営業マンに騙されない!誰でもできる自分に合った医療保険の選び方

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医療保険 選び方

医療保険って選ぶのが難しいですよね。営業マンはとても熱心に誘ってくるけど、鵜呑みにもできないし、、、でも、どのような基準で医療保険を選べば良いのかも分からない、、、。

実際、私もそんな相談を星の数ほど受けています。

実は、医療保険は各保険会社が1番力を入れている商品であり、競争によって保険料に大きな差はなくなってきています。また、新商品もどんどん発売され、商品を選択するのも難しくなってきてます。

そこで、今回は誰でも簡単に医療保険を比較出来るポイントをお伝えします。私が医療保険を勉強をして、さらに、多くの方から保険相談を受けてきた経験から培った医療保険の選び方の4つのポイントです。これらのポイントを抑えておけば、自分にピッタリの保険が分かりますし、保険選びで後悔することはなくなると思います。

はじめに:あなたにとって本当に医療保険は必要?

医療保険に関する情報は、テレビや雑誌、インターネット上に溢れています。

例えば、

  • 重病になると何百万も支給される!
  • 高額な先進医療も受けられる

というようなメッセージを見て、「民間の医療保険に入っていなければ、病気になった時に安心して治療を受けられない」という気分になっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、民間の医療保険に入ると全ての治療費が出るというものではなくて、基本的には入院した時に一日当たり○○円が支給されるというものです。つまり、毎月の保険料を払って、将来的に必要になる可能性のある病院代の負担を減らすということが医療保険の趣旨です。

そのため、あくまでも私の個人的な意見ですが、以下のような方には医療保険は不要だと考えています。

  • 貯蓄が十分にある人
  • 払込保険料よりも給付を受けられないと思っている人
  • 会社の福利厚生が充実していて保障が十分な人

逆に以下のような方には医療保険をおススメしています。

  • 現在貯蓄があまりできていない人
  • 小さなお子様がいる人
  • 入院した時の費用負担が不安な人
  • 自営業の人

詳しくは、『医療保険は本当に必要?プロのFPが教える必要な人と不要な人の違い』でご説明させて頂いていますので、ご一読いただけると幸いです。その上で、あなたにとって民間の医療保険が必要と判断されたなら、これからあなたにぴったりの医療保険の選び方をご紹介しますので参考にしてください。

あなたにぴったりな医療保険の選び方

数多くある医療保険の中から一つを選ぶというととても大変な作業のように感じるかもしれません。特に保険に関する知識がない方の場合は、その不安もことさら大きいことでしょう。そして、多くの方が犯してしまいがちな医療保険選びの間違いは、「数ある保険商品の中から、何を選ぶか?」という視点で考えてしまうことです。

しかし、大切なことは、まず「自分にとって必要な保険は何か?」を知り、それに合った保険を選ぶことです。

そして、そのためのポイントは大まかにお伝えすると以下の4つだけです。

4つのステップ

一つ一つご紹介していきます。少し長いかもしれませんが、これをやると保険選びで失敗したり後悔したりすることは大幅に少なくなると思います。ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。

1.医療保険内容の選択

まずは自分に適した医療保険になるように、あなたにとって必要な保険の内容を決めましょう。そのためにやることは以下の2つです。

  • 自分に必要な保障の内容(特約)を選ぶ
  • 保障限度日数を選ぶ

早速ご説明していきます。

1−1.自分に必要な保障の内容(特約)を選ぶ

前述のように、医療保険の基本は、「入院日額」と言って、入院1日当たり○○円の給付が出るということです。これは、どの医療保険でもほとんど差ははありません。

それでは、どこで違いが出るのかと言うと、「特約(オプション)」の部分になります。

例えば、基本のプランでは××病になった時には保険料は支給されないのが、特約をつけたときは、その××病の時にも保険料が支給されるというようになります。自分が気になる病気の保障を特約で上乗せすることもできますのでどんな病気のときに手厚い保障があったほうがいいか整理しましょう。

