生命保険の選び方|世帯別で最適な保険の選び方

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保険の営業マンから提案を受けて、本当にこの保険に入っていいのか悩んでいませんか?

営業マンのいいなりに入ると損をするのではないかと薄々わかっているけど、よくわからないからそのまま契約しようと思っていませんか?それはちょっと待ってください。

私はこれまで1,000人以上の保険相談を受けてきましたが、考えずに加入をして無駄なものがたくさんあり、あとで後悔している人をたくさん見てきたからです。

損をしないためにも 保険に加入する前に是非この記事を読んでください。

これから各世帯ごとの保険の選び方そして、私がおすすめする保険プランもご紹介します。読んでいただければ、必ずあなたの将来にとって 最適な保険を選べるようになります。是非参考にしてください。

目次

1. 独身の保険の選び方

2. 結婚したときの保険の選び方

3. 子供が生まれたときの保険の選び方

4. 子供が独立した後の保険の選び方

5. 持病がある人の保険の選び方

はじめに:家族構成や考え方によって入る保険は違う

これから各世帯別の生命保険の選び方、そして私がおすすめする保険プランをお伝えしていきますが、その前にまずお伝えしたいことがあります。それは家族構成や考え方によって選ぶ保険が変わるということです。

よくネットなどでランキングとか人気があるとか書かれていますが、人によって必要とする保障が違います。安易に信じてしまうと誤った判断をしてしまいます。

保険は必ず必要なものではありません。例えば資産がたくさんある方や年収が数千万もある方は必要ないでしょう。ただ、そのような方は滅多にいません。そのため、万が一に備えるために多くの人に必要とされるのが民間の保険です。

ただし、保険は無理して入るものではありません。高い保険料を払って、今の生活が苦しくなったり、将来の貯蓄ができなくなったら本末転倒です。日本は社会保障制度が充実しているので、民間の保険に加入しなくても一定の保障を受けることができます。自分が必要だと思う保障をしっかり決めて、正しい保険を選び、出来るだけ無駄なものを省いて将来のためにお金を貯めていきましょう。

民間の保険に入る前に知っておかなければいけない社会保障制度については必ず役に立つ!知っておくべき社会保障の全知識まとめで詳しくお伝えしてますのでご覧ください。

1. 独身の保険の選び方

はじめて保険を選ぶのは社会人になったときかもしれません。社会人になると営業マンから「社会人になったんだから保険に入らないとだめだよ」なんていきなり言われて大きな保障を勧められることはよくあることです。

騙されてはいけません。まったくなくていいとは言いませんが、大きな死亡保障は必要ありません。考えるのは病気・ケガのとき保障が受けれる医療保険が中心です。できるだけ保険料を抑えて今のうちに将来のためにお金を貯めていくのが重要です。

独身の場合以下の保障が必要と考えます。

独身に必要な保障
これから具体的に詳しくお伝えしますので、私がおすすめする保険プランもあわせてご覧ください。

1-1 独身の場合まずは医療保険を考える

先ほどもお伝えしましたが、独身時代は大きな死亡保障は必要ありません。まずは医療保険を考えます。お金が貯まっていないときに入院をすると、治療費が負担となります。もしかすると仕事に支障がでる可能性があるので、入院の保障をしておくと安心です。

医療保険と言われてもたくさん種類があるからよくわからないと思われるかもしれませんが、おすすめするのは掛け捨ての終身医療保険です。保険料が安く、保障が一生涯続いていき、保険料も契約時のまま上がりません。できれば将来のために医療保険以外にもがん保険もあると安心です。

ただし、日本は公的医療保険制度が充実しているので貯蓄がある人の中には医療保険は必要ないと考える人もいるかもしれません。

もし、貯蓄がたくさんあり、医療保険が必要か疑問の人は、医療保険は本当に必要?プロのFPが教えるに必要な人と不要な人の違いで詳しくお伝えしていますのでご覧ください。

1-2 独身でもし死亡保障を検討するなら貯蓄型保険

ここで私自身も加入している、死亡保障になり、なおかつ貯蓄ができる独身の人におすすめの保険をご紹介します。先ほど大きな死亡保障は必要ないとお伝えしましたが、まったくなくていいものではありません。葬儀関連費用として200万~300万円あると親や家族に迷惑かけずに済みます。そこでおすすめするのが貯蓄ができて、死亡保障にもなる「低解約返戻金型終身保険」です。

