火災保険で保険金を請求する際に押さえるべき9つのコツ

住まいが火災や災害、盗難等の被害に遭い、火災保険で保険金を請求することになります。

その場合、受けた損害をカバーするのに必要十分な保険金額を、迅速に受け取りたいものです。

そのためには、ぜひ、知っておいていただきたいコツがあります。

この記事では、はじめに火災保険で保険金を請求する流れを簡単に説明したうえで、火災保険で保険金を請求するに何をすればいいのか、コツをポイントごとにまとめて解説します。

1.火災保険で保険金を請求する大まかな流れを確認しておこう

火災保険での保険金請求のコツをみる前に、保険金を請求する流れを確認しておきましょう。

この流れを覚えておけば、これから紹介する保険金請求のコツをイメージしやすくなります。

1-1.保険会社へ事故があったことを報告

まず火災などにより損害が発生したことを保険会社へ電話などで連絡します。加入時の代理店の担当者に連絡すればスムーズになることが多いでしょう。

その際、契約者名や保険証券番号、損害が発生した日時、状況を、可能な範囲で報告します。

このとき、同時に、保険金が受け取るまでの流れを、担当者によく聞いておくとよいでしょう。

1-2.保険金の請求に必要となる書類の送付

保険会社から、保険金の請求に必要な書類が送られてきます。

内容を確認して、不明な点や疑問点があれば、保険会社や担当者へ問い合わせ、解消しておきましょう。

1-3.保険金の請求に必要な書類の提出

保険会社の指示に従い、保険金請求に必要となる書類を準備して提出します。

この際に提出する書類は保険会社や契約内容によって異なる可能性がありますが、主に以下のものがあげられます。

  • 保険金請求書:保険会社から送られてくる書類に記入して提出します
  • 罹災証明書:管轄の消防署や消防出張所で発行される書類で、罹災した事実、被害の内容を証明するのに使われます。

【罹災証明書イメージ】

  • 写真:被害の状況を撮影した写真を提出します。スマホなどで撮影した画像データを提出するのでも構いません。
  • 修理見積書(報告書):修理業者から取り寄せます。

1-4.【参考】修理がすんでいても3年以内であれば保険金の請求が可能

保険法第95条によって、保険金の支払い請求は火災等の事故から3年以内と決まっています。

逆にいえば、3年以内の損害に関する修理であれば、火災保険の保険金の請求が可能ということです。

過去に行った修理で、保険金の請求ができそうなものがあれば、保険会社へ連絡してみてもよいでしょう。

ただし保険会社に修理の状況などを説明する必要があるので、修理見積書や修理を行った前後の写真などを保存しておく必要はあります。

資料が足りないかもしれないなど不安な点があれば、加入した代理店の担当者や、保険会社へ問い合わせてみましょう。

2.火災保険で適切な保険金を速やかに支払ってもらうコツ9選

では、火災保険で、損害をカバーするのに必要十分な保険金額をより速やかに支払ってもらうためには、どうすればよいでしょうか。

請求の仕方しだいで、受け取れる保険金の額が理不尽に少なくなってしまうことも考えられます。ここでは、そんなことにならないようにするため、適切な額を受け取るためのコツを1つずつ解説します。

コツ1|担当者とできるだけ密に連絡をとる

これは非常に重要なコツです。

保険金を受け取るにあたり、保険会社の担当者と意識の齟齬がないように最大限注意しましょう。

こちらの主張が正確に理解してもらっていなければ、適切な額の保険金が受け取れない可能性がありますし、互いに誤解があって手続きが進まなければ保険金の受け取りが遅れてしまいます。

コツ2|どんな契約内容になっているかしっかり把握しておく

一口に火災保険と言っても、補償内容はそれぞれです。

建物のみ、家財(家具・家電製品・衣類など)のみの補償なのか、あるいはその両方なのかや、損害が発生した際の自己負担額はどのくらいか、そのほか特約は何がついているかなど、契約書類などで確認しておきましょう。