特にチェックしておきたい代表的な特約の内容は以下の通りです。

  • ①通院特約:医療保険は、入院や手術の時に給付金が支払われるものなので、基本的に通院は保障の対象外です。しかし、最近は病気になった時の入院日数はどんどん短くなっており、逆に通院治療が増えてきています。そして、通院治療でも給付が必要なら通院特約を選ぶ必要があります。通院特約は、通院一回当たりで保障が支給されるものですが、支給のために医師の診断書を必要とするなどの条件があるものもあります。保障金額と支払い条件をしっかりと確認しておきましょう。
  • ②退院特約:退院特約とは、ケガや病気をして入院をした後に退院をすると、退院給付金が支払われるものです。ほとんどの退院特約は、一定期間以上の入院をしなければ支払われないので注意して確認するようにしてください。
  • ③三大疾病特約:三大疾病とは、がん・心筋梗塞・脳卒中のことです。この特約に入っていると、これらの病気をした際に、「所定の状態」になった場合に給付金を受け取ることができます。しかし、支払い条件が「○○日以上仕事ができなくなった場合」など、非常に厳しいものが多いのでしっかりと確認しておくことが大切です。
  • ④がん入院特約:がんで入院をしたときに給付金を受け取れるものです。他にも所定の手術をした時や、診断を受けた時に給付金が出るものもあります。しかし、がんの種類によっては給付金が受け取れないものもあるので、どのがんが対象になっているかはしっかりと確認しておきましょう。
  • ⑤先進医療特約:厚生労働大臣が定める先進医療に該当する治療を受けた時に、その治療の内容に応じて給付金を受け取れるものです。先進医療に関しては、「先進医療特約が必要か迷っている人が知っておきたい6つのポイント」をご覧下さい。
  • ⑥女性疾病入院特約:子宮がんや乳がんなどの女性特有の病気や、甲状腺の障害などの女性に発生しやすい病気で 入院したときに、入院給付金が受け取れるものです。これらの病気で所定の手術をしたときに、手術給付金が受け取れるものもあります。
  • ⑦健康祝金:医療保険の加入後に、一定期間、入院もなく経過した場合に祝金が支払われるものです。

※当然、特約が多くなるほど月々の保険料は高くなっていくので注意しましょう。

1−2.一回の入院あたりの保障限度日数を選ぶ

保障限度日数とは、「1回の入院で何日までが医療保険の保障の対象となるのか?」です。最近では、ほとんどの病気が60日以内の入院で退院できるために、主流は60日のタイプです。

ただ、がん・心筋梗塞・脳卒中など、入院が長期にわたる病気もあります。 そのため、特定の病気に対して入院限度日数を増やせる保険もあります。以下の表は厚生労働省の『退院患者の平均在院日数』をまとめたものです。(単位は日)脳血管疾患や、神経系の疾患などは平均入院日数が60日を超えています。

病気別入院日数

また、平均入院日数が60日以内のものでも、いざ入院してみると治療が長引くケースも稀ではありません。そのため、親族の入院歴などを聞いて、将来的に自分が病気をした時に入院日数が伸びそうなものがあれば、保障限度日数を長くするのも良いでしょう。

2.価格の選択

どのような内容の医療保険に加入するかが決まったら、次に行うのが価格(保険料)の選択です。ここでやるべきことは2つあります。

  1. 払込期間の選択
  2. 保険商品ごとの保険料の比較

具体的にご説明します。

2−1.保険料の払込期間の選択

終身医療保険の場合、保障は一生涯続きます。しかし、「いつまで保険料を払うのか?(保険料の払込期間)」は選択できるようになっています。

保険料の払込期間は以下の2種類です。

  • 終身払い(一生涯払っていきます。)
  • 短期払い(60歳・65歳までなど短く払込みます。)

もちろん、月々の保険料は終身払いのほうが安くなりますが一生涯保険料を支払っていかなければなりません。短期払いは月々の保険料は高くなりますが保険料の払込みが設定した期間で終わるため老後は保険料を支払いたくないという人におすすめです。