簡単にいうと将来、払込んだ保険料よりも増えて、死亡保障にもなる商品です。

わかりにくいと思いますので実例を元にお伝えしていきたいと思います。

以下の例でお伝えしていきます。

  • 30歳 男性
  • 保険料:10,418円
  • 保険料払込:10年
  • 死亡保険金額:200万円

低解約返戻金型(独身選び方)

上記の例では保険料月々10,418円を10年間支払う設定になっています。そうすると10年総額で約125万円支払うことになります。

それに対して10年後(40歳)には127万円貯まっています。そして、そのままほっておくと保険会社が運用をしていくので、20年後(50歳)には約140万円になっています。

その間に死亡した場合には遺族に200万円が支払われます。正直それほど増えるわけではありませんが、自分に万が一があった場合は死亡保険金を葬儀代に充ててもらうこともできます。ただし、保険料払込期間中に解約すると時期によりますが70%ほどしか戻らないので自分でしっかり支払える金額で設定することが重要です。

独身でお金に余裕があるうちに将来のお金を少しづつ貯めていきましょう。

1-3 私が独身の人におすすめする保険のプラン

それでは私が考える独身の人におすすめする保険プランをご紹介したいと思います。医療保険を充実させてあり、月々10,000円ほど貯蓄ができるプランになっています。なぜその保険なのかも解説してありますのであわせてご覧ください。

こちらが独身の人におすすめする保険プランです。

30歳男性(独身)会社員 年収:400万円

① 低解約返戻金型終身保険(貯蓄型)

先ほど詳しくお伝えしましたが、1番の目的は将来の貯蓄です。もし万が一があった場合は遺族に死亡保障として200万円支払われます。よって葬儀関連費用も兼ねています。保険料は10年で支払い終わり、そのまま置いておけば増えていきます。保険料払込期間は1番最短の10年にしてあります。終身保険に限らず、生命保険全般ですが保険料は早く支払いをしたほうが保険料払込総額が少なくなるので貯蓄商品は特に有利になります。

自分で貯蓄ができない人におすすめです。

② 終身医療保険(掛け捨て)

医療保険は掛け捨ての終身医療保険をおすすめします。入院日額10,000円で60日型のシンプルな終身医療保険にしています。がんの保障はがん保険で上乗せをするので保障内容は特約などは付加せず、保険料を安いのを選択しています。先進医療特約だけを付加してあります。

また、保険料の払込みは60歳までとして老後に負担が掛からないように設定しています。

③ 終身がん保険(掛け捨て)

がんが気になる人は医療保険にプラスしてがん保険をおすすめします。このがん保険は医療保険とは違い保険料の支払いは終身払にしてあります。

がん治療が進化するに伴い、がん保険も商品内容が変わってくる可能性があるので、将来見直しができるように保険料を60歳払済などではなく、終身払にしてあります。出来るだけシンプルな保険料の安いものをおすすめします。

1-4 独身の人におすすめする保険料を抑えたプラン

ここまで独身の人のおすすめプランを解説してきましたが、「保険料が高くて払えない!」と思った人には保険料を抑えたプランをご紹介します。

若くてまだ収入が低いので保険料があまり払えないという人は無理して高い保険料を払う必要はありません。自分が月々保険料を払っていけるだけ掛けていきましょう。

先ほど男性を例にしたので今度は女性を例にしたいと思います。

25歳女性(独身)会社員 年収:200万円
① 終身医療保険(掛け捨て)

保険料を抑えるために、入院日額を5,000円にしてあります。これからの女性特有の病気に備えて女性疾病入院特約を付加してあります。公的医療保険から一定の保障が受けられるので入院日額5,000円でも十分対応できるでしょう。

② 定期がん保険(掛け捨て)

保険料を抑えるために定期がん保険にしました。近年若い女性に子宮がん、乳がんが増えているのでがんの保障は必要と考えます。月々450円でがんになった時に大きな保障を受けれます。

