次のようなことでお悩みではありませんか?
・自分にピッタリの生命保険を選んで加入したい
・現在加入中の生命保険の内容で大丈夫か確認したい
・保険料を節約したい
・どんな生命保険に加入すればいいのか分からない
もしも、生命保険についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
生命保険には複数の種類があり、どんな目的で加入するかによって選ぶべきものが異なります。
しかし、どの種類の保険がどのような場合に向いているのかは保険の名前からは分かりません。しかも、保険会社によっても中身が微妙に異なっています。
そのため、どれを選べば良いのか非常に分かりにくくなっています。
そこで、この記事では、万一の場合の家族の生活費等を準備する目的(死亡保障)、老後の資金や子どもの学資を積み立てる目的の2パターンのそれぞれについて、特におすすめな生命保険の種類を紹介しています。
保険の教科書 編集部
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目次
生命保険文化センターがまとめた「平成30年(2018年)度 生命保険に関する全国実態調査」(P82)によれば、民間の保険に加入する目的のトップ7は以下の通りです。
■民間の保険の加入目的(複数回答可)
このデータからすると、生命保険の活用目的は大きく2つに分かれます。
以下、それぞれの目的ごとに、おすすめの生命保険の種類を紹介します。
生命保険の加入目的で最も重要なのは、自分の身に万一があった時に、遺された家族が経済的に不自由なく暮らしていくためのお金を準備することです。
その際に最もおすすめなのが「収入保障保険」です。
収入保障保険とは、自分に万一があった場合に、遺族が毎月一定額の保険金を受け取れるタイプの生命保険です。
保障は、所定の年齢(「60歳」「65歳まで」など)まで続きます。
詳しくは「収入保障保険とは?知っておきたいしくみと活用法のポイント」をご覧ください。ここでは概要をお伝えします。
収入保障保険をおすすめする主な理由は以下の3つです。
収入保障保険では、加入者に万が一のことがあったら遺族が毎月保険金を受け取ることができます。実際にどのような保障になるのか、以下の契約例をご覧ください。
【35歳男性の契約例】
この例では、自分の身に万一があった場合に、60歳になる時までの期間、妻が毎月20万円の保険金を受け取れることになっています。イメージ図にすると、以下の通りです。
何事もなく過ごせば、毎月、受け取れる保険金の総額が少なくなっていきます。
これは、年をとるほど必要なお金の総額が減っていくという実態に適した保障内容といえます。
たとえば、若くて子どもが幼いうちは、これから生活費や教育費等、多くのお金が必要です。しかし、年を重ねると子どもが独立するなどし、それらの費用はかからなくなっていきます。
このように、人のライフスタイルにフィットしやすいのが収入保障保険なのです。
収入保障保険とよく比較される保険に、定期保険があります。
定期保険は、保険期間中いつでも、一定額のまとまった保険金を遺族が受け取れる保険です。
たとえば、亡くなったのが35歳の時でも55歳の時でも、変わらず6,000万円の保険金を一括で受け取れるということです。なので、収入保障保険と比較して保険料が高くなっています。
収入保障保険と定期保険との使い分けについては、「定期保険とは?しくみと2つのタイプと活用のポイント」をご覧ください。
家族がお金に困るのは、自分がこの世を去ってしまった場合だけではありません。
病気やケガで身体に障害が残って働けなくなってしまうことも考えられます。
収入保障保険の商品の中には、そのような場合でも、毎月保険金を受け取れる特約を付けられるものがあります。
収入保障保険には、非喫煙者の方や健康体の方向けの割引もあります。
たとえば、喫煙検査をして陰性だったり、健康診断の結果(血圧、BMI値など)が一定の基準を満たしていたりすれば、所定の割引を受けられるのです。
このように、収入保障保険は、割安な保険料で無駄なく、充実した保障を得られるものですが、その反面、プランを組む上では、以下の2点に注意が必要です。
以下、簡単に解説します。