2−2.保険商品ごとの保険料の比較

ここまでの内容をもとに保険内容を吟味した結果、特約などをあまり付加せず、シンプルな内容で良いという結論になったのであれば、保険料が割安なものにしましょう。各社ともに、ベーシックな保険の内容はほぼ変わりません。それであれば、少しでも保険料が安く、かつ信頼できる会社のものが良いでしょう。

逆に特約の内容で絞り込んだ場合は、各社によって特約でカバーできる保障の範囲が違うため、保険料を比較する時の選択肢は少なくなっていきます。

肝心の保険料の調べ方ですが、ネット生保の商品であれば、その保険会社のホームページを調べれば分かる場合が多いです。一般保険の会社の場合は、ホームページに保険料が載っている場合と載っていない場合があるので、資料請求をして比較するのが最も確実です。

おまけ:保険料の支払いはクレジットカードがお得

最近では、保険料をクレジットカードで支払うことができる保険会社が増えています。医療保険は保障内容で選ぶのが基本ですが、保険料は長い間支払っていくものなのでクレジットカードでポイントを貯めている人はクレジットカード払ができる保険会社を選択するのもいいかもしれません。

 3.タイプの選択

次に保険のタイプを選択します。ここでやることも2つだけです。

  • 掛け捨て型か貯蓄型を選択
  • 終身医療保険か定期医療保険を選択

3−1.掛け捨て型か貯蓄型の選択

医療保険には掛け捨て型と貯蓄型の二種類があります。両者の違いは以下の通りです。

まずは掛け捨てと貯蓄型の違いと、あなたにとってどちらの方が合っているかの判断基準をお伝えします。

  • 掛け捨てとは?:解約をしたときに払戻金がないものです。保険を解約しても支払った保険料はまったく戻ってきませんので保険料を支払っている間は保障をがあるというシンプルなものになります。
  • 貯蓄型とは?:保険料が積立されており、「解約したときに払戻金がある」「ある一定の期間が来た時に10万円受け取ることができる」など保険料が掛け捨てではなくお金が戻ってくるものです。

掛け捨てと貯蓄型はどう選ぶ?

掛け捨てだともったいないので貯蓄型がいいという人もいますが、実は現状圧倒的に売れているのはシンプルで保険料が安い掛け捨ての商品です。

その理由としては商品自体がシンプルで保険料が安い商品だからです。各社当然売れる商品を開発し販売しますのでシンプルな商品を販売する傾向にあります。そして、実は、貯蓄型のいい商品があまりないから、お客様は掛け捨てに流れているというのが現状です。

昔と違って保険会社も運用に苦慮してるので貯蓄型の商品は出したがりません。

ただ、ここ数年保険料の値下げ競争が続いてきましたがこれ以上の保険料値下げはきびしくなってきています。そこで最近では保険料ではなく他社にはない現状にあったものにし、保障内容で勝負する会社も出てきており、貯蓄ができるような商品も出てくるかもしれません。

もし貯蓄ができるような商品に加入を検討されている場合は、掛け捨てのものに比べて同じ保障内容なら保険料は割高になるので

  • 掛け捨ての商品に比べてどれくらい高いのか
  • そして将来どれくらい戻ってくるのか

以上のことを細かく計算し判断をするようにして下さい。

そして、もし掛け捨ての方がお得だったら掛け捨てを、貯蓄型がお得だったら貯蓄型を選びましょう。

3−2.終身医療保険か定期医療保険を選択

医療保険を大きく分けると保険期間が一生涯続く終身保険と期間が限定される定期保険の2種類に分かれます。

終身医療保険のメリット・デメリット

メリット

  • 保険期間が終身なので解約しない限り保障は一生続く
  • 契約が続いている限り保証は続くので更新などがないため保険料が契約時のまま上がらない。
  • 将来保険料が上がらないので安心。

デメリット

  • 保険料は上がらないが定期医療保険に比べ加入時の保険料が割高。
    (20代の加入時保険料は定期保険の1.5倍くらいになります。)