本当は保障が一生涯続いていき、保険料が上がっていかない終身がん保険をおすすめしますが、保険料を抑えたい場合は定期がん保険で保障をしておくのも1つの方法です。ただし更新で保険料が上がっていくので注意しましょう。

2. 結婚したときの保険の選び方

結婚をして家族が増えると責任も大きくなるので、保険を検討するきっかけになります。私も「結婚したから保険に入りたい」という相談をよく受けることがあります。子供がいないうちは独身時代と同じく、医療保険を中心と考えていいでしょう。

自分に万一のことがあったとき、生活費などのお金でどれくらい困るかをイメージしてみると、死亡保障の必要性と、どれくらいの保障を用意すればいいかが見えてきます。

結婚したときに必要な保障は以下のように考えます。

結婚したとき
結婚して子どもができるまでは共働きするケースが多いですが、その場合は夫婦のどちらかに万一のことがあっても、生活に困ることはないと思います。ただし、お葬式代やお墓代などのためには、ある程度の金額は必要です。お互いに迷惑をかけないためにも、夫婦ともに、お葬式代・お墓代程度の死亡保障を準備しておくと安心です。

また、働いていた妻が結婚を機に専業主婦やパート勤務になるケースもあります。妻の収入が安定するまでの間の生活費分を、夫のお葬式代・お墓代にプラスして死亡保障を準備しましょう。

そして、病気やケガに対する備えも必要です。もしも夫婦のどちらかが、病気やケガで入院してしまったら、医療費負担が家計を圧迫します。まだ貯蓄が十分に貯まっていない状態では、家計が受けるダメージはより深刻でしょう。そんな事態に備えて、夫婦ともに医療保険に加入をしておかなければなりません。医療保障は高齢になるほど必要性が高まるので、終身医療保険で一生涯をカバーしておいた方が安心です。

結婚したら保険のことを真剣に考えて、まだ加入していない人は必要な保障だけに加入をしましょう。そして子供ができるまでにできるだけお金を貯めていきましょう。

2-1 夫婦共働きの場合は独身と同じ

ご夫婦どちらかが亡くなった場合でも、残された方が経済的に困って生活ができなくなるということはないでしょう。
死亡保障はあまり必要がなく、お葬式代として、200~500万円くらいの保障があれば十分です。

独身時代と同じく、医療保険を中心として考えるといいでしょう。働けなくなったことも考えて、入院日額10,000円あれば安心です。子供ができるまでは1番お金を貯めていける期間ですので銀行に貯めていくか、保険でも貯蓄ができる商品もあるのであわせて検討するといいでしょう。詳しくは私がおすすめする保険プランで解説していますので是非ご覧ください。

2-2 妻が専業主婦の場合は死亡保障が必要

世帯主である夫が死亡した場合、一家の収入が途絶えてしまうことになります。妻が今後の生活をどうやってしていくかによって金額が変わってきます。

例えば妻が実家に帰れるかどうか、またはすぐに働いて収入を得られるかどうかによって死亡保障の設定する金額が変わってきます。万が一があった時にどうやって生活をしていくのかイメージすると金額の設定がしやすいかもしれません。

2-3 私が結婚する人におすすめする保険プラン(共働き)

それでは私がおすすめする保険プランをお伝えします。共働きかそうでないかで、必要な保障が違うので分けて保険プランをお伝えします。共働きの場合は主に独身と同じようなプランになっています。

まずは夫婦共働きの保険プランです。

夫婦共働き(子供なし①)夫:35歳 年収500万円:妻30歳 年収400万円

① 低解約返戻金型終身保険(貯蓄型)

先ほどもお伝えしたように、子供がいない間は大きな死亡保障が必要ないので、葬儀関連費用と貯蓄も兼ねて保険金額300万円に設定してあります。商品は保険料が安くて、貯蓄ができる低解約返戻金型終身保険を選択しました。

上記の例では保険料の払込みを60歳までとしていますが、お金に余裕がある場合は保険料払込を10年~15年と短くしたほうが将来の負担が減ります。ただし、お金に余裕がない時は無理して加入する必要はありません。今後の生活も考えて保険料を設定しましょう。

② 終身医療保険(掛け捨て)

