決算対策をするときの生命保険の活用法と注意点

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中小企業の経営者の方は決算が近づいてきて利益が出ているときに税金対策を考えるのではないでしょうか?

決算対策はいろいろとありますが方法の1つに生命保険があります。

法人で生命保険に加入をすると保険料の一部を損金計上できますので利益を圧縮することができます。

今日は法人の決算対策での生命保険の活用法と注意点をお伝えします。

 1. 保険料を損金算入して利益を圧縮する

法人で生命保険に加入するときに重要なのは税金です。法人保険を節税対策で加入される人もたくさんいます。

そこで決算対策として生命保険を活用できます。

法人で生命保険に加入をすると保険料の一部を損金として計上できます。

例えば年間保険料1000万円の逓増定期保険に加入した場合、1/2の利益を圧縮することができます。全額損金の商品と違い、キャッシュフロー上のメリットは少なくなってしまいますが、非常に大きな損金額を作りだすことができるのは逓増定期保険の大きな魅力です。

逓増定期保険に加入後、将来、社長に万が一の事故が起こってしまった場合には、保険という保障でリスクがカバーされますし、将来の退職金を簿外に貯めておいた保険の解約返戻金(含み資産)で準備することができます。

※逓増定期保険とは
逓増定期保険とは契約後、保険期間満了までに死亡保険金額が契約当初の金額か増加していく定期保険を言います。解約返戻率が契約後早い段階で高率になることです。解約返戻金がピークを向えたら解約をしてその金額を退職金または設備投資などに当てます。

逓増定期保険図

例 契約年齢:50歳 保険期間:70歳まで 保険料:年払1,000万円

経理処理

逓増定期経理処理

支払保険料の1/2が損金として計上されます。よって500万円の利益が圧縮できます。

2. 生命保険で決算対策をする注意点

決算前に生命保険を活用して税金対策をされる人も多いですが知っておかなければいけない注意点があります。

2-1 保険料は翌年以降も支払いが必要

決算対策でいそいで生命保険に加入するケースがありますが今回だけではなく、来年以降も保険料を支払うことを考えなければいけません。

2-2 早期解約の場合損をしてしまう

商品によりますが数年で早期解約した場合解約返戻金が貯まっておらず、あまり戻らないケースがあります。

生命保険で決算対策をするときは事業計画を立て来年以降のことも考えて支払いができる保険料を設定しましょう。

2-3 健康状態によっては加入ができない

生命保険の場合加入をするときに審査があります。その中でも重要なのは健康状態の審査です。健康状態によっては加入できない可能性があります。

審査は通常申込みから2週間くらい掛かりますので生命保険で決算対策をする場合には早めに準備をしたほうがいいでしょう。

3. 複数の商品から選択する

数多くの保険会社があり、生命保険の商品も無数にあります。商品により、同じ保障内容でも大きく保険料が違うケースがあります。少しでも条件の良い商品に加入をしたほうが賢明でしょう。

例えば以下のような違いがあります。

例 長期平準定期保険 40歳男性 保険金額:1億円

長期定期保険 比較表

目的によって使用する保険も変わってくるので複数の商品から会社にとって最良の商品を選択しましょう。

まとめ

利益が出たときにできるだけ節税はしたいものです。節税方法を幅広く検討して対策の1つとして生命保険をうまく活用したいものです。

決算対策をするために早急に検討をする場合、今回だけではなく来年以降のことも考えて検討しましょう。

そして複数の保険会社の商品を比較して1番いい商品を選択しましょう。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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