次のようなことでお悩みではありませんか?
・自分にピッタリの医療保険を選んで加入したい
・現在加入中の医療保険の内容で大丈夫か確認したい
・保険料を節約したい
・どんな医療保険に加入すればいいのか分からない
もしも、医療保険についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
住宅ローンを組むときは、基本的に団体信用生命保険に加入します。
団体信用保険とは、住宅ローンの申込者が死亡又は高度障害状態になった場合、ローン残高と同額の保険金が受け取ることができる保険です。
つまり団体信用生命保険に加入すると万が一の場合、住宅ローンが相殺されることになります。
最近は、三大疾病保障付き又は七大疾病保障付き、さらにそれ以上の疾病保障付き商品も見かけますが、これらは本当に必要なのでしょうか?この記事では、それについて検証していきます。
野沢 勝久
最新記事 by 野沢 勝久 (全て見る)
目次
まず、「疾病保障付き住宅ローン」とは何かを確認していきましょう。
現状住宅ローン金利は過去最低まで下がり、金融機関の競争は金利から保障に移っています。
今後、マイホームを購入するとき、金融機関から「疾病保障付住宅ローン」を勧められる場面が増えてくるでしょう。
この住宅ローンは、特定の病気になると住宅ローンの返済が免除されるのが特徴です。
住宅ローンを組む際に「団体信用生命保険(団信)」に加入する人がほとんどですが、この団信のオプションとして「疾病保障」が付加される仕組みになっています
団信は住宅ローンを借りた人が返済中に亡くなったり、高度障害状態になった場合に保険金でローンを返済してもらえますが、この考え方を特定の病気まで範囲を広げたのが「疾病保障付住宅ローン」です。
疾病保障付き住宅ローンの対象となっている疾病は下記のとおりです。
どの疾病も発症するだけでローン残高が0円になるわけではなく、細かい支払い要件が決められていますので確認しておきましょう。
条件は銀行ごとに異なるため、参考までに以下にA銀行の疾病保障付き住宅ローンの例を紹介します。
保険対象期間中に生まれて初めて悪性新生物(上皮内がん、および皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんを除く)に罹患したとき。※保険対象期間初日から90日以内に診断された場合を除く
融資実行日以降に発病し、初めて医師の診療を受けた日から60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき
融資実行日以降に発病し、その疾病により初めて医師の診療を受けた日から60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師に診断されたとき
融資実行日以降に発病し、これらの疾病が原因で就労不能の状態がその日を含め365日以上続いたとき
「疾病保障付き住宅ローン」は、どの疾病を保障対象としているかは住宅ローン商品によって異なります。一般的には、下記のような保障の組み合わせになっています。
疾病保障付きの住宅ローンのの保険料は、住宅ローン金利に上乗せするのが主流です。
例えば、がん保険だと金利に0.1%上乗せ、三大疾病だと0.2%上乗せ、七大疾病だと0.3%上乗せ等があります。実際の数字を使用して検証してみましょう。
つまり、がん保険の保険料は約67万円、三大疾病の保険料は約134万円、七大疾病保障の保険は約202万円になります。
借入額及び借入期間が長くなると、金利が上乗せになっているため、負担額が増し、家計を圧迫することになりかねません。
また、これらの保障上乗せをローン返済中に取り外せない金融機関があるため、住宅ローンを組むときは慎重に考えるようにしましょう。
疾病保障付き住宅ローンと一般的な医療保険やがん保険等では、加入の目的が異なります。前者は、月ケの返済額を保障することで返済が滞るのを回避したり、ローン残高を0円にすることで大病を患ってもマイホームを守るものです。
後者は、がん等の大病を患ったとき、治療費や生活費を確保するものです。
また、疾病保障付き住宅ローンは住宅ローンに付随する商品なので、保険期間は基本的に住宅ローン返済期間と同じで、終身期間ではありません。住宅ローンと切り離して考えることもできないなど、いろいろと制約が多いです。
住宅ローンを借りない人にはそもそも縁のない商品であり、比較する以前に選択の余地はありません。
どんな保障が自分に適しているかは、それぞれの疾病がどのくらいの確率で罹患するものなのかを押さえておくとみえてきます。
例えば国立がん研究センターがん対策情報センターの「2021年のがん統計予測」によると、2021年のがん罹患数は100万人を超えると推測されています。