医療保険は掛け捨ての終身医療保険をおすすめします。入院日額10,000円で60日型のシンプルな終身医療保険にしています。がんの保障はがん保険で上乗せをするので保障内容は特約などは付加せず、保険料を安いのを選択しています。先進医療特約だけを付加してあります。保険料の払込みは老後に負担が掛からないように60歳までとしてあります。

③ 終身がん保険(掛け捨て)

がん保険は医療保険とは違い保険料の支払いは終身払にしてあります。

がん治療が進化するに伴い、がん保険も商品内容が変わってくる可能性があるので、将来見直しができるように60歳払済などではなく、保険料は終身払にしてあります。出来るだけシンプルな保険料の安いものをおすすめします。

夫婦共働き(子供なし②)夫:35歳 年収500万円:妻30歳 年収400万円

① 低解約返戻金型終身保険

夫と同じものにしています。考え方としては夫と同じで葬儀関連費用と貯蓄も兼ねて保険金額300万円に設定してあります。

② 終身医療保険

保険料を抑えるために、入院日額を5,000円にしてあります。これからの女性特有の病気に備えて女性疾病入院特約を付加してあります。公的医療保険から一定の保障が受けられるので入院日額5,000円でも十分対応できるでしょう。保険料は老後に負担がないように60歳までとしてあります。

③ 終身がん保険

がん治療が進化するに伴い、がん保険も商品内容が変わってくる可能性があるので、将来見直しができるように60歳払済などではなく、保険料は終身払にしてあります。乳がん、子宮頸がんなど女性特有のがんに備えて、保障が広い商品を選択しました。がんになると治療費がかかるだけではなく、仕事に支障が出る可能性があるので保障をしておくと安心です。

2-4 私が結婚する人におすすめする保険のプラン(専業主婦)

結婚してそのまま妻が専業主婦になるケースもあります。共働きの場合と違い、一定の死亡保障があったほうが安心でしょう。ただし、主人に万が一があった時に妻が実家に帰れる、もしくは生活に困らないようであれば共働きと同じで医療保険中心で考えていいでしょう。

夫婦専業主婦(子供なし①)夫:35歳 年収500万円:妻30歳

① 収入保障保険(掛け捨て)

もし一定の期間死亡保障が必要な場合は収入保障保険をおすすめします。万が一があった時に毎月10万円出るように設定してあります。保険料も2,710円と割安になっているので、もし心配であれば金額を上げると安心です。また、妻がすぐに働けるなど大きな死亡保障が必要なければ外しても構わないでしょう。

② 低解約返戻金型終身保険(貯蓄型)

葬儀関連費用と貯蓄も兼ねて保険金額300万円に設定してあります。商品は保険料の安い、低解約返戻金型終身保険を選択しました。上記の例では保険料の払込みを60歳までとしていますが、お金に余裕がある場合は保険料払込を10年~15年と短くしたほうが将来の負担が減ります。

③ 終身医療保険(掛け捨て)

医療保険は掛け捨ての終身医療保険をおすすめします。入院日額10,000円で60日型のシンプルな終身医療保険にしています。がんの保障はがん保険で上乗せをするので保障内容は特約などは付加せず、保険料を安い商品を選択しています。先進医療特約だけを付加してあります。老後に負担を掛けないために保険料の払込みを60歳までとしてあります。

④ 終身がん保険(掛け捨て)

がん保険はどの治療法を選択しても給付金の対象となるようにバランスを考えた商品を選択しています。

がん治療が進化するに伴い、がん保険も商品内容が変わってくる可能性があるので、将来見直しができるように60歳払済などではなく、保険料は終身払にしてあります。出来るだけシンプルな保険料の安いものをおすすめします。

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① 低解約返戻金型終身保険

専業主婦の場合は考え方は独身と同じです。万が一があった時に主人は独身時代に戻るだけなので、大きな死亡保障は必要ありません。保険料をできるだけ抑えるために葬儀関連費用と貯蓄も兼ねて保険金額200万円と下げてあります。

② 終身医療保険

保険料を抑えるために、入院日額を5,000円にしてあります。これからの女性特有の病気に備えて女性疾病入院特約を付加してあります。公的医療保険から一定の保障が受けられるので入院日額5,000円でも十分対応できるでしょう。