契約書類がなくなったなどで分からない場合は、保険会社へ問い合わせて確認します。

補償範囲を把握しておかないと、正しく保険金の請求ができない可能性があります。

コツ3|速やかに事故の報告を行う

火災などの事故が発生してから時間が経過するにつれ、被害の状況がどんどん風化して証明しにくくなってしまいます。

そのため、できるだけ速やかに手続きをするのが、適切や保険金を受け取るためのコツです。

また近隣地域に共通する大きな自然災害が発生するようなケースであると、保険会社が混み合い保険金の受け取りまでに時間がかかってしまうこともあります。

その際も、できるだけ速やかに対応をすすめることが、早く保険金を受け取るためのコツといえます。

コツ4|「いつ?」「何が原因?」など損害の事実をできるだけ明確に伝える

火災保険では、損害が発生した日時や原因をできるだけ明確にして保険会社へ伝える必要があります。

難しいのは自然災害や盗難被害です。

以下は、損害保険の調査業務に関わっていた経験のある方からうかがったことです。参考にしてください。

自然災害

自然災害の場合、損害が本当に自然災害によって発生したのか、いつの災害によって発生したのか、特定しづらい場合があるので注意が必要です。

たとえば台風の後に家の塀が少し欠けているのを見つけたとして、それがいつどのように損害を受けたのか証明するのは困難でしょう。

そんなときは正直に保険会社側の担当者へ相談して、どのようにすれば良いか助言を得ることをおすすめします。

一つの方法として、気象庁HP『過去の気象データ検索』のコーナーで、最寄りの気象観測所での当日の時間ごとの天気・風速・降水量等の記録を確認することをおすすめします。

最寄りの観測所と、その近くでより詳細なデータをとっている観測所があればそこもチェックしましょう。

盗難

盗難被害の場合、本当にその物を持っていたのか証明するのが難しいことがあります。

たとえば、高価な宝石やブランド物のバッグ、電気機器等については、それを購入した際のクレジットカードの記録や領収書、保証書・証明書が有力な証拠になります。

高価なものであれば、購入店に記録が残っていることもあるでしょう。腕時計等ならば修理記録も有力な証拠になります。

もしもそういった記録がないならば、その被害品を実際に身に付けていたり使っていたりする様子を撮影した写真や、それを収納していた箱や袋等が、有力な証拠になります。

もしも、そういったものもないというのであれば、イラストを描くことで信ぴょう性が多少高くなることがあるそうです。

コツ5|必要な書類は不備のないようにしっかりそろえる

火災保険の請求では、上述したとおり保険金請求書・罹災証明書・修理見積書を作成する必要があるほか、印鑑証明書などを取得しておく必要があります。

また被害内容を証明する写真(画像データ)も必要です。

書類に不備があれば保険金の支払いが遅れる可能性があるほか、最悪保険金の額が少なくなってしまうことも考えられます。

くれぐれも不備のないようにそろえるようにし、不安な点がある場合は必ず保険会社側の担当者へ問い合わせるようにするとよいでしょう。

コツ6|被害の内容がわかる写真をできるだけ多く提出する

被害の内容を証明できる写真(画像データ)は、できるだけ多く提出することをおすすめします。

誰がみても被害状況が一目でわかる写真は、適切な保険金を支払ってもらうのに有効です。

たとえば建物の写真では、損害が生じた箇所をアップした写真のほか、建物全体の写真があるとさらに客観性がましてわかりやすくなります。

また修理の前に応急的な処置をほどこす必要があるような場合は、その前後の写真を撮影しておくようにしましょう。

コツ7|評判のよい修理業者に依頼する

当然ですが、保険の契約者は修理にかかる金額を決定することはできません。

また、修理金額の相場について、たとえば「この工事ならいくら」といった客観的かつ共通する価格表があるわけではありません。

そのため修理業者によっては相場とはかけ離れた高い金額で見積もりをしてきたり、見積もりをとって契約しなかった場合に高いキャンセル料を要求してきたりすることもあります。