同センターの「最新がん統計」によれば、一生のうちがんと診断される確率は、男性の場合65%、女性の場合50%となり、その確率は生涯で2分の1以上です。
厚生労働省の「平成29年(2017)患者調査の概況」のデータをみると、がんに心疾患、脳血管疾患を加えた、いわゆる三大疾病で入院する人は全入院患者の約1/4にあたります。
このような環境時に、就労不能になることが多く、家計にダメージが重くのしかかるため、疾病保障付き住宅ローンを選ぶ方も増えています。
通常の住宅ローンは、団体信用生命保険に加入することが条件となっているため、万が一、借主が死亡した時には住宅ローンが免除されます。
また、疾病付き住宅ローンは、がん、心疾患、脳疾患の三大疾病、さらに高血圧、糖尿病など保障対象となる疾病にかかり、就業不能状態になったときに住宅ローンが免除されるものです。
疾病保障付き住宅ローンは、団体信用生命保険により死亡の時だけでなく、病気による就業不能状態になった時のことを考えて、疾病保障付き住宅ローンを選択することはさらに大きな安心感を得ることができるでしょう。
したがって、疾病保障付き住宅ローンは、死亡だけでなく、病気による就業不能時には残された家族が自宅を手放さなくて済む、という大きな安心感を得られるため、必要なものと言えます。
疾病保障住宅ローンを選ぶときの注意点があります。
疾病保障付き住宅ローンの場合、交通事故(ケガ)で就業不能状態になっても住宅ローンの免除にはならず、住宅ローンは払い続けなければなりません。
また、保険で住宅ローン残高が相殺されるため、相殺の条件が厳しくなっています。
ここでは上で紹介したA銀行の例でみてみましょう。
がんは、所定のがんと医師に診断確定されることが条件ですが、借入日から90日以内にがんになった場合や上皮内がんは対象外になります。
また、急性心筋梗塞・脳卒中は、急性心筋梗塞・脳卒中と診断され、60日以内所定の状態が継続したときが条件になります。
60日以上の労働制限を満たすのは簡単ではありません。上記の条件を満たしている場合は、ローン返済相当額の保険金がおり、この状態が1年間継続するとローン残高がなくなります。
就業不能という状態についても、例えば慢性腎不全で人工透析を受けたり、抗がん剤を投与されたりしながら働き続けると保障は受けられない。
「条件を満たすのはそう簡単ではない」との指摘は多いため、注意が必要です。
基本的に、住宅ローンの金利上乗せ(0.1%~0.3%)のため、借入額及び借入期間が長くなると、保険料負担が重くなります。家計を圧迫することになりかねませんので、注意が必要です。
団体信用生命保険の特約として取り扱っているものは、全額銀行が負担することがあれば、団信保険料は銀行負担、特約保険料は金利上乗せという銀行もありますが、特約だけ中途解約ができない点に注意が必要です。
住宅ローンに付いている疾病保障の保障期間は借入期間と同じで、途中から保障を付けたり途中で保障を解約したりすることはできないため、注意が必要です。
当然ながら保障されるのは、住宅ローンのみとなりますので、がんの治療費の保険が必要な場合は、別途がん保険などに加入する必要があるため、注意が必要です。
がん保険に関しては、『がん保険の必要性を60歳より前と後に分けて考える』を、医療保険の三代疾病保障に関しては、『三大疾病保険の必要性|検討するなら知っておきたい6つのポイント』もご覧ください。
その上で、住宅ローン免除の保障のみで良いか、万が一病気になった時の治療費等も負担するためにこれらの保険に加入するかをご検討ください。
また、無理に保険を分厚くしなくとも、いざという際は自宅を売却する手もあることを頭に入れておきたいです。
間借りできる実家や予算内で入居できる賃貸住宅のあてがあれば、売却もしやすくなります。
住宅ローンの返済を心配するあまり保険料が家計の負担にならないよう注意が必要です。
疾病保障付き住宅ローンは、団信以外にがん保障、三大疾病保障、七大疾病保障といった就業不能時の住宅ローンが免除されます。
保険料は金利上乗せタイプが基本であり、その保険料の負担は借入額、借入期間が長いほど、高くなります。
例えば生涯でがん罹患率は2分の1以上、また、がんに心疾患、脳血管疾患を加えた、いわゆる三大疾病は、日本人の死因の5割を超えているため、疾病保障付き住宅ローンを選ぶことは、就業不能時にマイホームを手放さないために必要なものです。
しかし、就業不能時の要件が厳しいや中途解約できない、住宅ローンの免除のみといった注意が必要です。
民間の就業不能保険という住宅ローンとは別に入れる保険もあり、場合によっては有効です。
2019年10月に消費税が10%になる前に、住宅購入を検討されている人が多いと思います。
住宅ローンを組むときは、上記のことを注意して、金融機関と話を進めていただきたいと思います。
次のようなことでお悩みではありませんか?