収入保障保険は、必要な時に必要なだけお金を受け取れるので、無駄がない保険です。しかし、それは同時に、保険金額を適切に決めておかないと、後で保険金が足りなくなって困ることになってしまうということでもあります。
保険金額を適切に設定するには、家族の将来の生活費としてどのくらい必要になるかや、子どもの学費はどのくらいかが分かっていなければなりません。
その上で、遺族年金等の公的保障でどこまでカバーでき、いくら足りなくなるのかを計算する必要があります。
ただし、そういった計算を自分だけで行うのは難しいと言わざるを得ません。
そこで、信頼できるファイナンシャルプランナーにライププランニングを受けることをおすすめします。
ライフプランニングは、まず、平均寿命まで生きたとして、自分と家族が生活していくのにいくら必要になるのかを確定し、今の収入の見込みでやっていけるのかを判断します。
その上で、途中で自分に万一があった場合に、残された家族にお金がいくら足りなくなるのかを算出するのです。
収入保障保険は、ライフプランに合わせて無駄なく設計する保険です。その反面、将来のプランが変わったら、必要な保障の内容(保険期間、保険金額)が大きく変わる可能性があります。
たとえば、子どもが生まれたり、転職して収入に大きな変化があったりしたら、万一の場合に必要な保険金額が変わります。
したがって、加入後もライフスタイルの変化に合わせて保障内容を見直すことが必要です。
そこで、知っておくと便利なのが定期保険への「変換」です。これは、保険金の総額を減らしたくない時に使うテクニックです。
「変換」とは、加入している保険を、その保険金額を上限として他の種類の保険へ切り替える制度のことです。新しい保険に加入する形をとりますが、健康状態等の告知は不要です。
収入保障保険は、多くの保険会社でこの「変換」を利用できます。その時点で受け取れる保険金総額の範囲内で、一括で保険金を受け取れる定期保険に切り替えるのです。
定期保険にすれば保険金額が常に一定であるため、そこから先に受け取れる保険金が減ってしまうことはありません。
次に、一定の保障を備えながら、老後の資金や子どもの学資等、必要なお金を積み立てることが目的であれば、終身保険をおすすめします。
終身保険は、保障が一生涯続く生命保険です。保険料の払込期間が「●年」「●歳まで」などと決まっていて、保険料の払込より多くの解約返戻金を受け取ることができるのです。
ただし、終身保険は、生命保険としての役割は、上で紹介した収入保障保険や定期保険よりも貧弱です。保険金額は一般的にはせいぜい数百万円程度です。これでは遺族の生活費等をカバーするには明らかに足りません。
死亡保障の役割はせいぜい整理費用(葬儀代)程度と考え、主目的はあくまで積立のためと割り切って加入するものと考えておきましょう。
なお、積立の機能がある保険としては他に養老保険が挙げられます。ただし、一部の例外を除き、現在は積立の効率が大幅に低下していると言わざるを得ません。このことについては、後ほど改めてお伝えします。
終身保険の活用法は、老後の備えにするのか、子どもの学資等を積み立てるのかで異なります。
老後の備えにする場合、保険料の払込期間を「60歳」「65歳」「70歳」等に設定します。そして、保険料の払込が終わった後で解約してお金を受け取ります。
一方、子どもの学資等の積立のために活用するのであれば、保険料の払込期間を「10年」「15年」などと短めに設定し、払込期間満了後、長期間寝かせておきます。そして、大学への入学等でお金が必要になったタイミングで解約してお金を受け取るのです。
いずれの場合でも、手元に十分なお金があり今すぐ解約返戻金を受け取る必要がないのであれば、そのまま寝かしておくと、返戻率がアップし、より多くの解約返戻金を受け取れるようになっていきます。
終身保険の種類は大まかに3つに分けられます。
それぞれの詳細については「終身保険とは?今だから知っておきたい本当の活用法と選び方」をご覧いただくとして、ここでは3種類の概要について簡単に紹介します。。
低解約返戻金型終身保険は、保険料を払い込んでいる期間中の解約返戻金の金額を抑えることにより、保険料を安価にし、払込期間満了後の解約返戻金の返戻率を高めたタイプの終身保険です。