そこで地元で評判の良い業者をえらんだり、インターネットの口コミを参考にしたりするとよいでしょう。

修理業者に依頼した経験がある知り合いが近くにいる場合は、紹介してもらうのも1つの手です。

なおくわしくは後でお伝えしますが、なかには契約者に対して不当に保険金を請求させようとする詐欺のような修理業者も横行しているようです。

そのような修理業者にの被害に遭わないようにするためにも、地元の評判や口コミをみて修理業者をえらぶのは有効といえます。

コツ8|保険金額が少ないと感じた場合は異議申立てをする

保険会社は、提出された書類をもとに保険金額を算出します。

ただ、その保険金額が少ないと感じた場合は異議申し立てをすることが可能です。

契約者からの異議申し立てを受けた場合、保険会社は再審査を行い、改めて保険金額を再検討します。

なお「なぜその保険金額になったのか」という根拠は、最初に保険金額が決まった際に保険会社が説明するので、その根拠に反論できる材料は必要となるでしょう。

コツ9|信頼できる担当者がつく火災保険をえらぶ

これは保険金を請求する際、というより火災保険加入時におさえておきたいコツです。

火災保険の保険金を請求するコツとして担当者と密に連絡をとること、というのはすでに述べました。

けれど担当者が信頼できなければ、あまり意味はありません。

そこで火災保険加入時に、信頼できる担当者がつくかチェックしておくこともおすすめです。

保険会社の担当者(営業スタッフ)は、基本的に物腰がやわらかく印象をよくしようと努めているので、「本当に信頼できるか」見抜くのは簡単ではないかもしれません。

ただし、相手を見極めるのに効果的な方法はあります。それは、「台風で雨どいが壊れた場合、保険金はおりますか? 保険金がおりないのはどんな場合ですか?」と聞いてみることです。

なぜなら、火災保険の請求で多いのは台風や竜巻だからです。

経験豊富な担当者ならば、自身の経験に基づいて保険金がおりる事例、おりない事例をわかりやすく説明してくれます。

また仮にまだ経験の浅い新人の担当者であっても、先輩などに確認してしっかり答えてくれる説明してくれるのであれば、信頼できる可能性が高いです。

3.【参考】「火災保険詐欺」には注意が必要

近年、火災保険などの損害保険に関する詐欺が横行しているようです。

独立行政法人国民生活センターが平成30年9月6日に公開した報道発表資料によれば、2017年度は2008年度に比べ30倍以上の相談件数にのぼっているとのことです。

詐欺の手口は、たとえば、火災保険加入者に「火災保険を使って住宅を修理しませんか」と持ち掛けて嘘の申告を行わせ、保険金を受け取らせ、自分は手数料をもらうのです。

嘘が発覚して保険金がおりなかったり、保険金を変換しなければならなくなったりした場合も、「キャンセル料」などの名目で契約者に支払いを請求するわけです。

いかにも「火災保険で家をリフォームできる」と信じ込ませようと巧妙に働きかけてきますが、だまされないように注意しましょう。

上でも書きましたが、修理業者などは地元の評判のよい業者、インターネットなどで口コミの評価がよい業者などをえらぶのがおすすめです。

まとめ

火災保険でより速やかに適切な保険金を受け取るためには、保険会社側の担当者と密に連絡をとりあったり、損害の状況等を証明する写真・画像データ等をできるだけ多く提出したりといったコツがあります。

コツをおさえて対応をすすめないと、支払が遅れたり、最悪の場合、保険金額が不当に少なくなったりしてしまう可能性があります。

火災保険の保険金を請求する際は、あらかじめ請求の流れを把握したうえで、これらのコツをおさえて手続きをするようにしましょう。

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保険の教科書 編集部

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