってしまいました。

とりあえず直近10年の保険料を抑えたい、という方には10年更新タイプも良いと思います。

ただし、契約の時点で、60歳まで保障が必要と分かっているような方は保険期間を年齢で定めることもできます。

以下は先ほどと同じく35歳男性で、保険金額1,000万円、保険期間を60歳までにした場合の月払いの保険料です。

  • 35歳~60歳:4,300円

保険期間を「●歳まで」と年齢で決めるときに注意していただきたいのは、その年齢になった時点で保障が終了となり、更新はできないということです。なので、何歳までいくらの保障が必要なのかということについては、じっくりと検討する必要があると言えるでしょう。

2.掛け捨ての生命保険の種類

次に、掛け捨ての生命保険の種類についてお伝えします。大きく「定期保険」「収入保障保険」の2種類に分けることができます。

2.1.定期保険

2.1.1.必ず決まった額を受け取れる保険

定期保険は、保険期間中、あなたに万一のことがあったら、ご家族がいつでも一定の額を受け取れる保険です。

以下の図をご覧ください。イメージは「四角形」です。

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こちらにあるように、保険期間中であれば、何歳でも、決まった保険金額をまとまって受け取れるのが最大の特徴です。

保険期間を10年満了・20年満了と年数で決めるタイプと、60歳満了・65歳満了のように年齢で決めるタイプとがあります。

なお、定期保険の中には途中で解約した時に「解約返戻金」と言って、ある程度のお金が戻ってくるタイプもあります。しかし、最近では、保険料を少しでも節約したい、というお客様のニーズに合わせ、解約返戻金が全くない代わりに、より保険料を割安にした商品が主流になっています。

2.1.2.要注意!「定期保険特約付き『終身保険』」は掛け捨て

「四角形」の定期保険についてお伝えしましたが、ここで、注意していただきたい保険があります。「定期保険特約付き終身保険」という保険です。少し前まで大手生命保険会社で主流となっていたものです。

「終身保険」というと、上でお伝えしたように積立型の保険のイメージがあります。ただし、「定期保険特約付き終身保険」は、小さな終身保険に「特約」として大きな定期保険がセットされているものです。

ほとんどの部分が定期保険なので、その基本的な仕組みは定期保険とほとんど変わりません。

つまり、10年更新や15年更新で、そのたびに保険料が大幅に上がっていくということです。

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この定期保険特約付きの終身保険に加入している方で多いのが「保障が一生涯続くので安心!」と思っていたら、更新で保険料が高くなって払いきれなくなってしまったり、保障が終了してしまったりして、慌てて見直しをするケースです。

要注意!定期保険特約の必ず知っておくべき3つのこと」も合わせてご覧ください。

もしも思い当たることがあれば、保険証券を確認してみてください。

2.2.収入保障保険

次は収入保障保険です。

収入保障保険は、あなたに万一があった時から保険期間が終わるまで、ご家族が毎月給料のようにお金を受け取れる保険です。

あなたが無事に過ごせば、毎月、保険金額の総額が減っていく計算になります。

こちらのイメージは「三角形」です。

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定期保険との大きな違いは、保障がどんどん小さくなっていく点です。その分、保険料も割安になっています。保険金の受取については、原則として毎月決まった額をお給料のように受け取るようになっています。ただし、必要に応じて一括受取も可能です。詳しくは『収入保障保険とは?必ず知っておきたい特徴とメリット・デメリット』をご覧ください。

このように、掛け捨ての生命保険には大きく2つのタイプに分けることができます。一度、ご自身の保険がどれになるのか是非一度ご確認をしてみてください。

定期保険と収入保障保険のどちらがニーズに合っているかを確認するには、「定期保険とは?2つのタイプからピッタリな保険を選ぶ方法」をご覧ください。

3.掛け捨てと積み立て、どちらを選ぶべき?