古くから根強い人気があります。ただし、長く続くマイナス金利政策の影響を受け、積立の効率が以前より低下してしまっています。
詳細については「低解約返戻金型終身保険の活用法とメリット・デメリットの検証」をご覧ください。
日本円より利率のよい米ドルで運用が行われるタイプの終身保険です。
低解約返戻金型終身保険(円建て)と比べて、はるかに貯蓄の効率が高くなっています。
一方で、為替相場の状況によっては、日本円で受け取る際の保険金が少なくなってしまうというリスクがないわけではありません(為替リスク)。ただし、保険料の払込期間を長く設定することなどにより、そのリスクを大きく軽減することができます。
米ドル建て終身保険の活用法、リスクと対処法等の詳細については「米ドル建て終身保険とは?2つの有効活用法と注意点」をご覧ください。
保険会社が、加入者から集めた保険料の一部を活用して国内外の株式や債券等で資金運用を行い、その実績で解約返戻金や死亡保険金の金額が変動するタイプの終身保険です。
運用方法(特別勘定)は複数用意されていて、運用がうまくいけば、払い込んだお金の倍以上まで増やせる可能性があります。
反面、元本割れのリスクもありますが、そのリスクの内容と適切な対処法を知っておくことで、リスクを大幅に軽減することができます。
変額終身保険の内容、活用法、リスクとその対処法についての詳細は「変額保険とは?活用のメリット、リスクと対処法・選び方のポイント」をぜひご覧ください。
最後に、かつて人気があった養老保険についてお伝えしておきます。
養老保険は、保険期間中にこの世を去ったら死亡保険金、無事満期を迎えたら満期保険金を受け取れる保険です。
以前は、利率がよく貯蓄性が高かったため大変人気がありました。
しかし、現在では、保険料が終身保険以上に割高な上に、満期時に受け取れる保険金はそれまでに支払った保険料の総額を下回ることがほとんどです。
したがって、あえて養老保険を選ぶメリットはなく、おすすめできません。
もし選ぶとしても、「米ドル建て」や、「変額」の養老保険をおすすめします(変額タイプは「変額有期保険」と呼ばれています)。その場合、同じ「米ドル建て」「変額」の終身保険とどちらが有利なのか、比べた上で選ぶことをおすすめします。
詳しくは「養老保険で利率・返戻率の良いプランを選ぶため知っておきたいこと」をご覧ください。
自分の身に万一があった際に、家族に生活費を遺したいのであれば、最もおすすめなのは収入保障保険です。
必要な時に必要なだけの保障を準備でき、無駄のない保険ですが、その反面、プランを組む場合は、ライフプランを受け、必要な保障額がいくらなのかをきちんと算出する必要があります。
また、ライフスタイルの変化に応じて、その都度見直すことも必要となります。保険金額を固定したい場合は、期間中に定期保険への「変換」を行う方法もあります。
これに対し、老後の資金や子どもの学資等の積立をしたいのであれば、終身保険がおすすめです。
終身保険には3つの種類があります。従来から根強い人気があるのは円建ての低解約返戻金型定期保険ですが、積立の効率が大幅に低下しています。
代わって人気が上昇しているのは「米ドル建て終身保険」「変額終身保険」です。これらはいずれも、大きく増やせる可能性がある反面、リスクもあります。ただし、リスクには対処法があります。したがって、リスクの内容とその対処法を理解した上で活用することで、リスクを限りなく抑え、大きくお金を増やせる可能性が高まります。
次のようなことでお悩みではありませんか?
・自分にピッタリの生命保険を選んで加入したい
・現在加入中の生命保険の内容で大丈夫か確認したい
・保険料を節約したい
・どんな生命保険に加入すればいいのか分からない
もしも、生命保険についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
日本では、民間保険に入らなくても、以下のように、かなり手厚い保障を受け取ることができます。
多くの人が、こうした社会保障制度を知らずに民間保険に入ってしまい、 気付かないうちに大きく損をしています。
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