定期医療保険のメリット・デメリット

メリット

・期間が限定されているので終身保険に比べはじめの保険料が割安。
・終身保険に比べ加入時の保険料が割安なのでもし将来いい商品が発売されたら見直しがしやすい。

デメリット

  • 保険期間が限定されているため更新で保険料が上がる。
    (保険期間が終了するとそのまま保障を続けるときは更新で保険料が上がります。)
  • 更新が80歳までしかできない保険もある。

このように、メリットとデメリットを上げましたが、実は、最近の人気の医療保険に共通しているのは終身医療保険です。

その理由としては保険料が上がらないということです。医療保険は現役世代だけではなく高齢になっても必要なものなので保険料が上がらないほうが安心という人が多いようです。特に若い人は安い保険料がそのまま上がらないのでお勧めです。それに対して定期医療保険は期間が切れると更新で保険料が上がり負担が大きくなってくるので嫌がる人が多いようです。

ご参考までに、終身医療保険と定期医療保険の場合の生涯支払額の違いのグラフをご用意しましたので、ご覧下さい。

保険料 推移

男性が29歳で医療保険に加入したと仮定(※あくまでも一例です。)

このように、平均寿命まで生きた場合、最終的には終身医療保険の方が生涯支払額が少なくなることが多いです。

ただ定期医療保険は、はじめの保険料が安いなどメリットもあるため若くて保険料があまり払えないが大きな保障がほしい、現役世代のうちに現金を貯めていくため老後の医療保険はいらないなど、あなたのライフプランによっては定期医療保険を検討してもいいでしょう。

4.信頼できる保険会社の選択

4−1.保険会社が倒産したらどうなるの?

医療保険を選ぶときに気になるのは保険会社が倒産したときにどうなるのかです。

生命保険会社の経営が破綻した場合でも、契約がなくなるわけではありません。「生命保険契約者保護機構」により一定の契約者保護が図られます。この保護機構には、国内で事業を行うすべての生命保険会社が加入していて、破綻した生命保険会社の契約を引き継ぐ「救済保険会社」あるいは「承継保険会社」に対して必要に応じて資金援助を行います。

  • 救済保険会社が現れた場合
    破綻保険会社の保険契約は、「救済保険会社」による保険契約の移転、合併、株式取得により、破綻後も継続することができます。
  • 救済保険会社が現れなかった場合
    破綻保険会社の保険契約は、「承継保険会社(保護機構が設立する子会社)」に承継される、もしくは「生命保険契約者保護機構」自らが引き受けることにより、破綻後も継続することができます。

生命保険会社の破綻後も、契約を継続できますが、責任準備金(※1)の削減が行われることがあります。この場合、高予定利率契約を除き、破綻時点の責任準備金の90%までは原則補償され、残りの10%については更生計画などにより決定されることとなります(保険金・年金等の90%が補償されるものではありません)。

(※1)責任準備金

生命保険会社は将来の保険金・年金・給付金等の支払いに備え、収入保険料の一部を積み立てています。この積立金を責任準備金といいます。

このように保険会社が倒産をしても全く保障がなくなるわけではなく、ある程度は保障されます。ただ、保障は削減される可能性が高いです。

医療保険は保障内容で商品を選ぶのが基本となりますが、もし倒産に不安がある場合には保険会社の状態を確認しましょう。

まとめ

医療保険に加入する場合には、多くの保険会社が医療保険を販売しており、パンフレットも同じ商品なのにたくさんパターンがあります。結局どれを選んだら良いのか悩まれる人も多いと思います。

あまり難しく考えずに自分にはどの保障が必要か整理し、今の自分に支払っていける保険料を設定しましょう。

医療保険は各保険会社販売してるので、自分で検討する場合は5社くらいの商品の比較をお勧めします。自分で調べてもよくわからない場合は複数の保険会社の商品を取り扱えるファイナンシャルプランナーに相談するのも良い選択肢でしょう。

ただし、いずれにしても保険の加入ばかり勧めてくる人の話を鵜呑みにするのは危険です。

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長井 大輔

長井 大輔

保険のパートナー・保険の教科書 運営責任者、今まで1000名以上の個人・法人のお客様のご相談にお応えしてきた生命保険・社会保障・税務・資産運用に精通しているファイナンシャルプランナー
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