③ 終身がん保険

女性の場合子宮頸がん、乳がんなどが増加しているため、保障対象の広いがん保険を選択しました。特に上皮内新生物でも悪性新生物と同額支払われるものがおすすめです。

がん保険の給付金についてはがん保険の給付金の注意点とは?で詳しくお伝えしています。

3. 子供が生まれたときの保険の選び方

1番大きな保障が必要となるのが子供が生まれたときです。1番たくさん保険に入らないといけないので選ぶのも大変です。ただし、ここで気をつけたいのは入り過ぎないことです。よく「保険貧乏」と言われますが、保険に入りすぎて貯蓄ができなかったり、生活が苦しくなるのは本末転倒です。万が一があった時に備えて保険に入るのはもちろん必要なことですが、保険料と将来の貯蓄そして今の生活すべてを考えてバランスよく考えることが大切です。

子供が大きくなるに連れて生活費・習い事・学費など家計の負担が大きくなってくるのでそれも考慮して考えましょう。

子供が生まれたときに以下の保障が必要と考えます。

子供が生まれたとき

3-1 子供ができたら大きな死亡保障が必要となる

先ほども簡単にお伝えしましたが生命保険を1番必要とするのが、子供が生まれたときです。それは生活費や将来子どもに必要な学費や結婚資金などの経済的負担が、残された家族に一気にのしかかるからです。

特に学費は、幼稚園から大学まですべて公立でも、1000万円以上かかると言われています。子どもに不自由ない人生を送ってもらうためにも、最優先に備えたいリスクです。

3-2 保険に入るときは必要保障額を計算する

保険に入るときに最も重要なのは必要保障額を計算することです。簡単に言うと「自分にどれくらいの生命保険が必要か計算する」ことです。この必要保障額をしっかり算出することによって、無駄な保険に入ることを防ぐことができます。

このように計算します。

必要保障額

すべてを生命保険で保障しなければいけないわけではありません。確かに子供が小さい間はこれからの生活費、学費など大きな保障が必要ですが、生命保険以外にも「遺族年金」「会社からの保障」などたくさんの保障を受けることができます。その保障でも足りないときに加入をするのが民間の生命保険です。

また、住宅を購入した場合も保障額が変わってきます。住宅ローンには団体信用生命保険が付加されており、万が一があった場合、住宅ローンの支払いが免除になりますので住む場所は確保されていることになります。

将来の貯蓄として貯蓄型保険でお金を貯めていくのも1つの方法ですが、住宅ローンの繰り上げ返済のほうが有利な場合もあります。

将来を見据えた上で保険プランを設計しましょう。

必要保障額の計算方法については生命保険に加入するときの必要保障額の計算方法で詳しく解説しています。

3-3 学資保険はすべての保険とあわせて考える

よく学資保険を子供の将来の学費を貯めていく商品として、単独で検討する人もいらっしゃいますが、学資保険は生命保険会社が販売されている商品なので、親の生命保険機能もあります。学資保険に入ることによって生命保険を減らすことができる可能性があります。

できるだけ学資保険も生命保険とトータルで考えて検討したほうがいいでしょう。無駄なものを省いて子供の将来のためにお金を貯めていきましょう。

3-4 私がおすすめする子供が生まれたときの保険プラン

これから子供が生まれたときにおすすめする保険プランをお伝えします。1番保障が必要な世帯ですが、その分保険料が高くなりがちです。

これからご紹介するプランはあくまでも一例です。家計によって、大きな差がでますのでシンプルな設計にしてあります。参考程度でご覧になってください。保険料の抑えたプランもお伝えしますので是非参考にしてください。

夫婦専業主婦(子供あり:0歳①)夫:35歳 年収500万円:妻30歳

① 収入保障保険(掛け捨て)

この保険が死亡保障の中心です。残された家族の生活費の保障として掛け捨てで保険料の安い収入保障保険で月々20万円を確保しました。そうすることによって、遺族年金と合わせて十分な金額になります。

商品としては、たばこを吸わなくて健康な人が割引になる非喫煙優良体割引が適応される商品を選択します。そうすることで20%~25%くらい保険料が安くなります。収入保障保険は保障が下がっていく商品ですが、必要な保障も子供が大きくなるにつれて下げていっていいものなので合理的と言えます。

