医療保険の保険料払込免除特約とは?必ず知っておくべき3つの注意点

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保険料払込免除特約

三大疾病にかかってしまった場合に付けておくと、以後の保険料が免除になる「保険料払込免除特約」。とても魅力的な特約に思えますが、この特約を付加する必要はあるのでしょうか。

保険料払込免除特約は「三大疾病や高度障害・要介護状態になったら保険料が免除」というように見えますが、実際は「約款所定の状態」にならないとこの特約は適用されません。

「保険約款の通り」とパンフレットに書かれていますが、約款を全て読む人はほとんどいないので、この特約を勘違いしたまま加入してしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで本日の記事では医療保険の保険料払込免除特約を検討するときに知っておかなければならないことをお伝えします。新しく保険に加入をお考えの方や、見直しを考えている方は必見ですので最後までご覧ください。

はじめに:保険料払込免除特約とは?

医療保険に特約として付けることができる「保険料免除特約」ですが、どのような特約なのでしょうか。

商品によって違いがありますが、通常は三大疾病(がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中)や高度障害になった場合、保険料払込免除特約をオプションとして付加しておくと、それ以降の保険料の払込が全て免除される特約です。簡単に言うと三大疾病など所定の状態になると保険料を支払いが必要なるということです。

ただし、これは特約ですので、付けると支払う保険料が増えます。また医療保険でも商品によって保険料が免除になる要件が違ったり、そもそも特約がない商品もあります。

それでは検討するときに必ず知っておいてほしい3つの注意点をお伝えしていきます。

保険料払込免除特約3つの注意点

三大疾病など一定の状態になった時に保険料が支払わなくてよくなるので一見素晴らしい特約に見えますが、注意点があります。

以下の3つには注意してください。

  1. 約款所定の状態にならないと保険料が免除にならない
  2. 保険会社によって保険料が免除になる要件が違う
  3. 特約を付けることにより保険料が高くなる

それでは3つの注意点を順番にお伝えしていきます。

1. 約款所定の状態にならないと保険料が免除にならない

三大疾病により約款所定の状態に該当した場合、以後の保険料が免除になる「保険料払込免除特約」。
医療保険の特長のひとつとしてよく見かけますが、この「約款所定の状態に該当したとき」とは一体どのような状態なのでしょうか。

ある保険会社の「特定疾病保険料払込免除特則」の保険料払込の免除事由を例に見てきましょう。

① がん(悪性新生物)

悪性新生物(がん)責任開始日後に初めて悪性新生物(がん)になったと診断確定されたとき。
(皮膚の悪性黒色腫を除く皮膚がんおよび上皮内新生物は保険料の払込みの免除の対象となる悪性新生物(がん)ではありません)※悪性新生物責任開始日…責任開始日からその日を含めて91日目となります。

② 急性心筋梗塞

責任開始時以後に発病し、初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき。

③ 脳卒中

責任開始時以後に発病し、初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき。

簡単にまとめると以下のようになります。

  • 上皮内新生物は対象にならない。
  • 責任開始日以後(91日目)に初めてがんと診断確定されたとき。
  • 急性心筋梗塞・脳卒中ともに60日以上の労働制限や障害などの後遺症が残った場合に保障がおりる。
  • 急性心筋梗塞は「狭心症」、脳卒中では「くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞」以外の脳血管疾患は含まれない。

このように三大疾病になったからといってすぐに保険料が免除になるわけではありませんので、必ず抑えておきましょう。

2. 保険会社によって保険料が免除になる要件が違う

よく医療保険を検討するときに複数の会社の商品を比較して加入するケースがありますが、同じ「保険料払込免除特約」という名前でも保険会社によって保険料が免除になる要件が違います。

一般的には前節でお伝えした所定の3大疾病になった場合保険料が免除になりますが、最近では所定の障害状態や介護状態になった場合でも免除になる商品もありますので、単純に保険料だけで比較せず、免除になる要件も確認して商品を比較検討しましょう。

3. 特約を付けることにより保険料が高くなる

当たり前のことですが、保険料免除特約を付けることによって保険料が高くなります。どれくらい保険料が高くなるのか確認しましょう。

参考までにS社の商品では、、、

保障内容は以下のようになります。

  • 30歳:男性
  • 入院日額:10,000円
  • 手術給付金:1回5万円
  • 1入院:60日
  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:終身
  • 保険料:2,310円(月払)

この保障内容に先ほどお伝えした所定の3大疾病になった場合に保険料が免除になる「保険料免除特約」を付けると保険料が2,700円になり、月々の保険料が390円高くなります。保険料が約17%上がりますが、所定の状態になった場合保険料を支払うことなく一生涯保障を受けることができます。

保険料払込免除特約は必要?

保険料払込免除特約を付加するのは本当に必要なのでしょうか? 特約の該当事項に当てはまれば得になりますし、当てはまらなければ損になるでしょう。しかし、保険料は毎月支払い続けていくものです。特約の保険料が小さな金額でも家計の負担になる人もいると思います。

ポイントは三大疾病にかかったとき、「どれくらい収入が減るか」で必要か不要か判断しましょう。

また保険料払込免除特約の保険料は、保険契約が一定の期間で更新する場合、40・50代になると特約の保険料の負担も大きくなってくるので、加入するときだけでなく、長期的な視点で考えましょう。

まとめ

保険料払込免除特約は所定の状態になった場合その後の保険料の支払いが不要になります。とても魅力的に見える特約ですが注意点もあります。

以下の3つは必ず確認しておきましょう。

  • 約款所定の状態にならないと保険料が免除にならない
  • 保険会社によって保険料が免除になる要件が違う
  • 特約を付けることにより保険料が高くなる

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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