・自分にピッタリの医療保険を選んで加入したい
・現在加入中の医療保険の内容で大丈夫か確認したい
・保険料を節約したい
・どんな医療保険に加入すればいいのか分からない
もしも、医療保険についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
日本では、民間保険に入らなくても、以下のように、かなり手厚い保障を受け取ることができます。
多くの人が、こうした社会保障制度を知らずに民間保険に入ってしまい、 気付かないうちに大きく損をしています。
そこで、無料EBookで、誰もが使える絶対にお得な社会保障制度をお教えします。
ぜひダウンロードして、今後の生活にお役立てください。
子供も病気や怪我で入院する可能性があるので、子供向けの医療保険についてのお問い合わせを受けることがあります。 実際、保険の営業マンの中には、「お子様のため」と言って医療保険をすすめる方もいるようです。 しかし、率直に言って、公的保障があることな
長寿大国日本。 UNFPA(国連人口基金)が発表した2022年版世界人口白書によれば、日本人の平均寿命は女性が88歳、男性が82歳で、平均寿命の長さは男女とも世界第1位です。 日本人の3分の2が生活習慣病で亡くなっており、厚生省の「令和元年(2
妊娠・出産には多額のお金がかかり、不安に思っている女性の方も多いのではないでしょうか。 今まで興味のなかった医療保険に加入しようか、検討し始める方もいるでしょう。 妊娠・出産にあたっては、いつまで加入できるかという問題があります。また、医療保険
20代から医療保険に加入するべきなの?どんな保険がオススメなの?と疑問に感じている方もいると思います。 そこで、この記事では20代の人が医療保険を考えるときに重要な以下の3つをお伝えします。 医療保険は20代で必要か 20代で加入する
医療保険はいつから保障されるの?契約するとき必ず確認すべきこと
「医療保険の保障開始日はいつ始まるの?」「保険の申込みをしてからすぐに病気になった場合の保障はどうなるの?」 保険を申込んだはいいものの、病気やケガをしたときに保障がおりなければ、保険に入っている意味がありませんよね。 しかし、実際のところ、保
気をつけて日常を過ごしていても、ケガをしたり病気になったりするリスクを完全になくすことはできません。 万一の時に備え、入院に対する備えはしておきたいところです。 そこで気になるのが、実際に入院するとどの程度お金がかかるのか、ということでしょう。
三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)は、他の病気と比べて重症化しやすく、治療が長期化することが多いです。 それに備えるための保険として三大疾病保険がありますが、どんなものなのか、加入するべきか、加入するならどれを選べば良いのかが気になることと思います
楽しみな海外旅行。ただ、現地で病気・ケガをしたらどうしようという不安はありませんか? 特にはじめて行く土地ではどんな感染症になり、どんな事件に巻き込まれるかわからないと不安になりますよね。 海外の治療費は高額で「ハワイで盲腸になると200万円も
「どういう手術が給付金の対象なの?」「手術給付金額はどれくらい支給されるの?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。 手術給付金というのは簡単にいうと手術をしたときに一時金が受取れるというものですが、これはどの医療保険にも付いています。 医
20代のときは若いから医療保険なんて加入しなくてもいいじゃないかと思っていた方も、30代になると段々と医療保険くらい加入しておかないとまずいのかな?と思うようになる方は多いようです。 しかし、医療保険にはどのような種類があるのか、自分にはどのようなタイプ