収入保障保険については収入保障保険の特徴と活用法で詳しくお伝えしてます。

② 低解約返戻金型終身保険(貯蓄型)

保険料が高くなりすぎないように保険金額を200万円に設定しました。

主な目的としては葬儀関連費用ですが、貯蓄もできる商品なのでお金に余裕がある場合はこの保険を厚くしてして掛け捨ての収入保障保険の金額を下げる方法もあります。そうすることによって、掛け捨て部分は少なくなります。

③ 終身医療保険(掛け捨て)

医療保険は掛け捨ての終身医療保険を選択しました。病気・ケガで働けなくなった場合のことも考えて入院日額10,000に設定してあります。がんに関してはがん保険で保障の上乗せをします。

④ 終身がん保険(掛け捨て)

保険料が上がらない終身がん保険で保障内容としては保障の対象が広い商品を選択。最近は通院で治療するケースも増えてきているのでどういう治療法を選択しても給付金の対象となるものにしてあります。

⑤ 学資保険(貯蓄型)

学資保険は大学の学費を目的としています。月々13,560円を18円間支払っていき、子供が18歳の時に300万円受取ることができます。

契約者が死亡した場合は保険料が免除になります。生命保険の役割もあります。学資保険は将来の学費の積立なので必ず必要なものではありません。自分が積立できる金額を設定しましょう。

夫婦専業主婦(子供あり:0歳②)夫:35歳 年収500万円:妻30歳

① 収入保障保険(掛け捨て)

妻が専業主婦でも子供が小さいうちに万に一があった場合、ベビーシッターを雇うなどお金が掛かります。ただ大きな保障は必要ないので収入保障保険で月々5万円の保障をしてあります。

掛け捨ての保険料の安い商品で子供が大きくなる20年~25年で保険期間を設定して少し保障をしておくと安心です。もし、掛け捨てはもったいないと考えるのであれば下記の終身保険を手厚くして収入保障保険を外すのがいいでしょう。

② 低解約返戻金型終身保険(貯蓄型)

夫と同じで葬儀関連費用として、200万円に設定してあります。貯蓄もできる商品なのでこちらを500万円くらいに上げて上記の収入保障保険をやめれば、掛け捨て部分が減ります。

③ 終身医療保険(掛け捨て)

これからの女性特有の病気に備えて女性疾病入院特約を付加してあります。公的医療保険から一定の保障が受けられるので入院日額5,000円でも十分対応できるでしょう。

④ 終身がん保険(掛け捨て)

夫と同じがん保険ですが、女性の場合子宮頸がん、乳がんなどが増加しているため、保障対象の広いがん保険を選択しました。特に上皮内新生物でも悪性と同額支払われるものがおすすめです。

3-5 子供が生まれたときにおすすめする保険料を抑えたプラン

上記でおすすめの保険プランをご紹介しましたが、夫婦合わせて保険料が42,877円と学資保険など貯蓄も含めてですが高いと感じる人もいるでしょう。何度もお伝えしていますが無理な保険料を払う必要はありません。そこで保険料も抑えたプランもご紹介しますのでご覧ください。

夫婦専業主婦(子供なし②-①)夫:35歳 年収500万円:妻30歳

① 収入保障保険(掛け捨て)

先ほどのおすすめプランと同じものです。子供が小さいうちは一定の死亡保障が最優先となります。この収入保障保険は保険料が割安で大きな保障を受けることができます。

② 終身医療保険(掛け捨て)

保険料を抑えるために入院日額を5,000円になっています。公的医療保険が充実しているため、入院日額でも十分対応できますが、がんになった場合は治療費、仕事への影響などを考えてがんの特約を付けて保障を手厚くしています。その分、がん保険を外してあります。

③ 学資保険(貯蓄型)

学資保険を月々8,148円支払をしていくと18歳時点で200万円受取ることができます。学資保険はあくまでも将来の貯蓄ですので保険料の支払いが厳しい場合は無理する必要がありません。貯めていける金額を設定しましょう。