最後に、掛け捨ての生命保険が安くて良い物と分かっても、やっぱ積み立て型と迷ってしまう…という方のために、生命保険を選ぶポイントについて簡潔にお伝えさせていただきます。

3.1.家族の生活を守るには掛け捨てタイプを選ぶ

一家の大黒柱がお亡くなりになった時、残された家族が困らないように生命保険に加入するのであれば、掛け捨ての生命保険を選ぶようにしてください。

1.1.でお示しした保険料例からも分かるように、ある程度まとまった額の生命保険を終身保険などの積み立て型で備えることは、保険料の差額から考えても現実的ではありません。

したがって、掛け捨ての保険できっちりと保障を準備することをおすすめします。

その時は、保険金額を何となく決めるのではなく、「いつまでに」「いくら」の保障が必要なのかを計算する必要があります。これを「必要保障額」と言います。

生命保険の必要保障額については詳しくは『生命保険の必要保障額|無駄をなくすために確認すべき4ステップ』で説明していますので、ここではごく簡単に説明させていただきます。

必要保障額は、家族構成・収入・資産状況・お子様の年齢などによって異なります。

一般的な計算方法は、「万が一の時に必要な遺族の生活費・必要資金の総額」から、「遺族年金・死亡退職金・預貯金などのあてにできる収入」を差し引いた額を必要保障額とします。あなたに万一のことがあった時に、ご家族にはその分の額が足りなくなってしまうということです。

ただし、この必要保障額は毎年下がっていきます。なぜならば、必要保障額はあくまでも現時点での計算で、何事もなく1年経てば、その1年分の生活費や教育費が不要になっていくからです。

こういったことから、掛け捨ての生命保険の中でも、オススメしたいのは保障額が少しずつ減っていく「収入保障保険」です。定期保険でもまとまった保障を備えることはできますが、必要な保障を必要な時期だけ、と考えると、収入保障保険のほうがより効率的に保障を備えられます。

3.2.積み立ての終身保険は整理費用と貯蓄目的

保険期間が決まっている掛け捨ての保険に対し、積み立て型の保険の「終身保険」は、保障が一生涯続きます。つまり、貯蓄性と、解約しなければ保障が一生涯続くという2点が特徴です。

まず、保障が一生涯続くという点は、整理費用、つまり葬儀費用等の準備に向いています。

どなたにも必ず「その時」はやってきます。現在は男女ともに平均寿命が80歳を超える時代ですから、何歳になっても保障が途切れない、という点において、終身保険は葬儀代などの整理費用として活用されています。

また、貯蓄性という点については、保険料を払い終えた後に解約すると、払い込んだ保険料よりも多くのお金が戻ってくるので、保険という仕組みを利用して長期的に貯蓄をしたい、という方にも人気があります。ただし、マイナス金利政策の影響で、2017年に多くの保険会社が保険料の値上げと返戻率の引き下げを行った結果、以前ほどの魅力は失われています。

そのため、保険の営業マンも、貯蓄目的の保険として「ドル建て」の終身保険をすすめられることが多くなっています。

詳しくは「終身保険とは?今だから知っておきたい本当の活用法」をご覧ください。

まとめ

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。この記事では掛け捨ての生命保険の基本的な特徴と種類について、積立型の保険(終身保険)と比較しながらご案内させていただきました。

生命保険は車や洋服と違い、目に見えないもので、特に、掛け捨ての生命保険では保険会社にお金を寄付するように思えてしまい、何のメリットもないと感じる方もいらっしゃいます。

しかし、イメージしていただきたいのは、生命保険の保険料は水光熱費のようなものだということです。

しっかりとした生命保険に入っておけば、あなたに万一が起きた時に、あなたのご家族を経済的にしっかり守ってくれます。

特に、掛け捨ての生命保険は割安な保険料でまとまった保障を備えることができるので、小さなお子様がいて働き盛りで支出の多い世代の方にはピッタリです。

ただし、注意していただきたいのは、期間が決まっていることです。また、特に定期保険で「10年」など短期のものは、更新時に保険料が大幅アップします。

場合によっては掛け捨て型と積み立て型を組み合わせて加入するのも1つの方法です。必要保障額や保険期間についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽に連絡ください。私たちが丁寧にご案内させていただきます。

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宮阪 沙織

宮阪 沙織

私は10年以上にわたり、生命保険業界で働いております。マイホームの次に高い買い物と言われることもある保険ですから、本当に必要な商品を無駄なく加入してもらうことが大切だと考えています。お一人お一人のご希望やライフプランをおうかがいし、少しでも豊かな人生を送るお手伝いが出来ればと思っております。
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