夫婦専業主婦(子供なし②-②)夫:35歳 年収500万円:妻30歳

① 収入保障保険

先ほどのおすすめプランと同じものです。保険料も月々825円と安くなっているので、子供が小さい間だけでも少し死亡保障があったほうがいいでしょう。

② 終身医療保険

夫と同じく 保険料を抑えるために入院日額を5,000円にしてあります。女性疾病特約を付加することにより、保障を厚くしてあります。がんになった場合は治療費を考えてがんの特約を付けて保障を手厚くしています。その分、がん保険を外してあります。

4. 子供が独立した後の保険の選び方

子供が独立して夫婦2人になったらどういう保険が必要なのかをお伝えしていきます。責任を果たし、大きな保障が必要なくなる年代です。これからは老後の医療保険を考えます。

特に多いのが、若いころから大手生保の更新型の保険に入っていて、更新で保険料が高くなりすぎて見直しを考えるのがこの世代です。若いころに比べて保険料が高くなってくるのでこれからの老後の生活を考えて保険料を設定しましょう。

子供が独立した場合

4-1 これからは終身医療保険に加入をする

これから入る医療保険は一生涯保障が続いていく終身医療保険にしましょう。若いころに比べて保険料が高くなるので、これからの生活を考えて保険料を設定しましょう。もしお金に余裕があるのであれば、できるだけ保険料は早く払い終わるようにしたほうが、老後の負担が減ります。

4-2 大きな死亡保障は必要ない

子供が独立して夫婦2人になった場合、大きな死亡保障が必要なくなります。もし貯蓄が貯まっているようであれば、葬儀関連費用などの200万~300万くらいにしてできるだけ保険料を抑えて、生活費や老後の介護費用対策に回しましょう。

4-3 私が老後のことを考えておすすめする保険プラン

それでは私がおすすめする老後のことも考えた保険プランをご紹介していきます。若いころに比べて保険料が高くなっています。基本はシンプルな終身医療保険ですが、できればがんなど生活習慣病の保障を厚くできれば安心です。死亡保障に関しては葬儀関連費用で200万円ぐらい用意できるといいでしょう。

60歳男性 年収400万円 夫婦2人(子供独立)

① 低解約返戻金型終身保険(貯蓄型)

普通の終身保険よりも保険料が割安です。この年齢での終身保険は高いので、もし貯蓄があるのであれば葬儀関連費用は貯金で考えてもいいでしょう。医療保険のみにすれば保険料が抑えられます。もし、相続税対策を検討するのであれば、保険料は高いですが高額な死亡保障を検討してもいいでしょう。

相続税対策については相続税改正と生命保険の活用法で詳しくお伝えしています。

② 終身医療保険(掛け捨て)

この年代だと、これからの生活を考えて終身医療保険にします。上記のプランはシンプルで保険料も安いものになっていますが、もう少し保険料を払っていいということであれば、特約でがんなどの生活習慣病の保障の上乗せをしてもいいでしょう。

5. 持病がある人の保険の選び方

保険はいらないと思っていても、いざ病気になってから保険の必要性を感じる人も多いのではないでしょうか。ただ、生命保険は基本的に健康な人しか加入ができません。

そこで最近CMなどでよく目にする持病でも加入できる「引受緩和型」といわれる商品があります。ただこの保険は加入がしやすいけれども一般の保険に比べて保険料が割高です。持病がある人は慎重に検討しなければいけません。

これから詳しくお伝えをしていきますが、検討する順番としてはまずは一般の保険を検討してこの結果が良くなかった場合「引受緩和型」を検討することになります。

5-1 まずは一般の保険を検討する

持病があってのもまずは一般の保険を検討します。もちろん生命保険に加入をするときは審査があります。そこで重要となるのが健康状態の審査です。

ここで、まず知ってもらいたいのが保険会社によって審査基準が違うということです。

例えばA社で断られたがB社では加入ができたということもよくあります。また健康状態を告知するときに記入するのが告知書といわれるものです。書き方によって審査結果が変わることもあります。

私が相談を受けた中でも「他のところで聞いたら入れないと言われたが本当にダメなの?」と相談を受けて各保険会社に問い合わせをしたところ可能性があるので、正確に健康状態を告知したら、審査が通ったというケースはいくらでもあります。

もちろん保険会社には引受基準があり、持病や入院歴などによっては生命保険に加入できないケースがあります。しかし、病気によっては加入できる可能性があります。

病気によりますが、検討の余地があるのであればまずは一般の保険を検討するのをお勧めします。できれば経験のある専門家にアドバイスを受けるのがいいでしょう。

医療保険の審査に関しては医療保険の審査は何をするの?で詳しくお伝えしています。

5-1-1 健康状態によっては特別条件付の契約になる場合がある

先ほどまずは一般の保険を検討するとお伝えしましたが、生命保険に加入をするとき持病・入院歴などがある場合、審査で特別条件が付く可能性があります。

生命保険会社は多数の人と契約を行っており、はじめから健康状態等に問題のある人が加入した場合は健康な人との公平性を保つために、一定の条件を付けることになります。もし厳しい条件がついた場合は「引受緩和型」商品も検討してみましょう。

たとえば以下のような特別条件があります。

特別条件1:割増保険料により保険料が上乗せになるケースがある

生命保険を契約するとき、健康状態などの条件が、生命保険会社の定める基準に合わない場合などに上乗せ分として加算される保険料の事をいいます。特別保険料ということもあります。

特別条件2:死亡保障は保険金削減がつく場合がある

契約をしてから一定期間内(5年を超えることはありません)に死亡したときは、経過年数に応じた死亡保険金額を削減して支払うことです。したがって削減期間が過ぎてからの死亡については、保険金額全額が受け取れます。ただし、不慮の事故などによる死亡・高度障害の場合は、削減期間中であっても保険金の全額が受け取れます。

特別条件3:医療保険は特定部位不担保がつく場合がある

医療保険の場合ですが、告知によって一定の部位のみ病気で入院しても給付金はでません。それ以外の病気やケガは保障されるというものです。不担保期間が終了すればその部位についても保障されるようになります。

5-2 持病があっても入れる保険は保険料が高い

これまで一般の保険のお話をしてきましたが、もちろん審査が通らないことがあります。そこで登場するのが「引受緩和型」と言われる保険です。よくCMなどで「持病でも入れます」と宣伝しているものです。

一般の保険より、入りやすいけれど、保険料は高いです。商品にもよりますが約1.5~2倍になり、保障内容も落ちます。考えるときは慎重に検討しましょう。

5-3 私がおすすめする持病がある人の保険プラン

先ほどもお伝えしましたが、引受緩和型の保険は割高です。ここでお伝えするのは引受緩和型医療保険です。もちろん一般の医療保険が審査で通らなかった場合ですが、入院したときに少しでも保障がほしいという人におすすめします。あくまでも一般の医療保険がダメだったときに検討するものです。

60歳男性 年収400万円 夫婦2人(持病)

① 引受緩和型終身医療保険(掛け捨て)

一般の医療保険に比べて少し割高になりますが、入院したときに1日あたり5000円支払われます。保険料も5,929円で保障は一生涯続いていき、保険料は上がりません。先進医療の保障も付いています。注意したいのは契約から1年は保障が半額になります。

まとめ

いかがだったでしょうか?このように家族構成や考え方によって入る保険、そして組み合わせがまったく違ってきます。

はじめにもお伝えしましたが、保険はあくまでも万が一の保険です。無理に掛ける必要はありません。自分に必要だと思う最低限度の保障をして、出来るだけ無駄をなくしましょう。

保険料は数十年と長い間支払っていくものなので、適当に入ってしまうと損をしてしまいます。あとで後悔しないためにも将来を見据えてしっかりと検討しましょう。

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「知らなきゃ損!誰でも使える8つの社会保障制度をお教えします。」

日本人は民間保険に入らなくても、以下のように、かなり手厚い保障を受け取ることができます。

  • ・ ご主人様に万が一のことがあった時に毎月約13万円を貰える。
  • ・ 仕事を続けられなくなった時に毎月約10万円を貰える。
  • ・ 出産の時に42万円の一時金を貰える。
  • ・ 医療費控除で税金を最大200万円節約できる。
  • ・ 病気の治療費を半分以下にすることができる。
  • ・ 介護費用を1/10にすることができる。

多くの人が、こうした社会保障制度を知らずに民間保険に入ってしまい、 気づかないうちに大きく損をしています。

そこで、無料EBookで誰もが使える絶対にお得な社会保障制度をお教えします。 ぜひダウンロードして、今後の生活にお役立てください。


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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー

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